奈須きのこ作品に登場する道具。
使用者の血を混ぜた起源覚醒剤。
ただし大抵の人間は無意味か、耐えきれずに死ぬ。
道具についての詳細
分解不可能な大麻
- 魔術師から貰った特殊な大麻
- 通常の大麻と違い、依存性も耐性もつかない変わりに分解もされない。
- 前の大麻の毒が残っているため口腔摂取でも強力な効果を発揮する。
- 服用すると大麻の毒性が蓄積し理性を破壊する。
「ああ、おまえの言うとおりだ。───俺はさ、俺
と同じヤツがほしかった。だがそんなヤツは両儀以
外にいやしない。なら人工的に作るしかないだろ?
この倉庫に植えた大麻は荒耶から貰ったものでね、
少しばかり他の大麻とは趣が違う。依存性はなく耐
性もつかないが、こいつは体内で分解されない毒な
んだ。何十回とやれば理性をキレイさっぱり破壊し
てくれるっていう、とびっきりハイなクスリさ」
起源覚醒剤
- “食べる”の起源に覚醒した使用者の血で育った大麻
- 麻薬が効果を発揮している間は見えるもの全てが食物に感じる。
- 人によっては耐えられずに死ぬか、逆にただの大麻にすぎない場合もある。
……そう。僕の顔色が病人のようだというのな
ら、それはきっとその気分のせいだと思う。なにし
ろ学人の部屋全部が食べ物に思えてしまって、一晩
中食欲を抑えるのに必死だったんだから。
使用者との関連性
食事の起源覚醒者
- 食べる事を衝動とする捕食者の起源
- その血が混ざったものを取り込むことで起源に冒されてしまう。
- ブラッドチップで起源を書き換えたとしても最終的に自我を失い“獣の群体”に変貌すると思われる。
「その通りだ。存在の始まりから今までを積み重ね
てきた起源という方向性に、白純里緒という十七年
足らずの方向性は太刀打ちできない。彼は自らの衝
動を繰り返すしかない。食べる事、とはまた随分と
特異な衝動だがね。荒耶が目をつけたのも頷ける。
いいかい、黒桐。食べるという起源を持つのなら、
白純里緒の前世は悉く捕食する側の生物だったの
だろう。起源を覚醒したモノは重ねてきた前世を手
に入れるんだ。白純里緒は、一個の人間ではなく複
数の獣とみたほうがいい。白純里緒という人格が残
っているうちはいいが、それが消えれば本当に“獣
の群体”に変貌するぞ」
関連項目
この大麻が覚醒させるもの。
起源を利用した魔術礼装。
獣の群体、食うという衝動を持つ吸血鬼の心象風景。
もしかしたら使用者が行き着いたかもしれない場所。
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最終更新:2023年10月09日 18:03