あし（銭）

日本国語大辞典
広辞苑
辞書	品詞	解説	例文	漢字
大言海	名詞	〔晉書、隱逸傳、魯 褒錢 (ノ)神論ニ、無 レ 翼而飛、無 レ 足而走、ト云ヒシヨリ起レル語ナリ、白玉蟾詩「腰下有 二 錢三百足 一 」料足、要脚、ナドトモ云フ、仁德紀、四十三年九月ノ條ニ、鷹ノ 足 (アシ) 緖 (ヲ)ニ、 緡 (アシヲ)ト記セリ、緡ハ、正字通ニ、錢之貫者、爲 二 緡錢 一 トアリテ、 錢緡 (ゼニサシ)ナリ、平安朝頃ノ訓點ナルガ、常時モ、錢ヲ、あしト云ヒタルカト思ハルト云フ〕 錢ヲ、支拂フニ就キテ云フ語。要脚。料足。婦人語ニ、おあし。	御成敗式目「關東御家人、以 二 月卿雲客 一 爲 二 聟君 一 、依 レ 讓 二 所領 一 、公事 足 (アシ)減少事」 徒然草、五十一段「龜山殿ノ御池ニ、大井川ノ水ヲマカセテムトテ、云云、水車ヲ作ラセラレケリ、多クノあしヲ賜ヒテ、數日ニ營ミ出シテ、カケタリケルニ」 謠曲、蘆刈「蘆ヲ取運ビテ、此市ニ出ヅル蘆數ニ、おあし添ヘテ召サレヨヤ」 太閤記、十六、醍醐花見事「茶屋ニ、燒餅アリシヲ、御心ヨゲニ上リシカバ、茶屋ノかか、兩ノ御手ニスガリ、おあし給ハリ候ヘ、ト申セバ」（節文）	錢

日国と広辞苑は同じ見出し語の扱い。「あし（足・脚）」を参照。

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