魔眼(奈須きのこ作品)

作品名:奈須きのこ作品全般
用語分類:能力分類

奈須きのこ作品に登場する用語。
肉体とは別に独立した魔術回路と魔術を備えた眼球




詳細

概要

  • 視るという一工程(シングルアクション)だけで備わった神秘を行使する眼
    • 外界からの受動的に情報を得る眼球を、逆に眼球から外界へ働きかける機能に変えたもの。
      • 視界内全てが射程で、相手も肉眼・心眼問わず魔眼を見ていた場合は更に効果が上がる。
      • 強力だが世界最古の魔術なので魔眼殺しなどの対抗策は多い。
魔術世界において魔を帯びた眼───
転じて神秘を視る眼は魔眼と称される。
魔術式や詠唱を用いるまでもなく
ただ“視る”だけで神秘を映すもの。
  • 天然の魔眼ほど力が強い
    • 人造魔眼では精神操作程度。
    • 高度な魔眼の持つ能力は魔術で再現できない。
 もっとも、人工的な魔眼では魅惑や暗示程度の力しか持ち
得ない。
 強力な魔眼保持者は、決まって“生まれつき持っていたも
の”に限られる。
 ライダーの石化の魔眼、モノの死を視る魔眼などは
魔術でも再現できない“超能力”である。

魔術回路としての魔眼

  • 独立した魔術回路兼魔術礼装
    • 魔眼自体が魔力を生成し、魔眼に込められた術式を発動する。
      • 魔術師でも絶対に制御できるわけではない。
      • 魔眼が生成した魔力量が術式に必要な魔力量に届かない場合、所有者から強引に搾り取る。
「うん。独立した魔術回路って言ったように、魔眼は単体で魔力を生み出して術式を起動
できるの。一般の魔術回路に対してノウブルカラーが天体運営に近い……なんて表現され
るのも同じ理由かな。だから、魔術師とは縁のない一般人でも、ごく稀に魔眼の使い手が
現れるわけよ。ただし、魔眼が生み出す魔力と術式が必ずしもつりあうとは限らない。ひ
どい場合になると魔眼が勝手に術式を発動したあげく、魔術師本人の魔術回路からも精気
を強引に搾り取りだす。こうなると、まあ地獄だよ」

魔眼と所有者の繋がり

  • 魔眼は生物的・霊的に所有者と結び付いている
    • 摘出や移植をするならば科学と魔術の両方に精通していなければならない。
      • 特に強大な魔眼はある意味で嵐やマグマに近いので難易度が高い。
「ああ、文字通りの移植だ。元来魔眼というのは本人に根付いているもので、摘出するだ
けでも至難の業だが、あの魔眼蒐集列車はその例外だ。科学的な免疫機構やさまざまな問
題を無視して、摘出どころか、魔眼の移植なんて離れ業を確実にやってのける」
  • 魔眼を摘出されても物理的に眼に戻せば魔眼の能力は使える
    • ただし視力がないため過去視や未来視くらいしか意味がない。
「ある種の心霊手術。緑を切り離すのが摘出、つなぎあわせるのが移植といってもいい。
だから、もともとの魔眼の持ち主──まして摘出されてから、まだ一日と経ってない相手
ならば」
 眼球として機能せずとも、魔眼としては機能する

魔眼のランク

  • 神秘のレベルに応じてランクがある
    • サーヴァントのスキルで言うところのAランク以上がノウブルカラーと呼ばれる。
      • ノウブルカラー以上は失われた大魔術や神霊の権能が内蔵されていることも稀ではない
「……さて、ここまで述べた上で、時計塔で言う魔眼にはいくつかのランクがある。ごく
簡易なものであれば、制作できる造形師だって存在している。もちろんそれだって高価だ
し、確実に成功するわけでもないが」



関連項目

サーヴァントのスキルとしての説明。

関連タグ


リンク

最終更新:2023年07月08日 18:16