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使用時の詠唱 |
――城よりこぼれたかけらのひとつ
クルーシュチャの名を以って
方程式は導き出す
我が姿と我が権能、失われたもの
喰らう牙
足掻くすべてを一とするもの
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能力についての詳細
基本性能
形容
- 幾何学模様の黒い文字群
- 複雑なカダス碑文のような文字の羅列
- 言葉ではなく、名の通り方程式と思われる。
- 黄金瞳を顕現させたメアリ・クラリッサ・クリスティが読み取ることができない。
ぐるりと取り巻く文字のような黒い群れは、
男の影から吐き出され、周囲で蠢き回転し、
不規則な幾何学模様を描き出す。
もしも、本当にカダス碑文なのだとしたら、
それは言葉ではない。近いものは、恐らく、
数式。複雑な。
関数——違う、何かの方程式だ。
長く複雑すぎて、メアリには読めなかった。
式が、そもそも何を意味しているのかさえ。
肉体の変容
彼を人間のかたちへ押し込めるものを、解き放つべく思考する。
クルーシュチャ方程式の名で呼ばれる自らへの戒めを大脳で紐解き、あまねく万物を砕き呑
み、鏖殺することを許された黒色異形の“腕”を伸ばす、その刹那――
黒い群れを男は呑み込んでいく。
口で、足元の影で、黒色のコートの影で。
(中略)
文字の羅列を男は次々と呑み込んでいく。
王の腕
- 咀嚼して飲み込む黒の王の腕
- 接触が危険な《怪異》すらも噛み砕いて飲み込んでしまう
砕いたのは、奇妙な、黒い腕だった。
男の胴体部の亀裂からずるりと伸ばされて、
巻き付くように怪物を取り込み、押し潰す。
使用者との関連性
自身の本体の解放
- 黒の王であるMの肉体を呼び出す数式
- 腕限定で黒の王本来の黒色異形の腕へと姿を戻している。
- 肩や腕、目に付けている眼帯も紅く発光する。
変容する部位 |
変容する内容 |
左目の眼帯 |
奇妙な紋様を描き出して揺らめきながら紅く輝く。 |
右上半身 |
黒い硬度のある無数の刃が骨、肉、服を食い破って出てくる。 使用者が痛がっている様子はない。 |
右胴 |
赤色の亀裂が胴の斜めに入る。肋骨状の先端の鋭い黒い刃が突き出る。 |
元ネタ
クルーシュチャ方程式(Kruschtya(ROOSH-tih-YAH) Equation)
クトゥルフ神話に登場する方程式。
邪神ナイアーラトテップの化身の1つでこの方程式を解くことでニャルラトテップを顕現させると言われる。
関連項目
関連タグ
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最終更新:2024年12月01日 20:11