小ネタ しりとりで勝負よ!
美琴「今日は趣向を変えてしりとりで勝負よ!」
上条「何でまたしりとりなんだ・・・?まぁ、いつもみたいにビリビリされるよりかはいいけどさ。
んじゃ、俺からなー。「しりとり」の「り」で、「りんご」」
美琴「ゴリラ」
上条「ラッパ」
美琴「パイプ椅子」
上条「スイカ」
美琴「カラス」
上条「スズメ」
美琴「メス」
上条「す・・・水蒸気」
美琴「キリギリス」
上条「す・・・す・・・滑り台」
美琴「椅子」
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上条「す・・・す・・・スロベニア」
美琴「アリストテレス」
上条「だぁぁーっ!何なんだよお前!!何で「す」でばっかり攻めてくるんだよ!」
美琴「いいじゃない別に。これもひとつの戦略よ。それよりまだ沢山あるわよ?「す」で始まる言葉」
上条「もうほとんど出尽くしたっつーの!す・・・す・・・そうだ、「スイス」!こ、これでどうだ!」
美琴「スパイス」
上条「だぁぁーっ!もう分かった!分かったよ!!俺の負けでい―」
美琴「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!まだ他にもあるでしょ!?た、例えば・・・、「す」で始まって「き」で終わる言葉とか」
上条「「す」で始まって「き」で終わる・・・?・・・あぁ、「すき焼き」!」
美琴「何でそうなるのよ!!まぁ、確かにそれで合ってるけど・・・っ!
「す」で始まって「き」で終わる、すごいシンプルな言葉があるでしょ?「踵(きびす)」!」
上条「「す」で始まって「き」で終わる、すごくシンプルな言葉ねぇ・・・。・・・あぁ、なるほどな!!」
美琴「や、やっとわかった?」
上条「素焼き」
美琴「それのどこシンプルなのよ!!アンタは私をなめとんのかゴラァァー!!」
上条「うわぁっ!?な、何なんだよお前は!!お前のヒント通りに言っただけなのに、わけ分かんねえよ!!」
美琴「わけが分からないのはこっちの方よ!!二文字で終わる、すごくシンプルな言葉があるでしょうが!!」
上条「墨」
美琴「もう語尾が「き」ですらないじゃないの!ふざけてるの!?アンタは私を馬鹿にしてんのかー!!」
上条「馬鹿になんかしてねえよ!!俺は本気だーっ!!」
美琴「だったら分かるでしょ!?言いなさいよ!!さっさと「好き」って言いなさいよー!!」
全てを言い終えた瞬間、何か自分がとんでもない言葉を口走った事に気づいたのか、
ボンッという音と共に美琴の顔がみるみるうちに赤くなっていく。
上条「・・・はい?」
美琴「・・・ちちち違うわよ!!勘違いしないでよね!!わ、私は農具の方の「鋤(すき)」の事を言ってるだけで、
別に愛情表現や相手に好意を示すときに使われる、感情の方の「好き」の事を言ってるわけじゃ・・・」
上条「ヘーソウナンデスカー」
美琴「なっ、何よその明らかに信用しきってない目は!!本当だって言ってるでしょ!!」
上条「アーアーソウデスカー。それじゃしりとりの続きでもやりますかねー、・・・「好きだぞー美琴ー」」
美琴「わっ、わっ、な、ななななな!!?」
上条「ほら、美琴さんの番ですよー」
美琴「とっ・・・とうきょうとっきょきょかきょくっ・・・」
上条「狂おしいほど美琴をあいしてるー」
美琴「!!!??」
ボンッボンッ!と。先程よりも大きな音をあげ、美琴の顔は更に赤く染まっていく。
その後も上条の愛の言葉攻めが続き、最終的にふにゃあ~という声を上げて美琴はそのまま気絶した。