タブンネで遊ぼう

ここに一組のタブンネの親子が居ます
お母さんタブンネに、二匹の子タブンネちゃん
おてんとうさまのしたで、自分たちのおうちでおひるねしているようですね
すやすやすやすやと眠っている子タブンネちゃん、幸せそうですね
子タブンネちゃんを見守っているお母さんタブンネも幸せそうに微笑んでいます
子タブンネちゃんの頭をそっとなでてあげています
そんなタブンネの親子を一人の男の子が見つけたようです
お母さんタブンネは男の子に気が付き、優しく微笑み手を振りました
男の子はタブンネの数を指折り数えて、そしてモンスターボールに手をかけました

「でておいで、オーダイル」

オーダイルと呼ばれたポケモンはその凶暴そうな風貌とは裏腹に、出てきた瞬間すぐに男の子に頬ずりを始めました
どうやら甘えん坊な性格のようですね

「はは、オーダイル、くすぐったいよ」

男の子もそんなオーダイルを拒絶するわけではなく困ったような笑顔を浮かべながら頭をそっとなでてあげました
そんな様子を見てお母さんタブンネもニコニコと笑っています

「オーダイル、タブンネにアクアテールだ」

男の子はそう静かに言うとオーダイルはすぐにタブンネの方に振り向きその尻尾に水をまとい攻撃しました
子タブンネには当てていないところが一種のこだわりを感じさせますね
顔面にアクアテールを喰らったタブンネは「ミボォ!」という短い鳴き声と共に後方に吹き飛ばされてしまいます
大きな木に衝突し、その場に崩れ落ちるお母さんタブンネ、その隙に男の子は二匹の子タブンネを掴みあげました
目を覚ました子タブンネは自体をいまひとつ飲み込めていないようですが、遠方に見える母タブンネを見つけて不安そうにミィミィと泣きだし始めました
次第にその鳴き声は大きくなっていきます
母タブンネはすこししてからそれに気づき、こちらに駆けよってきます
目に涙をためて返してくれと足元にしがみついてきました
男の子とオーダイルはニヤニヤと笑っています
そして一匹の子タブンネを上空に放り投げました
子タブンネは柔らかく宙を舞います

「オーダイル、ハイドロポンプ」

そう言われた瞬間オーダイルは高圧の水流を口から発射し、宙を舞う子タブンネに当てます
子タブンネは吹き飛ばされ、先ほど母タブンネが衝突したのと同じ木にぶつかります
しかしその四肢はあり得ない方向に折れていて、胴体は文字通りペチャンコになっていました
口から血反吐を吐きだしうなだれるタブンネ、すでにこの世にはいないでしょう
母タブンネはそれを見た瞬間「ミィヤアアアアアアアアアア!!」と叫び声をあげました
そして男の子に向かい捨て身タックルをしてきたのです
男の子は身構える気配すらありません、むしろその不格好な捨て身タックルを笑っていました
タブンネが近くに来た時それをオーダイルが受け止めました
いくら捨て身タックルと言えどそれを使うポケモンが貧弱では意味がありません
受け止められ尻もちをついた母タブンネにオーダイルのアクアテールが炸裂します
再び吹き飛ばされ木に激突する母タブンネ、学習しませんね
弱り切った母タブンネを余所に男の子は残りの子タブンネの下半身をまさぐりました
ポケットから筒状の物がいくつも連なったもの、爆竹を取り出しお尻の穴に入れようとしました
しかしいざ入れようとするとそこは不衛生極まりない場所でした
ツンと臭う排泄物の臭いに思わず男の子は鼻を押さえます
これはとても無理だ、と思ったその時ふいと前の穴に目が行きます
この子タブンネちゃんは実は♀だったのです
男の子はこれは好機と思いぐいぐいと力の限り爆竹を押し込んでいきます
ある程度はいったら準備OKです、男の子はライターで爆竹に点火しました
導火線はじりじりと短くなっていきます
男の子はその場に子タブンネを置きオーダイルと一緒に距離を置きます
そしてそれに気づいた母タブンネは子タブンネに駆けよりますが──
残念ながら手遅れだったようです、爆竹は音を立てて子タブンネちゃんの股の間で発破しました
「ミビャアアアアアアアアアアアア!!」という大きな叫び声をあげる子タブンネちゃん、爆竹の発破音にも負けていません
そして一通り発破し終わるとそこには無様な下半身をしてピクピクと痙攣している子タブンネちゃんが居ました
お母さんタブンネはその子タブンネを抱きかかえ涙を流します
悲痛な泣き声を聞きながら男の子とオーダイルはおなかを抱えて笑っていました
その時です、コヒューコヒューという弱々しい呼吸音が聞こえてきました
なんとその子タブンネちゃんはまだ生きていたのです
それに気づいた母タブンネはすぐさまいやしのはどうを撃ちます
泣いてなんかいられない、そう決意したような眼でした
いやしのはどうでだいぶ楽になったのか呼吸は落ち着き子タブンネの顔に笑顔が戻りました
母タブンネが傷がある程度ふさがってきたと思ったその瞬間青く巨大な足が子タブンネちゃんの顔を踏み潰しました
骨と柔らかい何かが潰れる音が静かになります
子タブンネちゃんは再び数回痙攣した後失禁し、その生涯を終えました
れにはたまらず男の子も木に手を当て苦しそうに大笑いしています。
オーダイルは汚れた右足を草で拭くように軽く擦りながら男の子の方へ戻って行きました

「御苦労さま、オーダイル、帰りにヒウンアイスを買ってあげるよ」

喜んでいるオーダイルと共に男の子は去って行きました
母タブンネはその姿をただ見ていただけでした
男の子はまた次のタブンネを探しています、新しい遊びをするために
もしかしたら、次に来るのはあなたの街の近くの草むらかもしれません
最終更新:2014年09月06日 13:27