同棲開始編
御坂と上条はある家の前に立って唖然としていた。
「お、おい、これがこれからの俺達の家か・・・」
「そ、そうみたいね。場所も間違ってないみたいだし・・・。」
「そ、そうみたいね。場所も間違ってないみたいだし・・・。」
2人が唖然とするのは何故か・・・
それは・・・
それは・・・
家が一軒屋だったということ
てっきり2人はアパートやマンションの一室かと思っていた。
しかし実際のとこは少々小さめの一軒屋だった。
しかし実際のとこは少々小さめの一軒屋だった。
「上条さんは16歳で一軒屋を持つってことでせうか?」
美鈴恐るべしと言ったところだ。
御坂は笑いながら
「さっ、早く中へ入りましょう。荷物はすでに届いているみたいだから。」
と玄関を指差す。
「そうだな。楽しませて頂きますか。」
2人は門扉から玄関まで短い距離なのに手を繋いで歩く。
「さっ、早く中へ入りましょう。荷物はすでに届いているみたいだから。」
と玄関を指差す。
「そうだな。楽しませて頂きますか。」
2人は門扉から玄関まで短い距離なのに手を繋いで歩く。
家に入ってみると綺麗にリフォームされていた。
「綺麗な家だな。なんか俺が住むの勿体無いな。」
「そんなことないわよ。当麻が居なきゃ私がここに住む意味なんてないんだから。」
御坂は茹蛸のように真っ赤になって話す。
上条は御坂の頭に手を置いて
「じゃあ、遠慮なく住ませていただきますよ。」
とニッて笑いながら頭を撫でる。
「ふにゃ~」
「今俺が頭に手を置いてなかったら絶対漏電してたな。やっぱり美琴たんの彼氏は俺しか居ないな。」
「そ、そうよ・・・って恥ずかしいセリフ吐いてんじゃないわよ。さっさと荷物を片付けなさい。あとたん言うな。」
といっていつものツンモードになる。
「綺麗な家だな。なんか俺が住むの勿体無いな。」
「そんなことないわよ。当麻が居なきゃ私がここに住む意味なんてないんだから。」
御坂は茹蛸のように真っ赤になって話す。
上条は御坂の頭に手を置いて
「じゃあ、遠慮なく住ませていただきますよ。」
とニッて笑いながら頭を撫でる。
「ふにゃ~」
「今俺が頭に手を置いてなかったら絶対漏電してたな。やっぱり美琴たんの彼氏は俺しか居ないな。」
「そ、そうよ・・・って恥ずかしいセリフ吐いてんじゃないわよ。さっさと荷物を片付けなさい。あとたん言うな。」
といっていつものツンモードになる。
・・・
慣れない荷解きをしながら上条は白井のことを思い出す。
「なぁ、寮を出るとき白井大丈夫だったか?」
「意外とあっさりしてたわよ。拍子抜けしちゃったわ。」
「い、意外だな。」
「意外とあっさりしてたわよ。拍子抜けしちゃったわ。」
「い、意外だな。」
時間は少し戻って同棲しなさいと美鈴に言われたその晩。
寮に帰ってきた御坂はドアを開けた瞬間に寮監がいたので驚く。
寮に帰ってきた御坂はドアを開けた瞬間に寮監がいたので驚く。
「うわっ、どうしたんですか。」
「御坂、この寮を出るんだってな。」
「え、なんで知ってるんですか・・・?」
「相手は昔寮の前で逢い引きしていた彼か?」
「ふぇ、そ、そうですよ。」
「御坂・・・」
寮監は目を涙目にしながら手を握ってくる。
「ひゃ、どうしたんですか。」
「いいな、御坂、彼氏出来て。私なんて全然出来ないぞ。」
「はぁ?」
寮監がいきなりこんなことを言い出すので御坂は唖然とする。
「御坂、この寮を出るんだってな。」
「え、なんで知ってるんですか・・・?」
「相手は昔寮の前で逢い引きしていた彼か?」
「ふぇ、そ、そうですよ。」
「御坂・・・」
寮監は目を涙目にしながら手を握ってくる。
「ひゃ、どうしたんですか。」
