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その頃、上条たちはもう一度『メインコンピュータールーム』から探す事にした。
美琴のチカラを使い、機械を弄って見るとトンでもないことがわかった。
「「「ぶっ!?」」」
隠し部屋、色んなあらゆるところにあったのだ。
温泉に限らず…………おっと、今言っておくのはもったいない。
だがこれだけは言っておこう。親たちは上条たちの『未来』のことも考えており、美琴が二十歳になった六年後にある部屋に鍵が開く仕掛けになっていた。
それは、『愛の育む部屋』……。
「ど、どんだけやねん!!いろんな意味で!!わからん意味でドンだけやねん!!」
「……しょ、将来はその……入ることになるんだ……////////////////////////」
「やめろ美琴!!そ、そんな事言ったら俺まで顔赤くなっちまうだろ!!////////////////////////////////」
ラブラブなお二人は、将来のことを考えて顔を赤くした。まるでういういしいカップルのように。
それが青髪ピアスには不服だったらしく、
「いいから!!佐天はん探すんやろ!?」
「あっ、それなら見つかりましたよ?温泉のところに黒子と最愛の二人で温泉向かってたから、大丈夫だと思いますよ?」
そういうと画面に佐天、黒子、絹旗が階段を下りている姿があった。
「あれ?健宮はどこ行ったんだ?」
「……健宮さんは顔から煙でてたわ」
「わお、いっつでんじゃらんすや☆」
「冗談抜きで大丈夫か!?」
「黒子がスルーしてたから大丈夫だと思うけど……」
すると美琴はごまかすように電気を飛ばし、弄ってみる。すると、
「あれ?なんで勝手に入ってるの?……ってハヤッ!!」
「どうした美琴……ってハヤッ!!」
「カミやんたら、わざわざ御坂はんの真似しなくても……ってハヤッ!!」
そこに映っていたのは、白いシスターがものすごい勢いでチョコを吸い込んでいる(見ている限りこれが正しい表現)ところだった……。
『これで去年みたいにカミやんが貰ったチョコを食べなくて済むにゃー。(まあ、砂糖、塩、水の生活をしなければいけないのは変わりが無いが。)』
『それにしても、インデックスちゃんの食べる速さに驚いているんだけど…』
『僕もこんなに早く食べれるインデックスを見た事が無かったんだが…』
元春は去年みたいに当麻のチョコを食べなくて済んだ事にほっとし、月夜、ステイルはインデックスのチョコの食べる速さに呆然していた。
「当麻、インデックスってあんなに早く食べれたの?」
「俺もあんな速さで食べたインデックスを見た事ねぇ。(まあ、あれを食べなくて済んだのが良かったが。)
「さっきまで埋まるほどいっぱいあった物がもう半分も無いことに驚いたわ。(まあ、去年みたいに手伝わなくて済んだのが嬉しいけどな。)」
当麻と青ピは、あのチョコを食べなくて済んだ事にホッとしていた。
「じゃあ、俺たちもどこか行くか。」
「そうね。じゃあ○○さんはどうするの?」
「俺は黒子はんが居る温泉に向かうで。」
ということ上琴は二人でどこかに、青ピは黒子たちが居る大浴場に向かった。
----
地上の上琴新居二号リビングで猛威を揮いながらチョコを食べるインデックスだが、特筆すべきは食べる速度だけではなかった。
真に驚くべきは包装紙を綺麗に剥がし、箱などの包みを開ける速さ、それも精密機器も真っ青の正確性を誇って。
「禁書目録の食への思いが新たなる能力を開花させちまったってわけか……。やれやれ大したタマぜよ」
「これに関しては間違いなく世界で一番を自負してもいいだろうね、インデックスは」
「……あれ? インデックスちゃんの動きが止まったよ?」
リビングのチョコを八割も消化し終えた所でインデックスの猛威が止まった、五和のウエディングチョコケーキを前にして。
ジーッと見、匂いを嗅いだ後でインデックスが滝のような涎を垂らし始めたことに慌てたステイルが彼女の所へと駆け寄り、涎を処理し始める。
「どうしたんだインデックス! 人様の家でそんなはしたないことをするなんて! で、でも安心していいよ。僕はそんな君でも」
「ステイル、このおっきなチョコレートケーキ、とてつもなく危険な感じがするかも……」
インデックスが五和のウエディングチョコケーキを前に動きを止めた理由、それはまさに野生の勘とも言うべきものだった。
