作品名:MELTY BLOOD
使用者:シオン・エルトナム・アトラシア
奈須きのこ作品の
月姫系に登場する道具。
第五架空要素で作られた疑似神経。本来は医療用だった。
アトラス院のエルトナム家はこれを使い
他者の情報・思考法則をコピーする。
道具についての詳細
来歴
- 医療用に開発された疑似神経
- 修復・再生不可能となった神経と代わりとなるように第五架空要素で作られた。
「ほうら、娘に活力が戻り始めたぞ。
……優秀だ。君に切断された神経は再生不可能と見るや、
即座にエーテライトで代用し始めた。もとよりアレは医療
用として開発された疑似神経でね。回線を切断するだけで
は娘は容易く復帰する。(以下略)」
- アトラス院の貴族エルトナム家によって情報搾取のための媒体に使われる
- 知識と考え方をコピペした方が圧倒的に早いという合理性とその方法からエーテライトが使用された。
それは合理性を追求した結果だった。
一つの事を知りたいのならば、わざわざ一から学習する
必要はない。
熟知した人間がいるのならば、すでに完成した理論をコ
ピーした方が圧倒的に効率が良い。
そう考えた私たちの先祖は、他者の脳に強制介入する手
段を編み出した。
第五架空要素で編み上げられた疑似神経・エーテライト
を使った魂への強制介入がそれである。
形容
「エーテライトと呼ばれる疑似神経。
貴方でも判るように言うのでしたら、ミクロン
単位の繊維です。
肉眼では捕らえられない細い糸、とイメージする
のが最適でしょう」
疑似神経
- 接触した皮膚から身近なと融合する
- 長さは最大5000メートルあるため人体全域に行き渡る。
「ええ。皮膚に密着したエーテライトは身近な神
経と接触、融合する。
エーテライトの最大距離は5000mですから、
貴方の体全てに浸透する事は容易です」
「解らない人ですね。私の言うことを聞かないと
神経焼きます、と言っているのです。貴方の頭部
と繋がっているエーテライトには電流が流せます
から、神経を焼く程度でしたら問題はありません」
「止めた方が賢明ですが。エーテライトは切断さ
れた瞬間、全体が消失します。すでに神経と融合
したエーテライトは貴方の神経も道連れにするで
しょう。
……そうですね、真祖のように体が頑丈な方々
には効果はありませんが、人間には効果絶大です。
神経破損による障害より先に、痛みによるショ
ック死の方が先になるかと」
「貴方の思考をリードしました。
エーテライトが脳に繋がっているのですから、
どのような事を考えているかは読みとれます。主
語と述語だけで、接続詞は読みとれませんが」
魂の強制介入(ハッキング)
- 他者の脳髄からハッキングを行う
- 対象の脳を二番目の脳、エーテライトを主要の脳髄にして情報・思考法則を偽造する。
- 自己の価値観や常識が完成されているほど他者の情報搾取に失敗しやすい。
脳は肉体を統べるただ一つの命令系統だ。
そこに第二の命令系統を作り上げ、かつ元からあった命
令系統をサブにし、偽造した回線をメインにするのがエー
テライトによるハッキングである。
人間の深部にまで到達したエーテライトは、
脳髄からは情報を、
魂の設計図である霊子からは思考法則を偽造する。
無論、一人の人間を完全に掌握するには何千という防壁
……理性・本能を突破しなくてはならない。
才能と言えば才能なのだろう。
エルトナムの人間は、そういった“自分以外の情報体へ
の侵入”に困難を感じなかった。
使用者との関連性
シオンの場合
- 自己の世界を持たない
- 透明体と評されるほど他者を弾く自己の価値観・常識を持たない。
故に“自己の世界”という知性・常識が発達す
ればするほど、他者への侵入は困難になる。成長
し完成した“自身”という常識が、他者の異なる
常識・理念を弾いてしまうのだからな!」
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最終更新:2020年01月07日 19:37