ふたなり島風×天津風14-163

163 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19:35:49 ID:Y8Xw.KMU
「いいよー。入って。わたし個室だから遠慮することないし」
「お、お邪魔します…」

夜更けの駆逐艦寮。亜麻色の髪の、どこか漠然とした表情の少女――『島風』に割り当てられた私室に招待されたのは、やや緊張した面持ちのどこか古風な銀髪の少女――『天津風』。
ベッドの他にはさして目立つ飾りも見当たらない簡素な部屋に二人で入り、ドアが閉まりきらないうちからさっさと服を脱ぎ始めた島風を見て、天津風は今更胸が大きく高鳴るのを感じていた。

「あまちゃんもはやく脱いでー。汚れちゃわないよう、ハダカ同士が一番いいよ」
「ぜかまし…ほんとに、するの?」
立ったままで特徴的なZ旗黒パンツから自慢の美脚を抜き、やがて床に脱ぎ捨てた島風がこんどは天津風の衣服に手をかける。
まるで一緒に風呂でも入ろうかという気軽さだが、ことはそうではない。もっと重大で、もっと仲良くなれること――を、しようというのである。これから、二人で。

そしてそのための驚異的な準備を、二人は既に終えていた。


「ね。男の子とこんなのしたことある?」
未成熟な裸身を、友人の匂いのするシングルベッドに横たえた天津風は、同じ格好で覆いかぶさるように四つん這いになった島風の問いにふるふると首を横にふった。
合わせられる唇。少女から女になりかけた時期の、独特の甘さをもった二人の裸身が、重なる。

「じゃあ島風が一番、だね」
「ぜかましは……あるの?」
「ないよ」
だからあまちゃんも一番だね、とニヤリと特徴的な笑みを浮かべた島風は、ぎゅっと天津風の脚の間の『第三砲塔』を握った。
「!」
未知の感覚に、天津風の表情が羞恥と不安に染まる。
今日はいっぱい撃たせてあげるからねー、と同じものを装備した島風は、いつもと変わらない口調で言った。


――仲良くなりたいんだよ。
一緒に秘密の遊びしようよ。

そう島風に強引に誘われて、流された結果。
工作艦『明石』を二人掛かりで散々に酔わせ、その状態で秘密に特別に増設してもらった単装砲――その特殊過ぎる準備をもって、今二人は本当にベッドの上にいた。

164 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19:39:34 ID:Y8Xw.KMU
「あまちゃんて身体あったかいねー、気持ちいい」
島風がすりすりと天津風にハダカの全身をこすりあわせてくる。
ふにふにと胸の先端が重なり、思わず声が上がる天津風。しかしそれよりも――

互いの股間の砲が軽く接触し、絡むたびに与えられる奇妙な切なさに、溜息のような吐息が天津風の唇から漏れる。

「ふふん。もう感じてるのか、あまちゃんは」
挑発的な口調で言いながら天津風の砲を再び握った島風の表情もしかしわずかに紅潮し、股間の砲は最大仰角でいきり立っている。
「はあ……はあ……じ、自分だって……!こ、これはどういうことよ……!」
天津風の手が、逆に島風の砲に触れる。

一瞬驚いた表情になった島風は、淫靡に笑って天津風のそれを上下に刺激し始めた。
与えられる未知の快感に喘ぎながらも、天津風は上に重なった島風のそれを同じ動きで反撃する。

「うっ……あ、はぁ……」
「ん…だめ、もう……」

相手の行為に高ぶっていく気持ちが、互いに相手を責める。
まるで互いにひとつになって自慰を行うようなその行為は、止めることなどできない快感を伴っていて。

「…うあっ!な、なんか出る……っ!」
「やあぁぁあぁん!きゃはぁぁぁっ!」

やがて駆逐艦・島風と駆逐艦・天津風の第三砲頭は、同時に初弾を放った。

165 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19:40:23 ID:Y8Xw.KMU

「ふっふーん。さて、わたしにどうしてほしい?なんでもするよ」
「…どうして……って……」

足を開いた形でベッドに寝転び、排熱も収まらず硝煙の匂いも真新しい天津風の砲頭を見つめる島風。
その積極性に終始押されっぱなしの天津風は、次の言葉が見当たらない。

気持ちいいには、気持ちいいけど――。

「そうだ。こっちと一緒に触ってみようか?」
いいことを思いついた、と言わんばかりの表情を浮かべた島風の左手が再び砲を掴む。
ひっ、と軽い悲鳴に似た声を上げた天津風の、その砲塔の下――既にとろとろに濡れた天津風の『女』の部分に、島風の右手が触れた。
「やぁぁぁっ!!い、一緒に…しないでぇ……!」
左手が、屹立した砲を上下にこしこしと扱く。
右手が、濡れた秘唇に中指をじゅぽじゅぽと抽送する。
「お、…おかしくなるよう…っ!やめて、ぜかまし、それやめてぇぇぇっ!!ああああああんッ!!!」
通常の二倍の快楽――いや相乗して十倍とも百倍とも感じとれるような快楽が、やがて天津風の『女』のほうを到達に導いた。

