あは(淡)

広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 (形容詞「あわい」の語幹) あっさりしていること。 ※源氏(1001‐14頃)竹河「待ちつけたてまつりたるかひなく、あわの御ことわりや」
名詞 (形動) (淡と泡とをかけて、多く「あわに」の形で用いる) 消えやすいさまにいう。はかなく。たよりなく。 ※枕(10C終)九〇「うはごほりあはにむすべるひもなればかざす日かげにゆるぶばかりを」
大言海 名詞 〔景行紀、五十三年十月「至上總國、從海路 淡水門 (アハノミナト)」(古事記ニ、東之淡水門)トアルハ、後ノ 安房 (アハ)國ナレバ、あはノ假名遣ナリ〕
(一){味、薄キコト。
淡海 (アハウミ)」(鹽氣ナキナリ)
(二){ 淡淡 (アハアハ)シキコト。スゲナキコト。ツレナキコト。冷淡 源、四十三、竹河 四十三 「對面ノツイデニ、(ウレ)ヘ聞コエムト、待チツケ奉リタルカヒモナク、ノ御コトワリヤト、打笑ヒオハスル」
細流抄、あは「あはあはしきナリ、淺淺ト、カロキヤウノコトナリ」
(三)眞心ヲ籠メヌコト。淺薄 續後拾遺集、十三、戀、三「石川ヤ、あはニ契リヤ、結ビオキシ、花田ノ帶ノ、移リヤスサハ」(こまびとノ條ノ、催馬樂ノ石川ヲ見ヨ)

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最終更新:2023年10月15日 17:08