ある(生)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 自動詞 神霊、天皇など、神聖なものが出現する。転じて、生まれる。 ※古事記(712)中「然して阿礼(アレ)坐(ま)しし御子の名は、日子八井命〈略〉三柱なり」
※頸縊り上人(1922)〈菊池寛〉「あはれ、男皇子(みこ)などの一日もはやく、産(ア)れませよかし」
現・生
[補注]「ある」は、神霊の出現あるいは神霊の意志の顕現を意味することが多く、元来は「うまれる」とは異なる意である。類語「うまる」は元来出生を意味する。
広辞苑 自動詞 (神聖なものの出現に使われる)この世に出現する。現れる。転じて、生まれる。 古事記中「その御子は―・れましつ」 生る
大言海 自動詞 ()るニ通ズト云フ、((アニ)(ナニ)。などか、あどか)新ニ()る意〕
(一) ()アラハル 出現 (シユツゲン)ス。
神代紀、上「天先成、而地後定、然後、 神聖 (カミ)(アレマス)( ニ)
萬葉集、三 三十七 長歌「久堅ノ、 天原 (アマノハラ)ヨリ、 生來 (アレコ)シ、神ノ(ミコト)」(天忍日命ヲ云フ)
(二) (ウマ) 誕生 (タンジヤウ)ス。他動詞ニハ、あらすトナル。(卽チ、()むナリ)あれますノ條ヲ見ヨ。
動詞活用表
未然形 あれ ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし
連用形 あれ たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 ある べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 あるる も、かも、こと、とき
已然形 あるれ ども
命令形 あれよ

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附箋:下二段 自動詞

最終更新:2024年05月06日 20:05