ふと目の端に、外に出て行く人影をみとめた。
ひとまずテーブルにグラスをおき、追いかけてみる。
「どうかした?大丈夫?」
ハンターの青年が振り返り、大丈夫だと手をあげた。
少し酔っているのか、顔がほんのりと赤かった。
「お水もってこようか?」
「水?わざわざ持ってこなくてもいいよ」
「いらない」と言い、続けて、
「最初の時もそうだったなぁ・・今回は大丈夫だよ」
「そう?」
それから、「最初」を思い出したのか女性が笑った。
「そう言えば、あの時は潰れてたもんね」
「悪かったな」
渋い表情を浮かべたが、すぐに口元に笑みを作り、
「時間が流れるのは早いな」
「そうだねぇ」
二人で夜空を見上げた。
月の大きな明るい夜。
雲ひとつなく、一面の星空が世界を見守っている。
あの時と同じ空の顔が、そこにあった――
最終更新:2009年01月25日 00:10