乖離剣エア

作品名:Fateシリーズ
使用者:ギルガメッシュ
別呼称:「真実を識る者」,「乖離剣」

奈須きのこ作品Fateシリーズに登場する武器。
宝具のひとつ。形状は剣、もしくはドリル、あるいは杖。
古代メソポタミアにおいて、天地を斬り裂き世界を創造したとされる神造兵器
ギルガメッシュしか持ち得ない最強の宝具であり、無銘なのでエアと呼んでいる。
最大出力時は空間切断技である『天地乖離す開闢の星』を放つことができる。




武器についての詳細

来歴

  • 古代メソポタミアの神話に登場する剣
    • 天地を斬り裂き世界を今のようにしたとされる。
 乖離剣エア────古代メソポタミアにおいて、天地を斬り裂き世
界を創造したとされる剣。
  • 国造り以前に星造りを行ったエア神
(中略)エア神はまだ地球が原始状態だった頃、マグマの海とガスとに
覆われた地表を回し、砕き、安定させた星の力が擬神化したものとされる。

形状

  • 3つの円柱で構成されたドリル
    • 円柱はそれぞれ別の方向に回転している。
      • 各円柱はそれぞれ天・地・冥界を表している。
      • 天球の動きに呼応して各円柱は地殻変動に等しい重さとパワーで廻り、膨大な魔力を溢れさす。
    • 切っ先に螺旋状に捻くれた刃がついている。
      • 切れ味は実体化中の英霊の体(人肉相当)を穿つことは容易い。
乖離剣エアは剣のカテゴリではあるが、その在り方は杖に近い。三つの石板はそれぞれ天・地・冥界を表し、これらが
それぞれ別方向に回転する事で世界の在り方を示している。この三つすべてを合わせて“宇宙”を表しているとも。

分析不可能

  • 人間には投影・構造解析が不可能
    • 人の認識と剣の概念が存在しない時代に神が造った武器なので現代人には解析すら不可能。
 今まで、それが剣であるのならどんな物だって読みとれたというのに。
 あの剣だけは、その構造さえ読みとれ、ない。

暴風生成

  • 3つの刀身が回転し、風を生成
    • 周りの風を巻き込み、さらに暴風を生成する。
円柱の剣、エアが吠える。
ギルガメッシュの言葉に呼応して、三つの刃が音を立てて回転する。

(中略)

ギルガメッシュのエアは、風を巻き込む事によって暴風を作り出す───

エネルギー噴出

  • オーバーロード時は刀身の隙間から大量のガス状のエネルギーが噴出する。
    • 暴風生成を行っている元と思われる。


元ネタ

エンキ(Enki)、エア(Ea
メソポタミア神話に登場する神性。創世神の一柱。
魔法と知識、水と豊穣の神であり、原初の三柱の神のうち二人を殺している。
回復と生命を司る神でもあり、また『エンメルカルとアラッタ市の領主』において人類から言葉を奪った神とされている。
息子のマルドゥクが生まれるまで神々の中で最強だった。

エアの剣
ヒッタイト神話で神々のあらゆる攻撃がきかなかった岩石の巨人ウルリクムミに対して、
智慧神のエアが宝物庫にあった天地を分かつ剣(鋸とも)で切り裂いた
エピソードがある。


関連項目

エアの最高出力時に発動する術技兼宝具

乖離剣エアを収めている宝物庫へとアクセスする宝具。


リンク

最終更新:2020年09月17日 09:12