どこにでもあるような公園に服を全く着てない彼はたたずんでいた
「長々と試してみたが私の力は一般人くらいしかないようだな、もう少し力があると思ったのだが」
そう言いながら木製ベンチに腰を下ろし、デイバッグの中身を調べ始める
「加えて何度か確認したが支給品も特殊なものは無し、移動だけでもかなり厳しいな。
先ほどの放送で埼玉に扉があるのが分かったがこのままではとても間にあいそうにない」
ここは山形県いくら縮小されているといっても埼玉まではかなりの距離があるだろう
ましてや今のところ彼には自分の足しか移動手段がないのだから
「だがしかしこの殺し合いを止める力はなくても、誰かを助けることならできるかもしれないのなら行かねばな」
そして彼は決意の言葉と共にデイバッグを背負い立ち上がる
「そう私はいわば分身!ならばやることは一つ!本体がさらに出番が増えるように美味しい場面を持っていく事だ!!」
その身に一糸も纏わぬ彼の姿は…………………ゾフィーだった
──彼の名は異例の終わりを迎えたウルトラマンバトルロワイヤル。その最終話書き手の一人208
その最終話は参加者が死に絶えたロワ会場にゾフィーがやってくる(ロワ参加者数分の命をもって)という場面で締め括られている
208はそのゾフィー部分を書いた書き手だ……………最も書いたのは1行なのだがそれでもまとめにはしっかりと載っている
よって姿は人間大のゾフィーになるのは当然だった
「力も支給品もないが、美味しい所を持っていくこと可能にするためのものは私は持っている。
自分とは別の54個の命!いかに制限がかけられていようとも瀕死の人間に10個くらい使用すれば
一命を取り留めるくらいはできるだろう」
そして208は公園を出、一路埼玉へ向けて歩き始める
「活躍するためには、是非とも埼玉で起きるであろう大規模な戦いの終わりごろに介入したい。途中で何か足があればいいが……」
果たして208がこのあとどうなるのか誰にもわからない
【一日目・早朝/山形県】
【208@ウルトラマンバトルロワイヤル】
【状態】普通
【装備】命:54個
【道具】基本支給品、不明支給品無し
【思考・行動】
基本方針:思考も大体ゾフィーだからゲームを止めるために動く
1:某所でのゾフィーの出番が増えるように目立つ
2:目立てそうな埼玉へ行く
※姿はゾフィーですが空を飛んだりビーム等の特殊能力はないようです。また体力等も普通の人間の範囲です
※命:死んだ者を蘇らせることが出来るが、このロワにおいて他者に与えられるか、
また与えてもどの程度の効果があるか現段階では不明
なお54はウルトラマンバトルロワイヤル参加者数分である
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最終更新:2009年06月13日 11:21