「おぉー。あまちゃん、すっごい気持ちよさそうだねぇ」
声にならない声を上げながら、びくん、びくん、と全身ごと震わせる天津風の秘唇から、中指を抜き去ると。
島風は天津風と逆向きに倒れ、何を思ったか両脚を伸ばしてきた。
自分の性器までも露出するのは、一切お構いなしだ。
「こっちは足でヤられるのが好きな男子もいるときいた。どう?」
「ぅぁ……ごわごわしてて、へ、変な感じだよ……」

つるつるの両脚の裏が自分のを挟みあげしごきあげるそのじれったいような感覚に、よじるように船体を揺らす天津風。
あれ、ストッキングが要るんだったかな、などと呟きながらしばらく足指でそれを玩んでいた島風がふと止めて、天津風を見下ろす形でベッドに膝立ちになった。

166 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19:41:05 ID:Y8Xw.KMU
「ね。挿れてみていい?」
「ええっ?!だ、だって……ぜかまし、初めてなんでしょ……?いいの?」
「いいよ。女の子は数に入らないってコトで。ってか、あまちゃんなら全然、いいし」

あわあわしている天津風の砲を、にやにやと笑いながらお構いなしにつまみあげ、上から腰を下ろす島風。
「…っく……えぇいっ!」
かなり狭くてキツい感触に、互いにぎゅうぎゅうに擦られながらも、島風は痛みをこらえ全体重をかけて一気に飲み込んだ。

「ふあぁぁっ!」
「入ったぁ……凄く熱いよ、コレ…あっつくて、気持ちい…」

快感に悶える天津風の砲を艦内に受け入れて、接続したまま揺れ始める島風が小さくため息をつく。

「……ふふふ。かわいいなぁ、あまちゃんは。もうちょっと動いてみよ……っと……ん……」
「ふっ、うあっ、あぁん、ぜかまし……ちょっ…と、もう……」

積極的に小さな腰を揺らす島風の下で、股間の砲から伝わる未知の感覚に、同じ高速型駆逐艦と接続する背徳感に、天津風は一気に高みへと昇り上げられる。

「あ……だめ、もう…もう、撃っちゃうよ、中に……っ」
「いいよ」
「いい…って、ああ…っ、あっ、あああああああっ!」

ぴったりと身体をくっつけて、小さな乳房を自分の乳房に擦り付けられた瞬間――
島風を持ち上げるかのように反り返り、びくびくと勝手に震える身体。先端から腰に、背中に、全身に伝わる痺れるような快感。――轟音。
駆逐艦・天津風の第三砲塔は、友軍艦の艦内に向け、その砲弾を幾度も発射した。
甘い香りの風が吹き抜け、ぎゅっと瞑った眼の奥に、ちかちかとした光が何度も瞬くような夢想を彼女は覚えた。



「ふー。あー凄かった。楽しかったー」
「………」

全裸でベッドに腰掛けたまま、満足そうに手足を伸ばした島風とは対照的に、隣に転がって肩で息をする天津風は応える体力もない。

「……なんで…こんなこと…思いついたの……?」
「べつに。仲良くなりたかったからだよ。もっと、もーっと」

貴方は私の最初の、大好きな『お友達』だし。そう言って屈託のない笑みを浮かべた島風の顔を、天津風は複雑な表情で見返していた。
キモチは嬉しい。嬉しくないワケがない。不快だった――訳でもない。
気持ち良かった。多少、不本意ながら。

「……もういっかい、やる?」
「……えぇっと……」

こんな実験みたいな責めを相手に体力がどこまで持つだろう。そう思いながらも逆らえず、島風の望むままに再び押し倒される天津風であった。


甘い夜はまだ、始まったばかり。

+ 後書き
167 :名無しの紳士提督:2014/08/31(日) 19:41:55 ID:Y8Xw.KMU
以上苦手な方には失礼しました
そろそろ新世界の扉を開きたい今日このごろ

これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/

最終更新:2017年11月15日 03:41