あれ(村)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 村。ふれ ※書紀(720)神武即位前(寛文版訓)「遂に邑(むら)に君(きみ)有り、村(アレ)に長(ひとこのかみ)有りて、各自(みづか)ら疆(さかひ)を分ちて用て相凌(あひしの)ぎ躒(きしろ)は使めつ」
[語誌]語源については、「ありか(在処)」の変化したものとする説があるが、未詳。「つのさはふ石村(いはれ)も過ぎず」〔万葉‐二八二〕の「石村」は地名「いはれ(磐余)」の借訓であるが、「村」に「あれ(または、ふれ)」の訓のあった証拠である。
広辞苑 名詞 ふれ」に同じ。 神武紀(一本)「―に(ひとごのかみ)有り」
大言海 名詞 (アリ)ト通ズルカ、( 皂皮 (クリカハ)、くれかは。やつがり、やつがれ) 在處 (アリカ)(住地)ノ意ナラムト云フ、倭訓栞、あれ「村ヲ、日本紀ニ()メルハ、ありかノ義ナルベシ」〕
(ムラ)ノ古言。
神武紀(ムラニ)君、(アレニ)長」私記「安禮」
景行紀、四十年七月「(アレニ)之無長、邑之勿首」

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最終更新:2024年05月06日 20:07