マックスウェルの悪魔
作品名:Fateシリーズ
使用者:マックスウェル
道具についての詳細
来歴
- 熱力学第二法則の否定により生じた夢と欲望の産物
- 無限に近いエネルギーを出せるが、マックスウェルの悪魔と同じ欠点を有する。
強欲なる人間が夢見た無限の心臓。熱力学第二法則の否定により顕現する
永久機関。ただし、完全な永久機関ではなくあくまでそれに似たなにか。
無限に近いエネルギーを生成する能力を持つが発動にはいくつかの条件がある。
基本性能
宝具のランク |
EX |
種別 |
概念宝具 |
レンジ |
- |
最大捕捉 |
- |
宝具による効果 |
魔力の無限生成 |
擬似永久機関
- 無限に近い魔力を生成する
- ただし宝具起動そのものに魔力が必要なため永久機関なりえない。
- 作中では魔術礼装を埋め込んだマスターや大勢の子どもを炉心にすることで動力を生成している。
科学の力で無限に近い魔力を生成すると
かいう矛盾でしかない宝具。
厳密には宝具の稼働にマックスウェルの
悪魔を動かす魔力が必要であり、永久機関
とは呼べない何か。
欠点
- 現実世界では使用できない
- マクスウェルの悪魔自体が否定された時代では発動できない。
- 使用者も概念の存在であるためシミュレーションでしか現界できない。
ええ、いわゆるシミュレーション空間であれば、
成立しうる。それが私というサーヴァントなのです。
- ありえない規模で生成し続けるとバグる
- 消費する魔力量が増え続け、世界そのものを壊していく。
- 上記にある『シミュレーション空間でのみ存在する英霊』であるためシミュレーション空間を破壊してしまう。
その通りです。本来ありえない規模で
魔力生成をし続けてることによって、
マックスウェルの悪魔には、致命的な負債、
エラーともいうべき膿が溜まり続けています。
元ネタ
マクスウェルの悪魔(Maxwell's demon)
スコットランドの物理学者ジェームズ・クラーク・マクスウェルが提唱した思考実験において想定される架空の存在。
分子の動きを観察できる架空の悪魔がいて、均一の温度の気体内でに開閉できる穴が付いた仕切りを置き、気体を2つに分ける。
片方に気体の中で動きが激しい分子(熱い)、もう片方に動きが遅い分子(冷たい)が集まるように穴を開閉させた場合、2つの気体の温度差が生まれる。
これは熱力学第二法則に反するというもの。
だがこの悪魔を否定できなければ、第二種永久機関(熱で機械を動かし、仕事で生じた熱で機械を動かし続ける)が実現できてしまうという命題。
この悪魔は観測した分子の情報を更新する際にその情報量だけエントロピーが発生しているという論証により現代では否定されている。
またこの思考実験により「ランダウアーの原理」が発見され、物事を「忘れる」こと(非可逆的な削除)にもエントロピーが増大することが発見された。
関連項目
熱力学第二法則の否定の道具分類。
別の永久機関。こちらは本物の第二種永久機関となる。
関連タグ
リンク
最終更新:2020年01月07日 19:53