「いいな、御坂、彼氏出来て。私なんて全然出来ないぞ。」
「はぁ?」
寮監がいきなりこんなことを言い出すので御坂は唖然とする。
「御坂よ、幸せになれよ。結婚式には絶対に行くからな。」
「ちょっと、話の進みが速すぎませんか。」
「うえ~ん」
寮監がおかしくなってしまったので御坂はその場に寮監を置いて自室に戻る。
「ちょっと、話の進みが速すぎませんか。」
「うえ~ん」
寮監がおかしくなってしまったので御坂はその場に寮監を置いて自室に戻る。
部屋のドアを開けるといきなり白井が飛びついてきた。
「黒子、ちょっと危ないじゃないの。」
「ほねぇぇぇさばぁぁ、あの類人猿と一緒にお住みになりますの?」
「そうよ。明後日には同棲を始めるの。」
「きゃあああああ、お姉さま、とうとう私の前から消えてしまうのですね。」
「消えるって大袈裟ね。学校に行けば会えるでしょ。」
「で、でもお姉さまが遠くへ行ってしまう気がして。」
「大丈夫よ。黒子はいつまでも親友だと思ってるし。」
御坂は白井の頭をなでなでしながら話す。
「黒子、ちょっと危ないじゃないの。」
「ほねぇぇぇさばぁぁ、あの類人猿と一緒にお住みになりますの?」
「そうよ。明後日には同棲を始めるの。」
「きゃあああああ、お姉さま、とうとう私の前から消えてしまうのですね。」
「消えるって大袈裟ね。学校に行けば会えるでしょ。」
「で、でもお姉さまが遠くへ行ってしまう気がして。」
「大丈夫よ。黒子はいつまでも親友だと思ってるし。」
御坂は白井の頭をなでなでしながら話す。
「本当ですのお姉さま、じゃあ今夜は私と一緒にアッハンウッフンを・・・」
「するわけないでしょバカ。あんたは何ですぐそうなるの。」
「折角のチャンスだと思いましたのに。」
「とにかくここからは出て行っちゃうけどこれからもよろしくね。」
「するわけないでしょバカ。あんたは何ですぐそうなるの。」
「折角のチャンスだと思いましたのに。」
「とにかくここからは出て行っちゃうけどこれからもよろしくね。」
こうして御坂は寮から出て行った。
時間は元に戻して2人の新居。
片付けもひと段落してきた。
片付けもひと段落してきた。
「やっぱり疲れるわね。」
「休憩がてら昼飯のでもすっか。」
「そうね。私が作るわよ。」
「でもこの冷蔵庫なんも入ってないぞ。」
「休憩がてら昼飯のでもすっか。」
「そうね。私が作るわよ。」
「でもこの冷蔵庫なんも入ってないぞ。」
そう言われて御坂は冷蔵庫を覗く。
「本当、な~んもないわ。じゃあ買いに行きましょう。ついでに足らない家具とかも買っちゃおう。」
「え、上条さんにそんなお金は・・・」
「大丈夫よ、私が払うから。」
「本当に面目ない。」
「え、上条さんにそんなお金は・・・」
「大丈夫よ、私が払うから。」
「本当に面目ない。」
そういって上条は頭を掻く。
「いいじゃないの、どうせ一緒に住めば財布も・・・その・・・一緒なんだから。」
「そ、そうだな。」
「ほらぐずぐずしないでさっさと行くわよ。」
「そ、そうだな。」
「ほらぐずぐずしないでさっさと行くわよ。」
2人はスーパーへ向かって歩き始める。
もちろん手は恋人繋ぎで。
もちろん手は恋人繋ぎで。
――――――――――――――――――――――――
2人は複合型ショッピング施設へ来ていた。
食材だけでなく家具などを見に来たためちょっと遠いとこへ来ている。
食材だけでなく家具などを見に来たためちょっと遠いとこへ来ている。
そして今2人は寝具コーナーへ来ている。
「なあ、どっちにするか?」
「ど、どっちでもいいわよ。」
「ど、どっちでもいいわよ。」
2人は「シングルベッド」にするか「ダブルベッド」にするかで悩んでいた。
