ポナペ教典

作品名:クトゥルフ神話
    『時代より』『奈落の底のもの』
使用者:ハロルド・ハドリー・コープランド

クトゥルフ神話に登場する道具。
魔道書の一つ。形状はヤシの木の葉のパピルス稿本
古代のムー大陸におけるゾス神話群について書かれた本




道具についての詳細

来歴

  • 1734年にアブナー・エゼキエル・ホーグポナペで発掘
    • 混血のものに原ナアカル語を翻訳させ、その内容が欧州等に出回った。
      • ケスター図書館でコープランドが発見・研究し、その結果ザントゥー石板発掘に繋がる。
(前略)一七三四年にマサチューセッツ州アーカムのアブ
ナー・エゼキエル・ホーグ船長なるアメリカ人貿易商によるポナペでの発掘調査中に発見
されたものである。
 明らかにポリネシア人か東洋人の混血(コープランドは「人間と〈深きもの〉との混血」と
呼んでいる──どういう意味なのか!)であるホーグの召使が、この古代の本だか巻物だか
を「原初のナアカル語」から翻訳し、合衆国や欧州、アジアのある種の狂信者や神秘学徒
の間で、多年にわたり回覧されていたのだという。

ゾス三神に関する書物

  • クトゥルーとその三柱の息子の起源について記載されている
    • クトゥルー一家はゾス星系からムー大陸へと降り立ったとされる。
(中略)『教典』は彼の三体の息子たちの起源についてこう記している。「ク
トゥルーの落とし子らは遥か遠き超地球的なゾス星系、アビスの彼方の暗黒の只中に
魔物の眼のごとき輝きを放つ緑色の二重恒星より、この地球のもやに隠された曙の時
代、蒸し沸く沼地と泡立つ粘液の窪地を征服し君臨せんと降り立った。彼らが大いに
尊ばれたその地こそは、原初にして薄暗がりなるムーだったのである。」


使用者との関連性

ハロルド・ハドリー・コープランドの著作

  • 「ムー文明:『ルルイエ異本』と『ポナペ教典』の概要比較と近年の発見に照らされた再構成」
  • 「『ポナペ教典』から考察した先史時代の太平洋海域」(一九一一年)



関連項目

ゾスから来訪しムー大陸に降臨した神性に関する記述を書いた石板。

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最終更新:2020年04月15日 21:22