「あー、ありゃ大きさや見た目からいって五和の奴が作ったウエディングチョコケーキだにゃー。やばいモンでも入ってるってことか?」
「元春、いくら五和さんでもそこまでは……しないと思うよ。私も感じる、あのウエディングチョコケーキ、危険なくらいに美味しいってことが」
実はインデックスが感じた危険性は月夜と同じもので、食べたら味わわずにはいられないと直感で感じていたのだ。
なお、土御門の予想は外れで魔術も魔術的な薬品も含まれてはいない、五和は真っ正面から堂々と当麻をゲットしたいのだから。
「で、でもシスターには危険と分かってても立ち向かわなきゃいけない時があるんだよ。そしてそれは今なのかも……いただきます、はむっ」
いつもの暴食ではなく一般人のようなスタイルで五和のウエディングチョコケーキを一口食べたインデックス。
何度も咀嚼した後で飲み込んだインデックスが動かなくなったのを気になったステイルはそっと顔を覗き込むと、そこには驚愕の光景が広がっていた。
「ど、どうしたんだ、インデックス? 無言で涙を流すだなんて……」
「……えっ? あれ? どうして……? 言葉にならないくらいに美味しいのに涙が出るなんて……」
言葉に出来ないほどの美味しさを味わったインデックスの感動の涙が気になったステイルもウエディングチョコケーキを食すがインデックスと同じ反応をする。
「僕には分かる、このケーキには報われない恋を叶えたい、相手に喜んでもらいたいという思いが強く籠められている。理屈じゃない、感動を呼ぶ味だよ……」
「……そりゃー五和が作ったからにゃー。しっかし二人とも大げさにも程があるぜよ。なあ月夜……ってお前も食べる気か?」
「いやー、何となく二人がこんなに感動してるんだから食べたいって思うのは人の性だよ。元春も食べよう、五和さんってそんなに危険じゃないと思うよ?」
どうやらこのウエディングチョコケーキ、五和に対する警戒心が薄いほど、相手を惹きつけるようである。
土御門も月夜の勧めとあって一緒に食べるが結果はインデックスとステイル同様の反応を示し、黙々と丁寧に食べ続けるのだった、四人揃って。
----
こちらは大浴場前、黒子、佐天、絹旗が到着していた。
「ホントにこの家はなんでもありですわね……」
「しかも4つに超分かれてますね、どうゆうわけか。男湯、女湯は超理解できますが……」
「やっぱり普通は驚くよね。あたしは二回目だけどやっぱり驚くよ、この二つは……」
大浴場が4つもあることにも驚くのだがそれ以上に驚くのはその種類(?)だった。
男湯、女湯(佐天が入ったのは女湯)、混浴、それと家主専用である。
「混浴が水着必須ってあるのはきっと美鈴ママさんがみんな超仲良くって意味を籠めてるんでしょう。さしずめ温泉プールと言ったところでしょうか」
「でもさ、家主専用の方は水着厳禁、タオル隠し絶対禁止ってあるよ……。いいのかな?」
「それはお姉様のお母様の信頼の証でしょう。上条さんとお姉様なら間違いは犯さないと。生まれたままの姿で愛を深めなさい、黒子にはそう思えてなりませんの」
黒子の妄想はさておいて、佐天と絹旗も美鈴の性格を考えたうえでの判断だと思うことにした。
「ではわたくしは混浴の方へ。○○様も来られるかもしれませんので。お二人はどうなさいますの?」
「あたしも混浴で。さっきは女湯だったんで今度は混浴に入ろーかなって♪ 最愛は?」
「青髪さんが来るかも知れないと聞いて超不安ですけど、水着必須なら混浴も有りでしょう。白井さんはともかく涙子と一緒なら安心ですから」
(わたくしはともかくとは……まあ、いいでしょう。とりあえずどのような水着があるのか楽しみですわ)
かくして黒子、佐天、絹旗の三人はそろって水着必須の混浴へと足を踏み入れた。
ただ、一見して安全そうなこの混浴、問題があるとするなら黒子が好きそうな変態チックな水着までもが常備されていることくらいだろう。
その頃、上琴は結局青ピと一緒にゲームルームに来ていたが、目的は青ピとは異なっていた。
青ピは大浴場へと続く階段へ向かう為、上琴は未だ口から煙を吐いて気絶中の建宮を回収する為である(家主として見捨てて置けないので)。
その頃、上条たちはもう一度『メインコンピュータールーム』から探す事にした。
美琴のチカラを使い、機械を弄って見るとトンでもないことがわかった。
「「「ぶっ!?」」」
隠し部屋、色んなあらゆるところにあったのだ。
温泉に限らず…………おっと、今言っておくのはもったいない。
