「バカな 私は信じぬ 海賊ごときに、この私が」
【名前】 |
参謀長ダマラス |
【読み方】 |
さんぼうちょうだまらす |
【声】 |
石井康嗣(ゴーカイジャー) |
【登場作品】 |
海賊戦隊ゴーカイジャー など |
【登場話】 |
第1話「宇宙海賊現る」~ 第15話「私掠船現る」 第17話「凄い銀色の男」~ 第19話「15戦士の鎧」 第21話「冒険者の心」 第22話「星降る約束」 第24話「愚かな地球人」~ 第34話「夢を叶えて」 第36話「相棒カイゾク」~ 第38話「夢を掴む力」 第41話「なくしたくないもの」~ 第43話「伝説の勇者に」 |
【所属】 |
宇宙帝国ザンギャック |
【分類】 |
参謀長 |
【強化武装】 |
ダマラソード、ダマランチャー |
【特殊任務】 |
第二次地球侵略・参謀長 |
【モチーフ】 |
ガードノイド・ガッシュ |
【名前の由来】 |
黙らす |
【詳細】
ザンギャックの参謀長。別名「宇宙最強の軍師」。
ザンギャックでも名が知られ、化け物じみた途轍もない戦闘力や冷徹な頭脳を併せ持つ最強格の戦士。
「ダマラソード」と呼ばれる大型の剣を一振りして飛ばす衝撃波は相手に致命傷を与え、更に特殊ジャケットの袖には6連式のガトリング砲「ダマランチャー」を隠し持ち、死角からの相手にも瞬時に反撃できる。
実力は単身でゴーカイジャーを苦しめ、真の姿に変貌したバスコも追い込んで降伏させ、強制的に協力させる程の凄まじい強さを誇る。
賞金稼ぎキアイドーは一目見ただけで「お前なら俺を楽しませてくれるかもな」と実力に気付いている。
皇帝アクドス・ギルに
司令官ワルズ・ギルの補佐兼作戦参謀として同行を命じられ、ワルズ・ギルを「殿下」と呼び、意固地で能力に見合わないプライドの高さを持つワルズ・ギルを上手く往なしつつ的確な助言を献上。
胸の内では器の小ささを蔑視しているのか、第4話で
行動隊長ゾドマスがパフォーマンスとしてウサギ型に切り分けたリンゴを食べた事で御満悦の「ワルズ・ギル」を尻目に「子供騙しの小技は必要ない」と一蹴し、地球破壊命令を下している。
第18話でも渾身の作戦を破られたショックのあまりに「ワルズ・ギル」が気絶している時も「いない方が静かだ」と発言していた事もある(作戦を立案したワルズ・ギルの冷酷さに1人で戦慄してもいる)。
第14話では目眩を起こして倒れたワルズ・ギルに思わずに動揺し、第29話でワルズ・ギルが「作戦失敗と風邪の悪化」というダブルパンチで重体になった際は「殿下」の発音が悲鳴交じりになる程に取り乱しながら駆け寄り、第33話で食欲がないワルズ・ギルを心配したりと面倒見がいい。
第38話でワルズ・ギルが戦死した際は遺体を抱えながら後悔の念を漏らす。
上述の通りにワルズ・ギルに対する忠誠心は決して嘘ではなかったが、「アクドス・ギル」に「殿下には司令官は荷が重い」などと申告していた事を知られて不信感を持たれ続け、最後まで想いが届く事はなく「ワルズ・ギル」は亡くなる。
その後は復讐の機会を伺うが、第41話でアクドス・ギルと皇帝親衛隊が登場。
2大親衛隊員に制裁を加えられ、ワルズ・ギルを戦死させた責任を問われて投獄されるが、第42話で
開発技官インサーンの助力によって釈放され、出撃命令を下される。
「バスコ」とは以前より知己だったらしく、真の姿も知っている素振りを見せ、ワルズ・ギルに知られない形で情報交換をした結果、赤き海賊団を壊滅させたものの互いに信用はしていない。
