007

「またかよまた参加か、いったい何度目なんだ俺」

腕を組み、激しい独り言をつぶやく男が一人。
その男は、服を着ていなかった。いや、着る必要がなかったというべきか。
銀色のボディ。その上を這う黒いライン。黒い2枚の羽根。胸に輝く鉱石、カラータイマー。
ぶっちゃけ、まんまユーゼフォンこと超神ゼスト・ラーゼフォンだった。

「一回目はDG細胞入りの男、二回目はディストラだったし……いやまあ順当かもしれんがこれはないんじゃないか?」

男の名は、『超神』こと◆ncKvmqq0Bs。スパロワ名無しのころから数多くのバトルを生み出してきた書き手だ。
最近完結したものの、スパロワ自体3年と長寿ロワだったせいか『超神』はこの手のロワに何度となく参加経験がある。
ただ、その思い出はいつもほろ苦いものだったが。

「初代は軍曹氏と組んだのはいいけどそれっきり、んでもって次はふらふらして巻き込まれて死んだっけ、俺」

そう、彼は毎回なぜか、ほとんど記憶に残るようなことをせず、死んでいるのだ。
なんでか知らないがそういう天命の下生まれてしまったのだろう。

「だが! 今回はそんなことにならないようにしてやる! どーせ書き手ロワ、常人なんていやしねぇ。
 それに……どうせユーゼフォンの『役割』が与えられたんだ。それに見合うバトルってもんをみせてやんよ」

ユーゼス顔に激しく似合わない台詞を、拳を振り上げ『超神』は叫ぶ。

「いままでは悩んでたのが良くなかった! これからは悩まずストレートに派手にできるのがいい!
 俺は……せっかくだからマーダーを選ぶぜ!」

そう、それは宣言だった。バトルで戦う以上、消耗し、摩耗し、おそらく死ぬだろう。
それでも、人の記憶に残るような光さえ放てればいいと。バトルを多く書くものとして、そうありたいと。
速筆に支えられたスピード、数々の戦法を生み出した技巧、その力技の超展開。
それら全ては、ただ戦いのために。

「よし、まずはガンガン飛んで人を探すか!」

ふわりと、『超神』ユーゼフォンの体が浮かび上がる。
そして、風を切ってすさまじい速さで飛び出した。

【宮城県・一日目・深夜】
【『超神』@スパロワ】
【状態】:健康、テンション高い
【装備】:なし
【持物】:基本支給品(水一本消費)、不明支給品1~3
【思考・行動】
基本思考:ゲームに乗って輝く。
1:無差別マーダー
【備考】CPSの状態に関しては不明。大きさは、人並み

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『超神』 087:目立つ人を探して

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最終更新:2009年03月26日 14:48
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