神座万象シリーズに登場する術技。
天使の使う“式”の1つ。
効果は二つあり、グリゴリの指導者として
ソドムのゲートを開閉させる力と
触れたものを消滅させる光線を放つ力。
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詠唱 |
ATEH MALKUTH VE-GEBURAH VE-GEDULAH LE-OLAM AMEN
汝等見張る者ども、第五天に捕らえられし虜囚達よ、ここに魂を解放せん
汝は蛇にしてオリオンに吊られた男、ベネ・ハ=エロヒムにして砂漠の王なり。
贖罪の日は今この時なればこそ、生贄の山羊を持ちて疾く去ぬるが宿命と知れ。アクセス──マスター
モード“エノク”より、アザゼル実行──グリゴリの指導者たる汝に命ずる、開門せよ
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能力についての詳細
ゲート開門
- 隔離街ソドムのゲートを開放する
- ゲート自体が滅びた“見張る者達”の末路とされているため、その統率者の命令に逆らえない。
赫ッ、とアストの両眼が血の色に燃え上がった。広げた両手を前方に
押し出すと、それに合わせて巨大なゲートが歪んでいく。
消滅光
無造作に突き出したアストの掌中に、目を灼く白光が集中した。
それは熱も衝撃も感じさせず、僕のすぐ脇を通り過ぎて、進行方向に
あるすべての物体を消滅させる。……そう、破壊ではなく消滅だ。
使用者との関連性
魔鏡によるコピー
元ネタ
アザゼル(Azazel)
ユダヤ教における天使のひとつ。
堕天使となり、その影響で悪魔の1つともされる。
旧約聖書では「レビ記」16章および偽典「第一エノク書」に登場する。
レビ記では贖罪日(ヨム・キプル)の儀式に登場し、イスラエルの人々から贖罪の生贄である2匹の雄山羊を受け取り、主の元へ引き連れ一匹を主のものにし、もう一匹をアザゼルのものにするとされる。
アザゼルのものとされた山羊は屠られずに民の罪を負わされて荒れ野のアザゼルのもとへ放逐される。
アザゼルへ送られるこの行為が贖罪の儀式となる。
第一エノク書では堕天使の集団「グリゴリ」の天使のひとりであり、アザゼルは人間たちに剣や盾など武具の作り方、金属の加工や眉毛の手入れ、染料についての知識を授けた。
コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』にて山羊番の魔神とされ、ハインリヒ・のコルネリウス・アグリッパの『隠秘哲学』では南の風の悪魔とされる。
関連項目
アザゼルを実行するためのエネルギー。
アザゼルをコピーした能力。
関連タグ
リンク
最終更新:2025年01月18日 19:44