「またかよまた参加か、いったい何度目なんだ俺」
腕を組み、激しい独り言をつぶやく男が一人。
その男は、服を着ていなかった。いや、着る必要がなかったというべきか。
銀色のボディ。その上を這う黒いライン。黒い2枚の羽根。胸に輝く鉱石、カラータイマー。
ぶっちゃけ、まんまユーゼフォンこと超神ゼスト・ラーゼフォンだった。
「一回目はDG細胞入りの男、二回目はディストラだったし……いやまあ順当かもしれんがこれはないんじゃないか?」
男の名は、
『超神』こと◆ncKvmqq0Bs。
スパロワで
名無しのころから数多くのバトルを生み出してきた書き手だ。
最近完結したものの、スパロワ自体3年と長寿ロワだったせいか『超神』はこの手のロワに何度となく参加経験がある。
ただ、その思い出はいつもほろ苦いものだったが。
「初代は軍曹氏と組んだのはいいけどそれっきり、んでもって次はふらふらして巻き込まれて死んだっけ、俺」
そう、彼は毎回なぜか、ほとんど記憶に残るようなことをせず、死んでいるのだ。
なんでか知らないがそういう天命の下生まれてしまったのだろう。
「だが! 今回はそんなことにならないようにしてやる! どーせ書き手ロワ、常人なんていやしねぇ。
それに……どうせユーゼフォンの『役割』が与えられたんだ。それに見合うバトルってもんをみせてやんよ」
ユーゼス顔に激しく似合わない台詞を、拳を振り上げ『超神』は叫ぶ。
「いままでは悩んでたのが良くなかった! これからは悩まずストレートに派手にできるのがいい!
俺は……せっかくだからマーダーを選ぶぜ!」
そう、それは宣言だった。バトルで戦う以上、消耗し、摩耗し、おそらく死ぬだろう。
それでも、人の記憶に残るような光さえ放てればいいと。バトルを多く書くものとして、そうありたいと。
速筆に支えられたスピード、数々の戦法を生み出した技巧、その力技の超展開。
それら全ては、ただ戦いのために。
「よし、まずはガンガン飛んで人を探すか!」
ふわりと、『超神』ユーゼフォンの体が浮かび上がる。
そして、風を切ってすさまじい速さで飛び出した。
【宮城県・一日目・深夜】
【『超神』@スパロワ】
【状態】:健康、テンション高い
【装備】:なし
【持物】:基本支給品(水一本消費)、不明支給品1~3
【思考・行動】
基本思考:ゲームに乗って輝く。
1:無差別マーダー
【備考】CPSの状態に関しては不明。大きさは、人並み
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最終更新:2009年03月26日 14:48