地球を守る義理はないゴーカイジャーが地球に居座っている事に当初から疑念を抱き、度重なる作戦失敗に怒ったワルズ・ギルと特務士官バリゾーグが作戦を練り直すのに留守にした際、スニークブラザースにゴーカイジャーの情報を収集させ、彼らの目的が「レジェンドの『大いなる力』を集める」という事を知る。
直後の第9話ではゴーカイジャーとほぼ同じタイミングで天空島を発見、
行動隊長バウザーを派遣。
ガオライオンの反撃で失敗し、作戦内容も「ワルズ・ギル」にバレてしまい、入手した情報を話すが、「大いなる力」を「小さいもの」と考えている「ワルズ・ギル」に取り入って貰えなく失敗。
出撃命令が下った第42話では脅迫した上で従えたバスコと共にゴーカイジャーを苦しめ、
旗艦ギガントホースに連れ帰ったマーベラスを皇帝の指示により地球で公開処刑にしようと目論む。
残る2つの大いなる力を求めるバスコの裏切りで背中を刺され、バスコを吹き飛ばすもゴーカイジャーの反撃に怯み、ライジングストライクに耐えてみせるが、続け様にグリーンチャージで放たれた2発目の「ライジングストライク」により敗北。
その直後、巨大化ビームを浴びて巨大化する。
ゴーカイオー、豪獣神と交戦、劣らぬ戦闘力でゴーカイオーと豪獣神を苦戦させるが、召喚された大いなる力(マジドラゴン、パトストライカー、ガオライオン、風雷丸、マッハルコン)の攻撃で武器を失い、最期はカンゼンゴーカイオーと4体の「ゴーカイカンゼンスーパーバースト」を受け爆散した(上記の台詞はその際のもの。)。
敗北で「アクドス・ギル」はゴーカイジャーに対する認識を改め、ザンギャックの戦力は再編される事になる。
ザンギャック側から裏切り者扱いされた一方のバスコは再び賞金首の海賊となり、大いなる力に関心を持つ者を失ったバスコは
宇宙猿サリーを使った最終作戦を実行する。
【特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE】
ゴーカイジャー3人(グリーン、ピンク、シルバー)と交戦するが、ゴウライジャー、シュリケンジャーに豪快チェンジした3人に倒された。
【スーパーヒーロー大戦Z】
スペース
ショッカー(宇宙犯罪組織マドー)の怪人として登場。
【余談】
巨大化した初期幹部は同個体だけとなる(ワルズ・ギル(後に『スーパーヒーロー大戦』で巨大化する)とインサーンは巨大化せず、巨大ロボに乗り込んで操縦し、バリゾーグは等身大のままで倒された。)。
ワルズ・ギルにゴーカイジャーを侮らないように注意していたが、自身はグリーンを侮った事が敗因となった。
東映公式サイトのスタッフは「洋画に出てくる黒人シークレットサービス見たいな立ち位置のキャラクター」と
コメントしている。
デザイナー・篠原保氏によれば、「『超獣戦隊ライブマン』のガードノイド・ガッシュもモチーフに入れている」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。
胸部には特徴的な紋様があるが、デザイナー・篠原氏によると「(特に意味はなく、)ただの胸毛」らしく、他にも「何も知らない他のスタッフに『あれって、ザンギャックの紋章か何かですか?』と聞かれた際は『胸毛ですよ』とよく速答し、爆笑していた」とコメントしている(原画集『ザンギャックワークス~LOG~』より)。
『ゴーカイジャー』で声を演じる石井康嗣氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は初となるが、スタッフは選出に苦労した事を仄めかしている。ゴーカイグリーン/ドン・ドッゴイヤー(ハカセ)役の清水一希氏の小学校時代の同級生の父親。
最終更新:2017年07月26日 17:11