術技についての詳細
形容
彼女の言葉で、古城も薔薇の正体に気づく。その大規模な幻像は、幾重にも折り重なった複
雑な紋様の集合体だった。絃神島をすっぽりと包みこむほどの巨大な魔法陣。
魔力吸引
- 大気中の魔力を吸い込み蓄積する
- 魔力を生成する機能はないため、何らかの手段で大気中に魔力を溢れさせる必要がある。
(前略)その実体化を可
能にしているのは、〝魔族特区〟から供給される膨大な魔力だ。
眷獣召喚
- 蒐集した魔力から眷獣を創造する
- 想像された眷獣はタルタロスの薔薇に指定されたものを破壊するべく地上に落下する。
真紅の〝薔薇〟から生み出された眷獣の数は六体だった。全長は、それぞれ三メートルから
五メートルほど。実体化はまだ不完全だが、ほぼ完全な獣の輪郭を保っている。〝旧き世代〟
の眷獣には及ばないまでも、かなり強力な部類とみて間違いないだろう。
- 最終的に種子を生み出すための餌
- 花弁の眷獣の役割は種子を落とすまでの時間稼ぎと薔薇の防衛と思われる。
- 種子からは四聖獣が召喚される。
それは巨大な種子だった。〝タルタロスの薔薇〟の最終形態。咲き誇る真紅の花弁が散り、
新たに種が産み落とされたのだ。
おびただしい数の〝薔薇〟の眷獣たちは、四つの種子に魔力を奪われて、干涸らびるように
次々と消滅していた。種子たちが取りこんだ魔力の量は、もはや紗矢華たちが理解できるスケ
ールを超えている。
+
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四聖獣 |
一体は猛禽のようであり、一体は鰐の姿に似ていた。またほかの一体は龍に似て、そして最
後の一体は虎に酷似している。いずれも全長二十メートルを超える巨大な怪物たち。吸血鬼の
眷獣と同じ、濃密な魔力の集合体だ。
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元ネタ
タルタロス (古希: Τάρταρος)
ギリシア神話に登場する神性。神であると同時に奈落そのものであり、巨人や怪物を幽閉することから後世ではプラトンなどによって地獄と同義にされた。
神としてのタルタロスは『神統記』によるとカオス、ガイア、エロースとともに生まれた原初の神々の一柱であり、
ガイアとの間に怪物の王であるテュポーンとエキドナを設けた。
奈落としてのタルタロスは冥界のさらに下方に存在し、大地から天と地の間の距離と同じだけ低いところにあるとされる。
入り口はポセイドーンによって作られた青銅の門があり、その周りを青銅の壁で覆われているため、奈落に封印された者は自力で脱出することはできない。
内部は霧たちこめ、神々ですら忌み嫌う澱んだ空間であり、出ようとした場合、神々が怖れるほどの苛烈な暴風で吹き飛ばされてしまう。
ウラノス、クロノスの代ではヘカトンケイル族やキュクロープス族を幽閉し、その入り口を怪物カムペーに番人をさせていた。
ゼウスの代では彼らを解放し逆にティタノマキアで倒したティーターン族を幽閉し、ヘカトンケイル族に牢番をさせた。
他にもテューポーンがここに投じられたとも言われている。
関連項目
タルタロスの薔薇の術技分類。
関連タグ
リンク
最終更新:2020年01月14日 01:45
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