あれ(嗟)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 感動詞 意外なことが起こって驚いた時や、不審に思う時などに発することば。あれよ。あれん。 ※高野本平家(13C前)九「めのとの女房打おどろき〈略〉あれよあれとぞあきれける」
※小公子(1890‐92)〈若松賤子訳〉前編「アレ、…かあさんに逢(あひ)に来ないんですか?」
広辞苑 感動詞 (「あれあれ」と重ねても用いる)驚いた時、不審に思う時に発する声。 「―、おかしいな」
大言海 感動詞 〔あらノ轉、其條ヲ見ヨ(いづれ、いづら)〕
驚キテ發スル聲。重ネテ、あれあれ。
徒然草、二百三十段「殿上人ドモ、黑戶ニテ碁ヲ打チケルニ、御簾ヲ揭ゲテ見ル者アリ、誰ソト見向キタレバ、狐、人ノヤウニ、ツイヰテ差(ノ?ソ)キタルヲ、あれ、狐ヨ、トドヨマレテ、惑ヒ逃ゲニケリ」
吉野拾遺(正平)下、鵜川ニ網ヲ入レテ水ニ落ツ「烏帽子バカリ、水ノ上ニ見エケルヲ、あれあれト云フガウチニ、顏バカリ差出シテ、打笑フ」

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最終更新:2023年11月03日 20:29