道具についての詳細
来歴
- 初代一寸法師の手に入れた鬼の秘宝
- 初代は鬼の魔力を危険視して「身体の巨大化」「姫を妻に貰う」以外の願いを叶えなかった。
- 子孫が我欲を満たすために乱用した結果、魔力が尽きて反転し小人族を封印した。
初代一寸法師は鬼を退治して、鬼の秘宝『打ち出の小槌』を手に入れた。
初代は大きな身体と姫を手に入れる事が出来たのは伝えられている通りである。
願望器
- 願いを叶える代わりに代償が必要な小槌
- 願いが大きすぎる場合は代償を先払いさせる。
- この代償は「回収期」と呼ばれ文字通り小槌が魔力を回収する期間である。
打ち出の小槌は鬼の道具である。
願いを聞き入れる代わりに、それに似合った代償を与える。
大きすぎる願いは、叶う前に代償が現れる事もある。
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輝針城創造 |
- 小人族が支配者になりたいという願望の産物
- 本来は民を支配する予定だったが城を建てた時点で魔力が尽きて反転した。
- 支配する民のいない鬼の世界へ封印された。
- 更に城は上下逆さになり魔力嵐に覆われ小人族を幽閉した。
「豪華な城を建てて民を支配したい」
刹那、輝針城と名付けられた城が出現し、打ち出の小槌の魔力は尽きた。
そして、悲劇は起こる。
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使用者との関連性
少名 針妙丸の場合
それから長い年月が経ち、現代。
もう小人族で過去のことを話す者もいなくなっていた。
そのせいで、針妙丸は打ち出の小槌の事を知らなかった。
元ネタ
一寸法師
御伽草紙に書かれた物語の一つ。
子供のない老夫婦が子供を授かるように住吉の神に祈ると身長が一寸(現代のメートル法で3cm)の子供が産まれた。だが何年たっても大きくなることはなかったため一寸法師と名づけられた。
一寸法師は武士になるためにお椀を船に、箸を櫂、針を刀の代わりに、麦藁を鞘の代わりに持って京へ行く。
そこで大きな立派な屋敷に奉公し、その家の娘と宮参りの旅をしている時、鬼が娘をさらいに来た。
鬼から娘を守ろうと一寸法師は立ちはだかるも鬼に呑み込まれてしまう。
鬼に呑み込まれた一寸法師は鬼の腹の中を針で刺すと、鬼は苦痛に悶えて降参し、一寸法師を吐き出して逃げ出した。
鬼がその時に落とした打ち出の小槌を振って自分の体を大きくし、金銀財宝も出して、助けた娘と結婚した。
そして幸せにくらしたとされている。
関連項目
関連タグ
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最終更新:2023年09月30日 01:40