相州戦神館學園シリーズに登場する存在。
使用者の終段から顕現する。
阿頼耶識から呼び出された鴻鈞道人。
これの正体は
阿頼耶識すら口にするのも憚れる存在であり、今までのクトゥルフ的表現から察せられる存在である。
+
|
詠唱 |
人皆七竅有りて、以て視聴食息す。此れ独り有ること無し
太極より両儀に別れ、四象に広がれ万仙の陣──終段顕象
四凶渾沌──鴻・鈞・道・人ィィン
|
存在についての詳細
形容
ここに顕象された汚怪なる神の姿は、数億もの触手で編みこま
れた翼と獣毛の塊だった。そうとしか形容できない。
異界の法則として存在しているかのように、蠢き蠕動する巨体
の形は今このときも変幻し続け、薄桃色の煙を纏い虚空の中心に
揺蕩いながらまどろんでいた。
実にこのとき、爆発的に広がった万仙陣はアジア全域を一呑みにしていたの
だ。
- 眷族の生み出すタタリで攻めいる
- 一体一体は雑魚だが、人海戦術により勝つ手段は無い。
今このときも増え続ける眷属、それが生み出すタタリ。すでに三十億を超え
んとしている圧倒的と言うにも凄まじすぎる大軍勢──!
肉体変異
- 使用者の思想と同調すれば肉体を異次元の仕様に変えられる
- 幸せな夢を見ながら現実では互いに殺し合う触手と化す。
今、眼前で展開していく黄錦龍の終段は、彼らをしても奇怪極
まりないとしか表現できないものだった。
どだい、まともな人間の神経で看破しきれるものではない。あ
れに同調すれば狂気どころか体構造の変幻すら招き、異次元の仕
様へと組み替えられてしまうのだ。
使用者との関連性
唯一使える終段
- 他の終段は不適合なため使えない
- 使った場合、鴻鈞道人は離反し万仙陣ごと使用者を呑み込む。
元ネタ
渾沌(húndùn)
中国神話に登場する怪物の一つ。四凶の一つとされる。その名の通り、混沌(カオス)を司る。善を毛嫌いして悪人に媚びる性質がある。
熊のような手足をもつ長い毛の犬のような姿をしているとされている。
目と耳を持つが機能しておらず、尻尾を
咥えてグルグル回っているだけで前に進むことは無く、空を見ては笑っていたとされる。
荘子の内篇、応帝王篇に、目、鼻、耳、口の七孔が無い帝として、渾沌が登場する。
南海の帝と北海の帝は、渾沌の恩に報いるため、渾沌の顔に七孔をあけたところ渾沌は死んでしまい、物事に対して無理に道理をつけることを『渾沌に目口を空ける』と言う。
万仙陣
誅仙陣を破られた通天教主が復讐のために開いた最強の陣(太極陣・両儀陣・四象陣)。
中でも両儀陣は太極陣が破られた時発動する仕掛けになっており、陰陽の力が働いている。
もともとは三つの陣だったが、増えすぎた野次馬を収容するために組み合わせて大きくしたものである。
鴻鈞道人
封神演義に登場する渾沌のこと
道教の世界において「鴻鈞道人(こうきんどうじん)」という名で擬人化されている。
老子・元始天尊・通天教主の師。万仙陣の戦いを収拾させるために、三人の弟子に丹薬を飲ませ、再び争えば体内の丹薬の力で死に至るものとした。
関連項目
四凶渾沌──鴻鈞道人で拡張される能力。
関連タグ
リンク
最終更新:2016年12月24日 22:06