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*ムラマサ 着用アイドレス:高位西国人+ムラマサ+ミフネ+猫柔術家 [[高位西国人を継承>http://www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/171.html]] [[ミフネを継承>http://www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/374.html]] [[猫柔術家を継承>http://www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/170.html]] L:ムラマサ = { t:名称 = ムラマサ(職業) t:要点 = 日本刀、構え、静かな顔 t:周辺環境=荒野 t:評価 = 体格4,筋力4,耐久力4,外見2,敏捷3,器用1,感覚2,知識1,幸運2 t:特殊 = { *ムラマサの職業カテゴリ = 派生職業アイドレスとして扱う。 *ムラマサは射撃を受けた場合の装甲判定に必ず成功する。 *ムラマサは白兵戦闘行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は評価+8され、燃料は必ず-4万tされる。 *ムラマサは同調判定に必ず失敗する。(摂政の効果に優先する) } t:→次のアイドレス = 妖刀(マジックアイテム),名刀(アイテム),単独突撃300(陣形),剣投げ(絶技) } -評価値 ||体格|筋力|耐久力|外見|敏捷|器用|感覚|知識|幸運| |高位西国人|1|1|1|1|1|0|1|2|0| |ムラマサ|4|4|4|2|3|1|2|1|2| |ミフネ|4|3|3|2|3|1|2|1|2| |猫柔術家|4|3|3|-1|0|0|1|-1|0| |計|13|11|11|4|7|2|6+1|3|4| [[高位西国人+猫妖精+猫先生+猫柔術家]]よりHQ継承(第2世代):[[感覚+1>http://p.ag.etr.ac/cwtg.jp/tenryo/1405]] **設定文 /*/ -ムラマサ- 刀匠・千子村正が拵えた作品の総称、主に日本刀 数々の逸話・噂を残すムラマサだが、近年になって疑問視する声が上がっている 伝説に謳われた、その切れ味を生み出すのは、刀身ではなく、使い手の技なのではないか? と言う説である 膨大な資料、様々な伝承を元に調査・研鑽が行われ、そして確信した 受け継がれるのは製錬法や鍛冶の技術ではない 斬る為に編み出された斬る為の剣、その業こそを伝える鋼の系譜 身に付けた者が、ムラマサへ至ると 其は、時を越えここキノウツンにて現代へと蘇る 発行・土津恋書房 著・鱧野 月「すぐキレるわ刃物」より抜粋 /*/ 「うさんくSEEEEEEEE!!!!!てか、また土津恋書房!?」 「しかし、ムラマサについて書かれている書物が、他に無かったのであります」 読んでいた本から顔を上げ溜息をつく青狸と桜城の2人 「高原もなんでこんな所選ぶんだか、まあ街中で刃物振り回されても困るけど」 自分達のいる場所を見渡す、開拓が進んでおらず岩がゴロゴロしていて、人はおろか草木さえ疎らなだだっ広い荒野 「あの岩を斬ると仰いましたが、可能なのでしょうか?」 「うーん、剣術持ちって言っても、白兵評価って岩にも通用するのかしら」 自分の何倍もある大きな岩を前にたたずむ高原、刀を構えたまま、かれこれ2時間になる 「ねー!そろそろ帰ろうよー!あんまり帰りが遅くなって火焔に疑わ…心配かけたくないんだケドー」 返事が無い、ただの鋼のようだ 「ホントにやる気なのかな」 殺気も雑念もない、穏やかで静かな顔をしている 少なくとも、これから岩を斬ろうとする人間の顔ではない 「いざとなったらコレで・・・権~威の~メ~イ~ス~」 ピッコピッコとメイスを振る青狸 「アレ?始めるみたいですよ」 高原がようやく動き出した 何の変哲も無い下段の構えから、斜めに振り上げる一閃 居合いのような速度で斬る技ではない、むしろ動きは遅過ぎる様に感じる すると驚くべき事に、刃はゆっくりと岩に吸い込まれ、バターにナイフを入れたかの様に滑って行く 刃が完全に通ると、岩は重力に引かれ地面へと落ち、砕けた 残った方の岩の断面は、滑らかを通り越し、磨かれた鏡の様で、とても斬撃に拠るものとは思えなかった 数秒の残心の後、日本刀を持った手を高らかに掲げ、吠える 「俺が!俺達が!ムラマサだ!」 &blankimg(mura.jpg,width=480,height=480) 高原の下へ駆け寄って抱きつく2人 「SUGEEEEEEEEEE!!斬っちゃったよ!これがムラマサか!」 「小生も!!小生もムラマサになりたいのであります!」 目を輝かせ興奮している桜城、鼻息が荒い、しかし 「残念ながら…桜城くん根源力が足りない」 ポムと高原に肩を叩かれ、膝を着いて泣き崩れる 「小生は…ムラマサになれない…or2」 「なあに頑張れば、そのうち着れる様になるさ」 こうしてムラマサは受け継がれていく・・・のか? &color(red){#以下はプロモーションのための追加設定文です} 数日後… 「紛失したページ?」 「はい」 桜城はそういうと、鞄から一冊の本を取り出す。 「『すぐキレるわ刃物』じゃん。それがどうかしたのか?」 「実はここなんですが」 ぺらぺらとページをめくると、いくつかページ番号が飛んでいる部分がある。 「あ、本当だ。前読んだ時は気づかなかったな」 「ええ、それで資料室を探して見たところ、こんなものが…」 再び鞄に手をつっこむと、桜城は古びた何枚かの羊皮紙を取り出した。 「…普通の出版物だよなこれ。何で羊皮紙?」 「原本しか存在してなかったんです。たぶん出版した時から抜けてたんだと」 「それもどうなんだ…」 ぶつぶつ言いながらはるは、羊皮紙に目を通す― ムラマサ心得五箇条 一ツ・その刃は自らの心の闇を切り、他者を守り、命を慈しむ為にのみ振るうべし 一ツ・道は孤独なれど嘆くべからず 一ツ・天気のいい日には布団を干し、大地を走って心身を健やかにせよ 一ツ・力に溺れる事勿れ 一ツ・根源力は十五万以上でないと使えない。身体鍛えて身につけろ 以上之心得を守れぬ者、ムラマサに能わず 心得よ。己の闇に溺れる事なかれ 「…ムラマサって厳しいもんだな」 「はい」 近代の研究においてムラマサとなるには、果てしなく厳しい修練の末に己の力を高 め、根源力十五万以上ないと不可能という事が明らかになった。 ムラマサ-悲運の刀と同じ名を持ったこの職業の真実は、人の命の尊さを守る為だ ったのかも知れない。 (文章:桜城キイチ、高原鋼一郎 イラスト:比野青狸)
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