関東鉄道
1997年12月より遅延防止を目的に
錦糸町駅で導入。翌1999年3月には同年行われた八潮市 - 流山間の連続立体交差化・複々線化完了と同時に同区間の発車音がメロディとなったのを契機に途中駅にも順次導入されていった。
また、2010年頃からは地方線区の発車予告メロディとして信号一体型の電子音によるメロディを導入しているほか、2000年頃の運行システム改修以後東京近郊の各駅では方向別接近メロディの導入も行われている。
なお、関東鉄道は関東圏で同じく主にメロディを発車音として起用しているJR東日本、東京メトロ、東武鉄道、西武鉄道などと異なり、駅メロディに関しては必要以上の導入に消極的で接近メロディ・発車メロディのいずれにも力を入れておらず、ご当地メロディを一曲も採用しておらず、すべて汎用のみとなっている。
これは、新規の制作費用や権利関係の調整の問題からコストパフォーマンスの観点から不要と判断しているためである。
通常メロディ
何れの曲も特段曲名が付けられておらず、公式ないし通称の整理番号で呼ばれている。
- 始発駅用メロディ
- 関鉄0番(A_045) - 関東鉄道で最初に導入されたメロディ。かつては起点駅の随所で使用されていたが、現在は錦糸町駅や隅田線の向島、隅田の各駅を初め都心部の起点駅と竜ヶ崎線でのみ使用。
- 途中駅用メロディ - 曲名や整理番号はいずれも通称で正式な曲名はない。カンノ製作所製とも言われるが詳細不明。
- 関鉄1番 - 越名線系統1番線用 (TX開業前試験時の1番線と同じ)
- 関鉄2番 - 越名線系統2番線用 (TX開業前試験時の2番線と同じ)
- 関鉄3番 - 越名線系統3番線用
- 関鉄4番 - 越名線系統4番線用
- 関鉄5番 - 越名線系統5番線用
- 関鉄6番 - 大宮線系統1番線用
- 関鉄7番 - 大宮線系統2番線用
- 関鉄8番 - 大宮線系統3番線用
- 関鉄9番 - 大宮線系統4番線用
信号連動型メロディ
2010年頃よりワンマン線区に導入された。
信号開通と同時に1コーラス鳴動し戸締め放送が流れるもので、曲はメロディIC音源の童謡やクラシック音楽のアレンジが多く、8秒程度に調整されている。
東武で導入されている信号開通メロディとも似ているが、関鉄のものは1コーラス固定で、信号が変わるまで延々と鳴り続けることはない。
アロー電子メロディIC音源を使用しており、前半バージョンと後半バージョンが存在する。
(前半ver.使用駅)
越名線 下総境、古河(下り)
常総線 取手、守谷、水海道(下り)
(後半ver.使用駅)
越名線 佐野
常総線 下妻(使用停止)、下館
音源は北陸本線の接近メロディとして知られているものと同じものであるが、やや早回しで独特な音質となっている。
アマリリス前半バージョンと組み合わせて使われる。
(使用駅)
越名線 古河(上り)
常総線 水海道(上り)
アロー電子メロディIC音源を使用しており、アマリリスと同様前半バージョンと後半バージョンが存在する。
(前半バージョン使用駅)
水戸線 石岡(下り)、常陸長岡(下り)
土浦線 土浦、新土浦、常陸藤沢(現在不使用)、筑波山口(下り)
(後半バージョン使用駅)
水戸線 関鉄水戸
土浦線 真壁、岩瀬
基本的に草競馬前半バージョンとセットで使われることが多い。
(使用駅)
水戸線 常陸長岡(上り)
土浦線 筑波山口(上り)
大田原線 黒羽、西大田原
音源は南栗橋駅などと同じものであるが、こちらも前半バージョンと後半バージョンが存在する。
岩舟駅のような同一の曲の前半後半で上り下りを区別するパターンはかつて他線区の中間拠点駅でも多く見られたが、2013年頃より順次変更され、現在は岩舟を残すのみとなっている。
(前半使用駅)
水戸線 谷田部、新土浦(下り)
岩舟線 三鴨、岩舟(上り)
(後半使用駅)
小野寺線 岩舟(下り)、小野寺
(使用駅)
水戸線 新土浦(上り)、石岡(上り)
(前半使用駅)
那須線 真岡、烏山(下り)
(後半使用駅)
那須線 那須小川(下り)、黒羽(下り)
(使用駅)
那須線 烏山(上り)、那須小川(上り)、黒羽(上り)
棚倉線 寒井
鉾田線 玉造町(上り)
小千谷駅接近メロディや東海道新幹線熱海駅の初代ホームドア開閉音と同じものである。
(使用駅)
大子線 那須小川
最終更新:2024年11月13日 19:19