ホラー(白光のヴァルーシア)

作品名:白光のヴァルーシア
用語分類:種族分類

スチームパンクシリーズ(Liar-soft)に登場する用語。
ヴァルーシア近郊に現れる影の怪物




用語についての詳細

来歴

  • 古代ヴァルーシア人の残留思念
    • 文明の過渡期に至って滅び、その時の恐怖と嘆きがかたちを得たもの。
      • 発掘機関を採掘しようとする者に対して文明を進ませないために自動的に襲いかかる。
あれらは古代の怪異にして、
滅びた人々の残した恐怖の残滓。影。
あらゆる傲りを嘆く声。
あらゆるひとを嘆く影。
既に終わった、見知らぬ誰かの物語。
“ひとよ止まれ”
“ここから先には何もない”
“導かれるのは”
“恐怖だけ”
彼らは、そう、嘆いているだけ。
呪うことなどなく。
恨むことなどなく。

形容

  • 歪曲した影のような化け物
    • 人型、獣型、アブホールの三種類に分けられるがその三種類でも多腕、複眼などのバリエーションが存在する。
      • 種類に問わず白く光る単眼を持つ。
 不定形の、歪んだ影のような怪物であり、内臓などの器官は存在しない。
 白く光る“ひとつ目”が特徴。

体液

  • 機関にこびりついたホラーの粘液
    • 発掘機関に絡み付き、硬化して機関を使えなくしている。
――削り落とされていく硬質な黒滓。
――ホラーの残滓。
――砂漠の迷宮に棲む怪物、ホラー
――その体液って言われている。
これらは粘液として発掘機関に絡み付き、
やがて硬化し結晶となり動作を困難とする。


ホラーの戦闘能力

基本性能

  • 物理無効
  • 即死攻撃
  • 消滅攻撃
    • 触れたものを消滅する黒の手を持つ。
  • 能力(獣型以上)
    • 個体によって異なる。
    • 精神浸食(獣型ホラーの王、アブホールのみ)

黒の手

  • 触れたものを消却する黒い手
    • 物質透過能力によりアデプトでなければ弾けないた防御不可能。
肉を裂かず骨を砕かず、
しかし生き物の命を確かに奪う黒の手さえ

消滅攻撃

  • 自らの成した恐怖を分け与える
    • あまりの恐怖にヒトは耐えきれず肉体が消滅してしまう。
      • 傷つけられた場所を切除(場合によっては四肢を切り落とす)ことで消滅を回避できる。
影は、己を成す恐怖をひとへ分け与える。
ひとが先へ進まぬように。
無限の恐怖に落ちぬように。
けれど、ああ、けれども。
その影に刻まれた恐怖はあまりに。
あまりに強すぎて……。
それ故に……。
ひとはそれに耐えられないでしょう。
声にも、姿にも。
触れられれば消えてしまう。
影の嘆きを心が受け止めるよりも、前に。
記憶が、心が、肉体が、消えてえしまう。
命を奪われてしまう。
自らに膨れあがる、恐怖に。
それほどまでに、
彼らに充ちる恐怖は、大きくて――
深く、果てなく――


サルワ(獣型ホラー)

獣の形をしたホラー

  • 四つ足にの獣型の巨体
    • 他のホラーと同様に黒い影のような姿をしている。
獣のしなやかな四つ足、
砂蜥蜴を遥かに上回る姿は天井に届く。
  • 人型を遥かに凌ぐ機動力を持つ
    • アナでも20フィートの間合いが必要。
獣型、それは、中級アデプト小隊による
熟練した連携を必要とする上位型の敵だ。
その特筆すべきは機動力、
その速度は人型とは比べものにならない。

特殊能力

  • 特殊能力を持つ
    • 種類が多すぎて使われるまで気づかない。
――獣型。あんたの技が何か知らない。
――色々あるからね。
――隠蔽、束縛、それとも鋭化か。


サルワの“王”

遺跡最奥の守護者

  • 機関遺跡最奥にいる獣型ホラー
    • 戦闘能力が非常に高く、精神浸食などの特殊能力を持つ。
四つの翼と六つの脚を持つ異形の黒獣。
それが、獣型の“王”と呼ばれた個体。
確かに強力なホラーだった。
  • 死後は迷宮の最奥へと繋がる扉になる
    • 遺跡の入口側からしか開けない。
獣型の王の死骸は扉となって、
地下迷宮の果てへとアデプトを導く。
教主の言葉は正しかったって訳だ。


元ネタ

ホラー(horror
英語で「恐怖」という意味の単語。

サルワ(Saurva
ゾロアスター教における悪魔の一体。七大魔王の一柱。
名前はアヴェスター語で「無秩序」を意味し、秩序を破壊し、地上に騒乱をもたらすことを使命とする。
相対するのは理想的統治を神格化した善神フシャスラ・ワルヤ。
バラモン・ヒンドゥー教ではルドラ神(シヴァ神)に当たる。


関連項目

大型のホラー。

サルワ(獣型ホラー)の持つ能力のひとつ。


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最終更新:2024年12月21日 16:23