ま(接尾)

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日本国語大辞典 接尾辞 形容詞の語幹や名詞、動詞の未然形、打消の助動詞「ず」などさまざまな語について、そのような状態である意の体言をつくり、さらに助詞「に」を伴って副詞句をつくる。「とひとまに」「まほらまに」「ふつまに」「かえらまに」「逢わずまに」など。
広辞苑 接尾辞 形容詞の語幹、動詞の未然形、打消の助動詞「ず」などに付いて、そのような状態である意を表し、また語調を整える。多く助詞「に」を伴って副詞的に用いられる。 万葉集11「かへら―に君こそ我に 𣑥領巾 (たくひれ)の白浜波の寄る時も無き」。
万葉集15「ぬばたまの夜見し君を明くるあした逢はず―にして今そくやしき」。
古今和歌集恋「懲りず―に又もなき名は立ちぬべし人憎からぬ世にし住まへば」
大言海 接尾辞 モノノ狀態ヲ云フトキニ、添フル語。 萬葉集、十五 三十六 「ヌバタマノ、ヨル見シ君ヲ、明クルアシタ、アハズ()ニシテ、今ゾクヤシキ」
古今集、十三、戀、三「コリズまニ、又モナキ名ハ、立チヌベシ、人ニクカラヌ、世ニシ住マヘバ」

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最終更新:2023年08月20日 22:12