分身(ジャッジメント/ブラッド)

作品名:ジャッジメント/ブラッド
使用者:ヴィクトリア・リード(術技)、長瀬 文佳(能力)

ジャッジメント/ブラッドに登場する術技および能力。
通常の分身は使い魔を形態変化させたり、幻術で見せる影武者を作り出す術技
長瀬の分身は弱点と特殊能力ごと七人に分裂する能力




術技についての詳細

影武者

  • 攪乱目的で自分の影武者を作り出す
    • 使い魔+形態変化の分身は実体はあるが数に限りがある。
      • 加えて本体ほどの戦闘能力は期待できない。
    • 幻術で生み出した分身は一度に大量に出現させられるが実体がない。
 分身は吸血鬼にとっては使い古された戦法である。
 例えば『使い魔』と『形態変化』を併用すれば手軽に作り出せる。あるいは『幻術』を
利用すれば百単位を一瞬で用意できる。


能力についての詳細

分裂

  • 存在ごと吸血鬼の弱点と特殊能力を七つに分ける
    • 七体に分かれてそれぞれに七つの弱点を振り分け、死んだ個体がいても生き残りから分裂して復活する。
      • 全ての弱点を内包した一撃で七人まとめて倒されなければ死なず、共通の弱点を持つ吸血鬼では不可能。
    • 特殊能力も七体それぞれに分担させている。
 長瀬文佳のもっとも厄介な点がそこだった。偽者の分身ではなくどれもが本体と言う性
質上、一体でも残っていたなら再生してしまう。
 対処法の最適解は、弱点全てを内包した一撃による一掃。

人海戦術+特攻

  • 七人の捨て身による戦術
    • 他の分身がいる限り滅びないためできる戦術。
    • 全員が同一人物であるため完璧な連携攻撃が可能。
      • 加えて受けた攻撃は全員が共感し理解する。
    • 一人一人が別の特殊能力を使えるため多彩な攻撃が可能。
 確かに一斉に襲いかかれば、燦も後退を余儀なくされる。自分同士であるため思考に差
異がなく、連携攻撃は息が合うどころではない。

欠点

  • 個体としては弱い
    • 弱い個体が七人の弱い群体に替わっただけで格上とは人海戦術と捨て身の戦いが必要不可欠。
  • 存在強度は七等分化したため支配・封印系能力に弱い
    • 吸血鬼を殺す手段では極めて高い生存能力であるが、血が薄まっているため封印に弱い。
      • ただし再融合して血の濃度を戻すとレジストできる可能性がある。
 長瀬が自ら分散させて、つまり血を薄めていたからこそ通用したのだ。七体全ての血が
一つに集中していたら封印ができたかどうかわからない。


使用者との関連性

長瀬 文佳の場合

  • 七つの弱点を持つ弱小吸血鬼
    • 傲慢派でなくても弱点を七つ持たない者はいるので、比較的不遇。
    • 傲慢派の指導を受けることで吸血鬼の属性を削らずに弱点を克服した。
「私は元々七つ全ての弱点を持つ雑魚吸血鬼で、新米の猟血官にもびくびくと怯える日々
を過ごしてたんだけど、ある時に運よくヒルダに拾われてね。そっから眷属になって指導
を受けた結果、克服するんじゃあなくって、身体ごと存在ごと弱点を分散させるって手法
に辿り着いたわけよ」



関連項目


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最終更新:2021年04月01日 17:06