イデア(ラストセイバー)

作品名:ラストセイバー
用語分類:能力分類

ラストセイバーに登場する用語。
天使が使う物理を超越した特殊能力
〝過去からの漂流者〟も使用できるとされる。




詳細

不可知領域の力

  • 不可知領域に封じられた自身の力
    • イデア能力者たちは封印を解いて自らの力を物質世界に引き出している。
『イデアとは真理の姿。人が眼にできる物質的な外見とは異なる、眼には見えない領域に在る
人の本性。それはあなたの心の奥に封ぜられた、あなたの心を武器としたもの』

天使の身分階級と戦力

  • 天使社会における階級を表す
    • 第一は物理層と呼ばれる普通の人間と差がない。
      • 劣等と見られた第一階梯のアルスコット一族は技術力で貢献したが結局認められなかった。
    • 第二以降は累乗的に人類側の必要戦力が増えていく。
「彼等は自分達が使う能力の強さに応じてレベル分けを行っている。第1~7の階梯と呼ばれ
ていて、その階梯自体が天使の社会での身分の高低にもなっているわ。階梯ごとの戦闘能力
をイメージするなら、第2階梯の天使と戦うためには、最低でも人間の戦士が2人以上でな
ければ、まともな戦いにはならない。第3階梯なら4人。第4階梯なら16人と。階梯が上がる
のに伴って、人類側の必要戦力も累乗的に高くなっていくのだと言われているわ。これはイ
デア能力研究者である、ソロコフ=バドロスキーのイデア戦力論でも語られている」

人類側の解釈:不可知領域=無限の可能性

  • 無限の可能性から引き出す力
    • 一つの可能性、一つの時間軸しか認識できない人類に対して天使たちは〝殺された可能性〟使いとも呼ばれる。
「生きるということは、未来を選択し続けること。我々は無限の可能性の中から選択したこの
〝現実〟と、選択しなかった〝殺された可能性〟とが量子的に重なり合った存在なのだそうだ。
イデアとはつまり────〝可能性の集合体〟のことを指すらしい」

天使側の解釈:先在の闇からの抽出

  • 先在の闇=心から引き出す真なる神の力
    • 宇宙に元々存在していたとされる闇から引き出す。
「創造主が世界に光をもたらす前、宇宙が始まる前から存在している旧くて深い闇さ。我々は
その広大な闇を漂う矮小な存在だよ。人間はこの底知れない闇のことを〝心〟と呼んでいるん
だったかな。私達の真理はね、先在の闇の中から引き出される力なんだ」
  • 深い階梯ほど全能に近付く
    • 反面、低い階梯は能力が物理に縛られる劣等と見なされる。
「イデア能力は真なる神の力。その強大さとは、すなわちどれだけ神に近しい力を引き出せる
かということでもある。より深い階梯からイデアを引き出せる程に強力だ。創造主に匹敵する
力が第7階梯。ちなみにあたしは第6階梯だ。人間や、そこの金髪の子みたいなのは第1階梯。
イデアの力が一切使えない。つまり物理層と呼ばれる、この世界に縛られた出来損ないなの
さ。」

+ 先在の闇
  • 七階層に分かれる最古の混沌
    • 深いほど強力な力を持つ。
      • 宇宙を創造した創造主が第七階梯にあたる。
「先在の闇の中は、その暗闇の深さによっていくつかの階層に分かれていてね。光溢れるこの
物質世界が第1階梯。そして今確認されている、最も深い混沌の闇が第7階梯と呼ばれている
のさ。先在の闇は、人を創り出した創造主よりも遥かに旧くから世界に存在していた。創造主
すらをも生み出した父なる最古の混沌、〝真なる理の神〟こそが、我等が王の名さ」


発動条件

  • 心理撃鉄(ハート・トリガー)と呼ばれる特定の感情の高まりが必要
    • 感情は様々、かつ本人が自覚していない場合もあり。
「イデア能力の発動には、ある特定の感情の高まりが必要なんだよ。どんな感情が引き金にな
っているのかは人それぞれだが、能力の発動には心理撃鉄が必要になる」


元ネタ

イデア(古代ギリシャ:ιδέα、英:idea
プラトンが提唱した「真実の存在」という意味の哲学用語。
我々の世界において実際に見えている物質と心眼で見ている物の本質は別であり、イデアとは心眼で見ている方を指す。
新プラトン主義においてこの世界は絶対善のイデアである一者(ト・ヘン)より生じたものであるとされている。

神的火花
グノーシス主義における用語。
人が皆持っているが認識できていない至高神への繋がりのこと。
グノーシス主義においてこの繋がりを人々に知らしめるのはアイオーンの役割とされている。


関連項目

イデア能力を持つ種族。

イデア能力を強化するシステム。

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最終更新:2019年05月29日 22:10