「バトルロワイアル、か……」
周囲がよく見渡せる丘の上にて、俺は静かに呟く。
不思議と、こんな状況だと言うのに、それほど混乱はしていなかった。
それは決して、自分がパロロワの書き手として、少なからずロワについて理解しているから、と言う理由からだけではない。
俺がすでに、自分自身がなすべきことを、やらなくてはならないことを知っているからだ。
熱血王子。
クールなロリスキー。
忘却のウッカリデス。
地球破壊爆弾No.V-7。
静かなる~Chain-情~。
素晴らしきフラグビルド。
『書き手ロワ2nd』からの参加者として、『らき☆ロワ』に参加した六人の書き手。
彼らが、必死に生き抜こうとする様を、俺はずっと見てきて、時には書いてきた。
だから、俺は理解しているのだ。
彼らと同じ状況に陥った今、自分が何をするべきなのかを。
俺の名は至高の尻叩き、またの名は
尻・叩・きでフィニッシュ!
住人達より与えられた、この名誉ある名にかけて、
殺し合いに乗る者も、他者を利用しようと企む者も、
――見敵・必叩(サーチ・アンド・シリタタキ)!
俺のこの手が真っ赤に燃える。
尻を叩けと轟き叫ぶ。
犠牲者なんて出すものか。
マーダーなんて、一人残らずこの俺が更正させてやる。
そのための『力』は――俺の手にあるッ!
「武装――練金!」
俺の叫びに呼応して、右手に巨大でメカメカしい拳が装着される。
右篭手(ライトガントレット)の武装練金、『ピーキーガリバー』。
拳を巨大化させる特性を持つこの武装練金さえあれば、
俺は俺の戦いを――尻叩きを、どんな強者が相手だろうと満足に行うことができる。
「マーダーめ、尻を洗って待っていろ! 尻叩きの力で、必ずお前達を更正させてやる!」
【一日目・深夜/石川県】
【尻・叩・きでフィニッシュ!@らき☆ロワ】
【状態】健康
【装備】核金(ピーキーガリバー)@
漫画ロワ
【思考】
基本:マーダーの(尻叩きによる)更正
1:マーダーを(尻叩きで)更正させる
【核金(ピーキーガリバー)@漫画ロワ】
武装練金に登場した、子供から大人まで、誰でも使用できる便利アイテムの核金の一つ。
ピーキーガリバーを作動させなければ、微力ながら治癒能力を持つ。
漫画ロワでは、核金が多数支給されたことにより、一般人とフリークどもの差が結構縮まった。
ピーキーガリバーの特性としては、拳が巨大化する。以上。
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最終更新:2009年03月26日 14:49