あや(奇)

広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 形容動詞 (「目もあや」の形で) 見て不思議に思うさま。驚くばかりだ。 ※源氏(1001‐14頃)若菜上「いと、目もあやにこそ、清らに物し給ひしか」
※御伽草子・秋の夜の長物語(南北朝)「急持ちて行きたるに律師目もあやに悦て」
奇・怪
[語誌]上代の副詞「あやに」から転じたものか。「目も」を受ける用法に限られ、見て驚くさまを表わすのは同形語「あや(文=彩)」への類推があったか。多く、賛美する表現で用いられる。
大言海 副詞 あやにヲ見ヨ。

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最終更新:2024年05月06日 19:54