《怪異》

メタ・クリッター
作品名:漆黒のシャルノス
用語分類:種族分類

スチームパンクシリーズ(Liar-soft)に登場する用語。
未だ科学に否定されていない幻想の生物
ゾシーク計画で発生した《怪異》は一定条件下で人の想いから生み出されて、創造者がシャルノスへと至るために必要な黄金瞳を追跡する使い魔的な存在。




《怪異》の存在について

世界で唯一残ったおとぎ話

  • 科学の発展している世界で唯一残る幻想
    • 《既知世界》では科学の台頭であらゆる怪異が説明され、その存在を排除されている。
【М】あれは《怪異》だ。
   世界で唯一生き残ったおとぎ話だ。
   否定されるべき超常の現象どもだ。


シャルノスの《怪異》

宿主である人間の想いから生まれる

  • 一定条件下にある宿主の想いから誕生する。
【M】決して《怪異》は自然発生しない。
   必ず、それを顕現させた“宿主”がいる。
   愚かな人間たちが、
   宿主と化してあれらを生む。

   (中略)

【М】ごく特殊な条件下にある強い情念だけが、
   奴ら《怪異》を生み出すことになる。
   4つの声は、その際に零れた残滓だ。

黄金瞳を得ることで門を潜る

  • 黄金瞳を手に入れることでタタールの門を潜る
    • 永遠のシャルノスを望む宿主が黄金瞳を狙う。
    • タタールの門を潜るのではなく、開くのであれば黒の剣能で刺されることで門を開くことができる。
【モラン】あなたが黄金瞳であるからです。
     すべての《怪異》は、すべてを見通す
     黄金瞳を得ることで門をくぐるのです。
【メアリ】タタールの門ね。
     おとぎ話の。

シャルノスへのかがり火

  • シャルノスを流出させるための生け贄
    • 眷族型《怪異》を王の腕で砕いて飲み込むことでシャルノスを流出させる。
【アーサー】既に彼の計画は最終段階に入っているんだ。
      4つの眷属と化した《怪異》はすべて
      王の“腕”によって砕かれ、回収済み。
      4つのそれらは、既に、
      シャルノスを導くための4つのかがり火だ。


シャルノスの《怪異》の戦闘能力

基本性能

  • 分裂
  • 進化
  • 再生(眷族型)
  • 高生命力(眷族型)
  • 疑似的な自動反撃(眷属型)
  • シャルノスへの誘引
  • 黄金瞳の自動追跡

分裂

  • 大小6つに分かれる
    • 大=《怪異》、小=黒妖精と思われる。
    • 黄金瞳の追跡等に役立てる。
メアリは走り出す。
怪物が大小6つに分裂して、猛烈な勢いで
襲い掛かってくる気配を背中に感じながら。

進化

  • 妖精型から眷族型への進化が可能
    • 砕かれた後でも条件を揃えることで進化が可能。
【М】今回のレッドキャップは砕かれた、
   条件が揃えばさらなる進化を果たす。
   その時、お前は、再び追われることとなる。
妖精型 眷属型 進化の要素
鉄枷ジャック サラマンドラ 不明
群れのムリアン ブラックドッグ 殺害した4人の女性
レッドキャップ トロール 自身の精神
不明 ケルピー 使役者自身の《回路》技術


使役者へのフィードバック

  • 《緑の石》の弾丸などで破壊された場合、使役者へフィードバックが発生する
    • 妖精型が破壊されたならば魂と身体を同時に引き裂くような痛みが起きる。
    • 眷属型が破壊されたならばシャルノスとの関わりを失い、精神と肉体に変容を起こして死ぬ。
【М】己の《怪異》を失った者は、
   シャルノスとの関わりを永遠に失う。

   (中略)

【М】そして、それが故に死ぬ者もいるだろう。
   精神の変容は時に物質へ及ぶ。

高生命力

  • 妖精型が《緑の石》の弾丸を受けた場合
    • 耐え切れず、砕ける。
    • 消滅はしない
効いている――
銃撃を受ける毎に怪物は猛烈な風を撒いて、
風船が弾けるように、音を立てて、消える。
  • 眷族型が《緑の石》の弾丸を受けた場合
    • 頭部を穿たれても生存する。
    • 再生と自動反撃を行う。
――驚くほど大きな銃が炎を吹き上げる。
――それは、怪物の額を穿つ。

(中略)

けれど、それだけだ。
悲鳴を幾つも生むだけで、通じはしない。
倒れてくれない。弾丸は怪物を貫くだけ。

黄金瞳の自動追跡

  • 宿主が発見した黄金瞳を自動追跡する。
    • 宿主の意思は関係ない
【ジェーン】ごめんなさい。
      あれは自動的にあなたを追うわ。
      私は既にあなたを目にしてしまったから。
      その綺麗な黄金瞳を。


人工《怪異》

コピー・ファウスト

  • 人工的につくられた《怪異》
    • 《結社》によって作られた《怪異》
    • どちらかというと《機怪》に近い存在


元ネタ

メタ(meta-
「高次な-」「超-」「-間の」「-を含んだ」「-の後ろの」等の意味の接頭語。
おとぎ話(二次元)の存在であるクリッターが現実(三次元)に出てきていることを
表していると思われる。


関連項目

《怪異》が目指す世界

《怪異》がタタールの門を潜るために狙うもの


劇中に登場した《怪異》

眷属型


妖精型


その他


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リンク

最終更新:2024年12月01日 20:04