だがこれだけは言っておこう。親たちは上条たちの『未来』のことも考えており、美琴が二十歳になった六年後にある部屋に鍵が開く仕掛けになっていた。
それは、『愛の育む部屋』……。
「ど、どんだけやねん!!いろんな意味で!!わからん意味でドンだけやねん!!」
「……しょ、将来はその……入ることになるんだ……////////////////////////」
「やめろ美琴!!そ、そんな事言ったら俺まで顔赤くなっちまうだろ!!////////////////////////////////」
ラブラブなお二人は、将来のことを考えて顔を赤くした。まるでういういしいカップルのように。
それが青髪ピアスには不服だったらしく、
「いいから!!佐天はん探すんやろ!?」
「あっ、それなら見つかりましたよ?温泉のところに黒子と最愛の二人で温泉向かってたから、大丈夫だと思いますよ?」
そういうと画面に佐天、黒子、絹旗が階段を下りている姿があった。
「あれ?健宮はどこ行ったんだ?」
「……健宮さんは顔から煙でてたわ」
「わお、いっつでんじゃらんすや☆」
「冗談抜きで大丈夫か!?」
「黒子がスルーしてたから大丈夫だと思うけど……」
すると美琴はごまかすように電気を飛ばし、弄ってみる。すると、
「あれ?なんで勝手に入ってるの?……ってハヤッ!!」
「どうした美琴……ってハヤッ!!」
「カミやんたら、わざわざ御坂はんの真似しなくても……ってハヤッ!!」
そこに映っていたのは、白いシスターがものすごい勢いでチョコを吸い込んでいる(見ている限りこれが正しい表現)ところだった……。
『これで去年みたいにカミやんが貰ったチョコを食べなくて済むにゃー。(まあ、砂糖、塩、水の生活をしなければいけないのは変わりが無いが。)』
『それにしても、インデックスちゃんの食べる速さに驚いているんだけど…』
『僕もこんなに早く食べれるインデックスを見た事が無かったんだが…』
元春は去年みたいに当麻のチョコを食べなくて済んだ事にほっとし、月夜、ステイルはインデックスのチョコの食べる速さに呆然していた。
「当麻、インデックスってあんなに早く食べれたの?」
「俺もあんな速さで食べたインデックスを見た事ねぇ。(まあ、あれを食べなくて済んだのが良かったが。)
「さっきまで埋まるほどいっぱいあった物がもう半分も無いことに驚いたわ。(まあ、去年みたいに手伝わなくて済んだのが嬉しいけどな。)」
当麻と青ピは、あのチョコを食べなくて済んだ事にホッとしていた。
「じゃあ、俺たちもどこか行くか。」
「そうね。じゃあ○○さんはどうするの?」
「俺は黒子はんが居る温泉に向かうで。」
ということ上琴は二人でどこかに、青ピは黒子たちが居る大浴場に向かった。
----
地上の上琴新居二号リビングで猛威を揮いながらチョコを食べるインデックスだが、特筆すべきは食べる速度だけではなかった。
真に驚くべきは包装紙を綺麗に剥がし、箱などの包みを開ける速さ、それも精密機器も真っ青の正確性を誇って。
「禁書目録の食への思いが新たなる能力を開花させちまったってわけか……。やれやれ大したタマぜよ」
「これに関しては間違いなく世界で一番を自負してもいいだろうね、インデックスは」
「……あれ? インデックスちゃんの動きが止まったよ?」
リビングのチョコを八割も消化し終えた所でインデックスの猛威が止まった、五和のウエディングチョコケーキを前にして。
ジーッと見、匂いを嗅いだ後でインデックスが滝のような涎を垂らし始めたことに慌てたステイルが彼女の所へと駆け寄り、涎を処理し始める。
「どうしたんだインデックス! 人様の家でそんなはしたないことをするなんて! で、でも安心していいよ。僕はそんな君でも」
「ステイル、このおっきなチョコレートケーキ、とてつもなく危険な感じがするかも……」
インデックスが五和のウエディングチョコケーキを前に動きを止めた理由、それはまさに野生の勘とも言うべきものだった。
「あー、ありゃ大きさや見た目からいって五和の奴が作ったウエディングチョコケーキだにゃー。やばいモンでも入ってるってことか?」
「元春、いくら五和さんでもそこまでは……しないと思うよ。私も感じる、あのウエディングチョコケーキ、危険なくらいに美味しいってことが」
実はインデックスが感じた危険性は月夜と同じもので、食べたら味わわずにはいられないと直感で感じていたのだ。
