努力値
強いポケモンを育成するにあたって最も大切な値が努力値です。
その分説明も長く難しいですが、できるだけわかりやすく解説しようと思います。
初めに言ったように努力値は重要な値なのですが、知らない人も多く、知っている人と知らない人とでは
ポケモンの強さにかなり大きな差ができてしまいます。ここで努力値を覚えて友達に差をつけましょう!
まず、努力値も
種族値と同じようにすべての能力値(こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさ)に存在します。
努力値は正式な名称ではありませんが一般的にはこの名前で呼ばれるので問題はないでしょう。
(ゲーム中では努力値のことは
きそポイントと呼んでいます。)
理解しやすい例えの前に努力値はどんなものなのかを説明します。
努力値には2種類(結局は同じものですが)あり、
経験値が貰えるポケモンの種類によって決められている値と努力値を持っているポケモンを倒すと溜まる値をいいます。
具体的には前者の場合はポケモンの種類によって違う1~3、後者の場合は前者が溜まった値で各能力に255まで、合計510までが努力値です。
初めてみた人は絶対に1回では理解できないので、何度か読むことをお勧めします。
ここからは例をあげて、理解が難しい後者の説明をします。
コップが6つあるのを想像してください。そこには252mlの水が入ります。
そして、それぞれのコップにはHP~すばやさまでの能力が割り当てられています。
さらに、510mlの水が入った容器があるのを想像してください。(
図1)
その水1mlが努力値1ポイントを表します。
これが後者のイメージです。まだ全部説明しきってはいません。
いったんここで区切りますが、このイメージを忘れないでおいてください。
次は前者です。これはとても簡単です。
それぞれのポケモンに決められた努力値を覚え、溜めたいポケモンで倒せばよいのです。
ここで少し注意があります。まず1つは
相手を倒すと溜まる努力値はポケモンの種類によって決められていること、
そして2つ目は
溜まる努力値は倒したポケモンだけでなく経験値を貰ったポケモン全員が同じように貰えることです。
1つ目は
データ集に努力値振りでよく使われるポケモンを載せたのでそちらをみてください。
2つ目はよく勘違いする方がいるので例をあげて説明します。
ゴースにすばやさの努力値を溜めるために、ムックル(すば+1)を倒すとします。
しかしゴースはしたでなめるしか技がなく、倒せない…
そのため強いゴウカザルに入れ替えてムックルを倒しました。
すると経験値は、初めに出たゴース、入れ替えたゴウカザルの二匹で半分になりますよね?
努力値は、初めに出たゴース、入れ替えたゴウカザルの二匹に半分にならずに与えられます。
つまり、経験値は半分になっても努力値は常に一定なのです。
極端な話ですが、ムクバード(すば+2)と戦い、手持ちポケモン6匹を全員出してから倒し、
全員が経験値を貰うと、努力値は全員のすばやさに+2されます。
経験値が入ればよいので、がくしゅうそうちでもOKです。
しかし、あくまで経験値を貰ったポケモンだけなので、
戦闘中にやられてしまったポケモンや100レベルのポケモンは戦闘で努力値を溜めることができません。
では、ここから実践です。努力値をの振り方について解説していきます。
前の説明に出てきた図を思い出してください。(
図1)
水は510mlあるので、2つのコップをいっぱいにすることができますよね?
しかし1つにつき252mlでいっぱいなので252×2=504、6ml余ってしまいます。
3mlずつ無理やり入れれば入らないこともないのですが、コップの中には入っていません。(
図2)
努力値は4振るごとに能力に変化が出ます。つまり、
3と3に分けると能力値に変化がでないのです。
よって、残った6のうち4は他の能力に振ることを強くお勧めします。(
図3)
余った6を振る場合、基本的には
すばやさ>HP>その他の優先順位で振りましょう。
ここまで読んで、「なんだ、510あるなら全部にバランスよく振ればいいじゃん」と思う方がいると思います。
しかし、強いポケモンを育てる基本は『
長所を伸ばす』ことです。
この場合のポケモンの長所とは、高い
種族値のことを指します。
全ての能力に努力値をバランスよく振る、ということもできなくはないですが、絶対にお勧めできません。
同じように、短所をなくすという振り方もポケモン育成には向いていません。
実際に努力値を振る手本をみせたいと思います。
ここでは、種族値が高く、努力値をきちんと振れば最強クラスになるガブリアスを例にあげたいとおもいます。
| ポケモン |
HP |
こうげき |
ぼうぎょ |
とくこう |
とくぼう |
すばやさ |
| ガブリアス |
108 |
130 |
95 |
80 |
85 |
102 |
普通に考えたら努力値は高い順にこうげきに252、HPに252、残りは優先順位が高いすばやさに6となりますが、
ガブリアスの役割を考えましょう。
相手の
攻撃を受けてから反撃していく要塞型か、
相手より先に攻撃して倒していく速攻型かです。
他の種族値をみるとどちらでもいけそうですが、ガブリアスの102というすばやさを生かして最もスタンダードな速攻型にしてみたいと思います。
実際に育てる場合は
性格補正をみてからにしましょう。それと一回でも経験値を貰っていて努力値が入っている場合は正しく努力値が振れません。
野生で捕まえたばかりのポケモンを使ってもいいですが、卵から孵したポケモンを使うのをお勧めします。
(育てたいポケモンに何を振ればいいかわからない、という質問は
ここで聞いてみてください。)
速攻型にする場合、努力値はこうげき252、すばやさ252、HP6がいいでしょう。
そこで、まずこうげきの努力値を持つポケモンがでてくる草むら、持っているトレーナーを探します。
こうげきに振る場合は、コリンク、マダツボミ、ドードーなどが+1です。
すばやさに振る場合は、ムックル、コラッタ、ポッポ、ズバットなどが+1です。
HPはビッパ、ヤドン、ホーホー、ピンプクなどが+1です。
簡単にいえば、コリンクを252匹、ムックルを252匹、ビッパを6匹倒せばいいのですが、
あまりにも面倒臭いですよね?というより、そんな方法をやっている方は一人もいません。
みなさんは
楽に努力値を振る方法を使っているのです。これによって努力値振りは一気に楽になります。
ここで努力値を振り間違えないコツとして、「
紙などにメモしながら倒す」ことと、「
あげたい能力の努力値振りを同時にしない」ことがあります。
前者は普通に何匹倒したかを忘れないようにするためです。後者は何がどれくらい上がったのか混乱するのを防ぐためです。
楽に努力値を振る方法を使えば時間がかかる作業でもないのでこの2つは絶対に頭に入れておいてください。
ついにこうげき252、すばやさ252、HP6に努力値を振り終わったとします。
努力値は隠しステータスなので「つよさをみる」では確認できませんが、
各地方のがんばリボンをくれる人(DPtはナギサシティ、HGSSではフスベシティ)からがんばリボンを貰えたら、努力値が溜まった、ということです。
最終更新:2010年05月15日 15:40