アットウィキロゴ

はふ(延)

広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 他動詞 ( 「はう」に対応する他動詞形 )
① 糸・紐(ひも)・綱や、布・袖などを長く引きのばす。のばしひろげる。長くはわせる。
万葉集(8C後)五・八九四「墨縄を 播倍(ハヘ)たる如く」
② 転じて、心情、ことばなどを相手に届くようにする。心をよせる。ことばをかける。 古事記(712)中・歌謡「蓴(ぬなは)繰り 波閇(ハヘ)けく知らに 我が心しぞ いや愚(をこ)にして 今ぞ悔しき」
③ 数を順次ふやす。 浄瑠璃・吉野忠信(1697頃)三「数へて見ればこはいかに十といひつつ四つはへて」
大言海 他動詞 〔這ひ經るノ意、()ふニ通ズ〕
這ハス。延ベ引ク。張リワタス。ウチハフ。
萬葉集、十八 廿九 「佐百合花、(ユリ)モ會ハムト、下波布流、心シナクバ、今日モ歷メヤモ」
新古今集、三、夏「玉柏、シゲリニケリナ、五月雨ニ、葉守ノ神ノ、 標繩 (シメ)はふるマデ」
崇神紀、四十八年正月「繩(ハヘテ)四方、逐粟雀
萬葉集、五 三十一 長歌「墨繩ヲ、播倍タル如ク」
伊勢集「 引板 (ヒタ)はへテ、モル綱ヲノミ、ヒクトキハ、稻葉ニ露ゾ、トマラザリケリ」
古今集、四、秋、上「七夕ニ、カシツル絲ノ、打チはへテ、年ノヲ長ク、戀ヒヤワタラン」
夫木抄、十二、田「綱はへテ、モリワタリツル、ワガ宿ノ、ワサ田カリガネ、今ゾナクナル」
萬葉集、十 四十七 「足引ノ、山田ツクル子、ヒデズトモ、繩ダニ(ハヘ)ヨ、モルトシラナム」
動詞活用表
未然形 はへ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 はへ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 はふ べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 はふる も、かも、こと、とき
已然形 はふれ ども
命令形 はへよ

広辞苑は同じ見出し語の扱い。「はふ(這)」を参照。

検索用附箋:他動詞下二段

附箋:下二段 他動詞

最終更新:2026年04月18日 15:44