なお、土御門の予想は外れで魔術も魔術的な薬品も含まれてはいない、五和は真っ正面から堂々と当麻をゲットしたいのだから。
「で、でもシスターには危険と分かってても立ち向かわなきゃいけない時があるんだよ。そしてそれは今なのかも……いただきます、はむっ」
いつもの暴食ではなく一般人のようなスタイルで五和のウエディングチョコケーキを一口食べたインデックス。
何度も咀嚼した後で飲み込んだインデックスが動かなくなったのを気になったステイルはそっと顔を覗き込むと、そこには驚愕の光景が広がっていた。
「ど、どうしたんだ、インデックス? 無言で涙を流すだなんて……」
「……えっ? あれ? どうして……? 言葉にならないくらいに美味しいのに涙が出るなんて……」
言葉に出来ないほどの美味しさを味わったインデックスの感動の涙が気になったステイルもウエディングチョコケーキを食すがインデックスと同じ反応をする。
「僕には分かる、このケーキには報われない恋を叶えたい、相手に喜んでもらいたいという思いが強く籠められている。理屈じゃない、感動を呼ぶ味だよ……」
「……そりゃー五和が作ったからにゃー。しっかし二人とも大げさにも程があるぜよ。なあ月夜……ってお前も食べる気か?」
「いやー、何となく二人がこんなに感動してるんだから食べたいって思うのは人の性だよ。元春も食べよう、五和さんってそんなに危険じゃないと思うよ?」
どうやらこのウエディングチョコケーキ、五和に対する警戒心が薄いほど、相手を惹きつけるようである。
土御門も月夜の勧めとあって一緒に食べるが結果はインデックスとステイル同様の反応を示し、黙々と丁寧に食べ続けるのだった、四人揃って。
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こちらは大浴場前、黒子、佐天、絹旗が到着していた。
「ホントにこの家はなんでもありですわね……」
「しかも4つに超分かれてますね、どうゆうわけか。男湯、女湯は超理解できますが……」
「やっぱり普通は驚くよね。あたしは二回目だけどやっぱり驚くよ、この二つは……」
大浴場が4つもあることにも驚くのだがそれ以上に驚くのはその種類(?)だった。
男湯、女湯(佐天が入ったのは女湯)、混浴、それと家主専用である。
「混浴が水着必須ってあるのはきっと美鈴ママさんがみんな超仲良くって意味を籠めてるんでしょう。さしずめ温泉プールと言ったところでしょうか」
「でもさ、家主専用の方は水着厳禁、タオル隠し絶対禁止ってあるよ……。いいのかな?」
「それはお姉様のお母様の信頼の証でしょう。上条さんとお姉様なら間違いは犯さないと。生まれたままの姿で愛を深めなさい、黒子にはそう思えてなりませんの」
黒子の妄想はさておいて、佐天と絹旗も美鈴の性格を考えたうえでの判断だと思うことにした。
「ではわたくしは混浴の方へ。○○様も来られるかもしれませんので。お二人はどうなさいますの?」
「あたしも混浴で。さっきは女湯だったんで今度は混浴に入ろーかなって♪ 最愛は?」
「青髪さんが来るかも知れないと聞いて超不安ですけど、水着必須なら混浴も有りでしょう。白井さんはともかく涙子と一緒なら安心ですから」
(わたくしはともかくとは……まあ、いいでしょう。とりあえずどのような水着があるのか楽しみですわ)
かくして黒子、佐天、絹旗の三人はそろって水着必須の混浴へと足を踏み入れた。
ただ、一見して安全そうなこの混浴、問題があるとするなら黒子が好きそうな変態チックな水着までもが常備されていることくらいだろう。
----
その頃、上琴は結局青ピと一緒にゲームルームに来ていたが、目的は青ピとは異なっていた。
青ピは大浴場へと続く階段へ向かう為、上琴は未だ口から煙を吐いて気絶中の建宮を回収する為である(家主として見捨てて置けないので)。
「おい、大丈夫か建宮?」
「………」プシュー
返事無し、いまだに煙の出続けている建宮は、起きる気配をいっこうに見せない。
「ダメ、完全に気絶してるわ」
「じゃあ建宮をどうするかが問題だな……」
「それほどの問題じゃないと思うけど?ほら、上にインデックス達がいるじゃない。あの人達も、建宮さんも魔術師なんでしょ?だったら引き取って貰えばいいじゃない」
「成るほど、じゃあ行きますか」
上条は煙の出ている建宮を担ぐと、上へ上るため、上への階段へと急いだ。
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