銀色の槍を握った両手が痺れている。雪菜の霊視をもってしても見切れなかった不可視の斬 撃。しかもその威力は、単純な投げナイフなどの投擲武器とは桁違いだ。処刑人が振り下ろす、 斬首の斧のような重々しい一撃だった。
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