『あー、あー、マイクテストマイクテスト…』
書き手ロワイアルの会場にある4の形をした街の中に、一人の書き手が行動を開始していた。
その手にはメガホンのようなもの―――いわゆる拡声器が握られており。
音量を最大にして、試しに声を出してみたのち、彼女は…叫んだ。
「あたしは…対主催として行動しようと思ってます!」
それは元気のよい少女の声だった。
声の主はまず、自分が殺し合いに乗っていないことを明言した。
「だけど、あたしひとりじゃ主催者を打倒することは出来ない…」
そこで一旦言葉を切ると、再び続ける。
「だから…私と志を同じくする人は、街の中のE-5にいるから、集まってください!お願いします!」
「ふう、こんな所かな」
放送を終えた書き手―――スバル・ナカジマの姿をした少女は、ほっと息をついた。
その表情は残忍な笑みを浮かべており、本来のスバルとは似ても似つかず、先ほど対主催宣言を行った時のような爽やかさはみじんも感じられない。
「早く誰か来ないかなあ♪いっぱい殺したいなあ♪」
彼女―――ヤレッシュサツリキュアの本当のスタンスは、マーダーである。
何?名前からして対主催とかありえない?説明されるまでもない?
うるせえ、そんな偏見、パンスト太郎でお腹いっぱいだっての。
血祭ドウコクなんて名前も内面もやばいのに対主催やってんだぞ?
……ともかく、彼女は参加者の排除を目的に行動している。
しかし、ただ殺すだけではない。
「すぐには殺さないよ♪いっぱいいっぱい参加者が来ないとつまらないもんね」
彼女の目的は大量殺戮。
一人ずつ殺していくような地味なことはしない。
参加者が来たとしてもすぐには殺さず、人が密集してくるまでは対主催だろうとマーダーだろうと生かす。
そして、参加者が充分に集まったその時には…
「みぃんなまとめて食べちゃいます……その時が、楽しい、ご飯の時間だ♪」
種は蒔いた。後は果実(書き手)が実るのを待つだけだ
【一日目・深夜/E-5 街】
【ヤレッシュサツリキュア(◆LuuKRM2PEg)@変身ロワイアル】
【状態】健康
【装備】不明
【持物】基本支給品、拡声器、不明支給品0~2
【思考】
基本:参加者が大勢集まった所を皆殺し♪
1:参加者が集まるのを待つ
2:参加者が大勢集まるまでは対主催だろうとマーダーだろうと関係なく極力死なないように立ち回る
※外見はスバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはシリーズです
最終更新:2013年05月11日 06:12