抑止力(奈須きのこ作品)

作品名:奈須きのこ作品全般
用語分類:種族分類、現象
別呼称:カウンター・ガーディアン

奈須きのこ作品に登場する用語。
滅亡を防ぐために現れる現象
大洪水などの現象や英雄となって滅亡の要因を消去する。
抑止力には霊長の滅亡を防ぐための守護者と、惑星の臨終を防ぐためのものの二種類がある




用語について

方向の修復者

  • 人類や星が滅びに向かっていく時に現れる修正者
    • 滅びの要因となるものを排除する力や意思、現象となって現れる。
      • 人類の代表でありながら人の心がなく、機械的に滅亡要因を消滅させる。
      • 人類では手に負えない場合、天災となって周囲もろとも滅亡要因を消し去る
 私達人間は死にたくない。平和でいたい。
 私達のいる星だって死にたくない。長生きした
い。
 抑止力というのはそれだ。霊長という群体の誰も
が持つ統一された意識、自分達の世を存続させたい
という願望。我を取り外してヒトという種の本能に
ある方向性が収束し、カタチになったもの。それが
抑止力とよばれるカウンターガーディアン。
  • 人理が働かないところでは抑止力は発生しない
    • 特異点や星の外からの脅威は抑止力の対象外。
      • 逆を言えば特異点内であれば人類鏖殺や星を破壊することすら可能となる。
    • 人理焼却などの人理そのものを覆す偉業にも対応しない。
人ならざる、宙から来るモノならばともかくとして。
内側で産み落とされた我々がこの星を破壊するのは、
うん、まず不可能に近い。
だから、星を破壊するためにはまず根底の発想を
覆すしかない。


アラヤの守護者

人類の代表者

  • 全人類の無意識集合下で霊長の滅亡要因となるものを排除する者
    • どんな理想的な状態でも霊長全体で見た時に滅びへ向かう要因となるならば排除する存在。
      • 人類の無意識下で生み出された抑止力なので誰にも意識されずに滅亡要因を消滅させる。
    • 特定の人物が滅亡要因だけを滅ぼせるような能力を獲得する。
      • 時代によっては抑止力となった人物は英雄と呼ばれる。
 とはいっても、何もカタチのない意識が呪いにな
ってaを殺す訳ではない。抑止力は、たいてい媒体
となりうる人間に宿り、敵となるaを駆逐する。媒
体になった人間はaを倒す為だけの能力を持つが、
それ以上の能力は与えられない。aにとって代わる
事ができないようにね。
 抑止力という霊長全体の意志を受けとめられる受
信者、そういった特殊なチャンネルを持つ人間とい
うのは稀に存在する。歴史は、これを英雄と呼んで
もてはやすんだ。


ガイアの守護者

世界の救世主

  • 世界が滅びないように派遣する抑止力
    • 人類の守護者ではないが人類社会の滅びが天体の滅びに繋がる場合、人類を守護するために働く。
「…………アカシックレコードに触れようとする事
で抑止力が動きだす。おまえのように人間を憎む者
が全能となれば、世界の終焉が起きる確率が高まる
からだ。この抑止力というものには二種類ある。
一つは霊長である人間が、自分達の世を存続させ
たいという無意識の集合体。
 そしてもう一つは、この世界そのものの本能だ。
……この両者は目的が同じだが、その性質は微妙に
異なる。世界そのものの本能がアカシックレコード
に触れる者を律するのは、たんに今の地球を支配し
ているのが人間だからにすぎない。人間の文明社会
が崩壊するという事は、この天体の死に直結する可
能性があるからだろう。故に世界の意志が作り出し
た救世主は、英雄と並んで人間の世の崩壊を防ぐん
だ」



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最終更新:2024年01月30日 22:13