あみ(醤蝦・糠蝦・苗蝦)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 甲殻類アミ目アミ科に属する種類の総称。一見エビに似た小動物で、大きさは二~三センチメートル。雌が保育嚢をもち、胸部後方節を露出することなどでエビ類と異なる。塩辛、佃煮として食用にするほか、魚類のえさ、漁のまきえに用いる。東京湾、浜名湖、伊勢湾などが産地。こませ。あみえび。あみざこ。あみじゃこ。ぬかえび 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕 醤蝦・海糠
広辞苑 名詞 アミ目の甲殻類の総称。形はエビに似るが小形で、(はさみ)をもたない。体長1センチメートル内外。海産種が多く、沿岸から深海まで約1000種が知られている。釣りのまき餌にするほか、佃煮として食用。コマセアミ・イサザアミなど。 新撰字鏡9「䲑、阿弥」 醤蝦
大言海 名詞 〔あみ(エビ)ト云フガ、成語ナルベシ、出雲國ニテハ、約メテ、あめびト云フ、然レドモ、あみノ意、詳ナラズ、倭訓栞、あみ「醬蝦ヲ、あみト云フ、 海蟲 (ウナムシ)ノ義、う、な、反、あ。む、し、反、みナリ」( 白蟲 (シラムシ)(シラミ))イカガアルベキ、あみざこト云フざこハ、 雜魚 (ザコ)ナリ〕
(エビ)ニ似テ、小サキモノ。大キサ四五分、夏ヨリ秋ニ至リ、泥海ニ生ズ、白クシテ、首尾赤シ。アミザコ。備前國、肥前國ヨリ、し()からトシテ出スモノ。蝦醬
倭名抄、十九「海糠魚、阿美」
山家集、下、備前國、兒島「あみト申スモノヲ捕ル所、云云、長キ竿ニ袋ヲツケテ、タテワタスナリ」
和爾雅(元祿)六「 醬蝦 (アミ)、苗蝦」
本朝食鑑(元祿)九「鮩、訓阿美、或曰阿美佐古
和漢三才圖會(正德)五十一「糠蝦(本草綱目)阿美、俗云阿女、云云、備前海上、多以布網之作醢、名 糠蝦鹽辛 (アミノシホカラ)
醬蝦・糠蝦・苗蝦

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最終更新:2023年10月23日 19:21