あぎ(齶・顎・腭)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 上あご。あぎと。一般に「あご」の古名。⇔頤(おとがい) ※十巻本和名抄(934頃)二「腭 唐韻云腭〈音蕚字亦作咢阿岐〉口中上腭也」 腭・顎
② 魚のえら。あぎと ※享和本新撰字鏡(898‐901頃)「鰓 魚乃安支」
[語誌]古くは口蓋部分を指した。中世では謡曲の伝書類に発声法を示すために、このアギが用いられている。→あぎとあごおとがい
広辞苑 名詞 あごあぎと 〈倭名類聚鈔6〉 顎・腮
大言海 名詞 (ウハ)()ノ約。うはて((ウハ) 之方 (ツヘ))、あて(貴)。うはむく(上向)、あふぐ(仰)〕
(一){口中ノ上部ノ骨。ウハアゴ。((オトガヒ)、卽チ、 下腭 (シタアゴ)ニ對ス)
倭名抄、三「腭、口中上腭也、阿岐」 齶・顎・腭
(二){魚ノ(エラ) 字鏡 七十一 「鰓、魚乃安支」
(三)あぎと(逆鈎)ヲ見ヨ。

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最終更新:2024年05月06日 18:57