ゆ（柚）

辞書	品詞	解説	例文	漢字
日本国語大辞典	名詞	植物「ゆず（柚）」の異名。また、ユズの実。	〔二十巻本和名抄（934頃）〕 ※蜻蛉（974頃）上「あしげなるゆや梨やなどを」	柚
広辞苑	名詞	ユズに同じ。〈[季]秋〉	〈倭名類聚鈔17〉。 日葡辞書「ユ、また、ユノス」	柚
大言海	名詞	芸香 (ヘンルウダ)科ノ常綠樹ノ名。高サ十尺ニ達シ、樹ノ狀、 橙橙 (ダイダイ)ニ同ジ。但シ、葉、稍、長クシテ、平タカラズ、本ノ 缺 (キザ) 葉 (ハ)モ狹小ナリ。夏ノ初、小白花ヲ開ク。ユノキ。ユウ。ユズ。實ヲ、 柚子 (ユズ)、 柚 (ユ)の 實 (ミ)ナド云フ。 香橙 (クネンボ)ノ如ク、又、蜜柑ノ如ク、稍、扁圓ナリ、色、黃白ニシテ、皮、厚ク、肌、粗シ、味、極メテ酢ク、皮、馨シ。冬閒、皮ヲ吸物ノ吸口トシ、汁ヲ酢ノ用トス。柚子 又、 花 (ハナ) 柚 (ユ)ト云フハ、樹小サク、實ハ、蜜柑ノ大キサニテ、皮ニ疣多シ、樹ニ在リテ久シク落チズ、故ニ 常 (トコ) 柚 (ユ)、 常柚 (ジヤウユ)ナドノ名アリ、色ノ靑キ時ニ、皮ヲ剝ギテ、酒食ノ香氣ヲ助ク。又、花ヲモ用ヰルガ故ニ名アリ。實、熟スレバ食用トセズ。邏柚 小柚	倭名抄、十七 五 菓類「柚、由、似 レ 橙而酢」 宇津保物語、藤原君 三十 「マウボル物、日ニ橘一ツ、ゆ三ツ」 蜻蛉日記、上、下 十六 「アシゲナルゆヤ、梨ヤナドヲ、ナツカシゲニモタリテ、食ヒナドスルモアハレニ見ユ」	柚

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