だっちょ

赤くてまるっこい妖怪。漢字表記は「妲腸」
亜種に「だっちょ(陀腸)」、近種に「やまだっちょ」がある。

概説

資料上は『百鬼夜行絵巻』などに確認することの出来る、赤くてまるっこい妖怪である。しかし、絵巻物によっては白、黄、緑など色はさまざまな種類が存在していたりもする。



妖怪・ダッチョ

2006年11月18日13時ごろ、チャットでnanaki氏が「百鬼夜行絵巻」という本を買ったという話題から生まれた。
nanaki氏曰く「赤くて丸くて四足歩行の腹から尻尾が出ている妖怪がいたんですよ。これがかわいかった話なんですけどね。その腹から出ている様が“脱腸”しているみたいに見えたんです。だからこれは妖怪・ダッチョウ」
その場にいたKARASU氏とsho-2氏がかなりツボに嵌り、sho-2氏はその後「百鬼夜行絵巻」を買ったとか買わないとか。ちなみに、ダッチョウはオスらしい。
この妖怪は、江戸時代などの百鬼夜行絵巻に必ず登場している妖怪で、槍を持った妖怪、小槌を持った妖怪、鬼のような妖怪に虐められているような感じで描かれている、腹から尻尾のようなものを出して大きな眼を持つ真っ赤な妖怪。作者によっては、前足しかない物や目が沢山あるものなど、バラエティ豊富。
nanaki氏はこの妖怪を酷く気に入り、「妖怪・ダッチョウ」を広めるため、新・妖怪党の「のぼり」に大きく描いたり(hyousen氏デザイン)オフ怪のしおりにちょこちょこ登場させたりしている。名前を「ダッチョウ」から「ダッチョ」にしたのは、「脱腸のままだと不憫すぎるから」という理由で「ダッチョ」に改名した。
湯元豪一氏著、「図説江戸東京怪異百物語」(2007/7 河出書房新社刊)には 百鬼夜行絵巻が載っているのだが、この本に掲載されている百鬼夜行絵巻の「赤い妖怪」の隣には「青い色をした斧の付喪神」が描かれている。その妖怪の尻尾が、「赤い妖怪」のお腹の部分に伸びているので、「赤い妖怪」の尻尾だと思われていた部分は、「斧の妖怪」の尻尾として描かれていた。しかし、この「斧の妖怪」、他の百鬼夜行絵巻には描かれていない場合が多く、その正体も謎である。この絵巻はいつ頃のものなのか、何故この斧の妖怪は消されてしまったのか、または後から付け足された物なのか、それは全く分からない。一緒にいたhyousen氏もかなり驚いていたようなので、もしかすると同本が初出なのかもしれない。(初版・nanaki)
2006年12月1日の時点ではまだ呼び名が定着していなかったため、「妖怪料理」 美味しそう!? な妖怪での書き込みでnanaki氏は「赤い妖怪」とのみ記していた。(「この赤い妖怪は灰汁は強いし毒もあるので、」とも書き添えられていてる。) (「妖怪料理」 美味しそう!? な妖怪 0607) しかし、12月2日、shion氏による「もしかしてチャットで話題になったダッチ○ウ妖怪ですか?(笑)」という同スレッドへの書き込みによって、スレッドにも浸透していくこととなった。 (「妖怪料理」 美味しそう!? な妖怪 0613)
nanaki氏によると、ダッチョの表面には細かい毛が生えているらしい。(腸…しっぽの部分はつるつる)また塩漬けにされたものは泡盛などにあうという。「切るとプシューーーーーーーという音とともに萎みます。」(nanaki)

食用

nanaki氏による「ダッチョの塩漬け」のほか、2012年9月下旬には以下の料理などが確認されている。
  • だっちょ鍋
  • だっちょソーダ
  • だっちょの昆布まき(いずれもヲヲ氏によるもの)

陀羅尼妲腸信仰

妖界の一部族(アマコネス(女狐蛮))は、これを「苦難を除く」としてあがめており(2012年4月 九十九屋さんた)特におなかにスワロフスキーのようなぴかぴかのある「だっちょ」を崇拝している。(「陀羅尼妲腸」信仰)
また、アマコネスたちの住む地域にしか生息していない「だっちょ」(陀腸 亜種であり、瞳孔が大きくひらいてるところが特徴)から分泌される液体は猛毒で、槍や弓矢につけられている。(2012年2月27日 妖界東西新聞「古文先生?のアマコネス講座」→http://youkaitouzai.blog97.fc2.com/blog-entry-1198.html

サイト

百鬼夜行の赤い妖怪 だっちょのぺーじ http://akakutemarukkoi.yu-nagi.com/(新・妖怪党)

関連鬼事

記号 だっちょの活字絵など