「なあ美琴どっちがいいか?」
「え、え、ええっと・・・」
「え、え、ええっと・・・」
そんな事をいいながらも実は御坂の頭の中はフル回転。
(ダブルベッドにすれば、当麻と毎日くっついて寝れるのよね。でもダブルがいいなんて言うのめちゃめちゃ恥ずかしい・・・。
でも素直に言わなきゃきっと当麻シングルにしちゃいそうだし・・・。ああああああ・・・)
「お~い美琴さん大丈夫ですかぁ~」
(私は毎日当麻とくっついて寝たいから・・・、思い切って言うわよ。)
「私はダブルがいい。そうすれば・・・そうすれば・・・」
「そうすれば・・・なんだ?」
あと一言がなかなか出てこない。
「そうすれば、当麻とく、く、くっついて寝れるもの。いつも当麻の近くに居たいわよ。」
でも素直に言わなきゃきっと当麻シングルにしちゃいそうだし・・・。ああああああ・・・)
「お~い美琴さん大丈夫ですかぁ~」
(私は毎日当麻とくっついて寝たいから・・・、思い切って言うわよ。)
「私はダブルがいい。そうすれば・・・そうすれば・・・」
「そうすれば・・・なんだ?」
あと一言がなかなか出てこない。
「そうすれば、当麻とく、く、くっついて寝れるもの。いつも当麻の近くに居たいわよ。」
これどもかと言う位真っ赤な顔をして御坂は涙目で上条に訴える。
「そ、そんなかわいい顔で上条さんを見つめないでください。どうなっちゃうかわからないので。」
「う、わかったわよ。だからダブルでいいわよね。」
「そんな事を言われたらハイと返事をするしかありません。」
「やった~、えへへ。」
(美琴かわいすぎだろう。でも毎日くっついて寝られたら上条さんの理性が・・・)
「う、わかったわよ。だからダブルでいいわよね。」
「そんな事を言われたらハイと返事をするしかありません。」
「やった~、えへへ。」
(美琴かわいすぎだろう。でも毎日くっついて寝られたら上条さんの理性が・・・)
うれしがる御坂とは逆に少々焦る上条なのであった。
様々な家具や食料品を買い込んだ2人は家へ帰ってきた。
まずはかなり遅めの昼ごはんをとる。
その後は買ってきた家具を組み立てたり、部屋の掃除などをした。
まずはかなり遅めの昼ごはんをとる。
その後は買ってきた家具を組み立てたり、部屋の掃除などをした。
すべてが終わったのは夜。
ようやくひと段落した2人はリビングでお茶をしていた。
ようやくひと段落した2人はリビングでお茶をしていた。
「お昼遅かったからお腹空かないわね。」
「そうだな、それよりめちゃくちゃ汗掻いたな。」
「そうね、お風呂沸かそうか。」
「そうだな。」
「そうだな、それよりめちゃくちゃ汗掻いたな。」
「そうね、お風呂沸かそうか。」
「そうだな。」
御坂は立ち上がりお風呂場へ行く。
―15分後
「お風呂沸いたわよ。」
「あ~、先に入っていいぞ。」
「なにいっるのよ、当麻が先に入りなさいよ。」
「いいよ俺は、美琴は1番風呂に入りたいだろ。」
「じゃあ、私と一緒に入る?・・・」
「あ~、先に入っていいぞ。」
「なにいっるのよ、当麻が先に入りなさいよ。」
「いいよ俺は、美琴は1番風呂に入りたいだろ。」
「じゃあ、私と一緒に入る?・・・」
その場の空気が凍りついた。
(・・・、え、どういうことでせうか?一緒に入る・・・いっしょに・・・イッショニ・・・」
「お~い、当麻大丈夫?」
「はっ、一緒に入るってお前はいいのか?」
「わ、私が誘ったんだからいいに決まってるじゃない。」
(で、でも上条さんの理性が持つかどうか・・・。でも美琴から誘ってくることなんて滅多にないし・・・入るか。)
「ねえ、いいでしょ当麻。一緒に入ってよ。」
「じゃあ、一緒に入るか。」
「やったぁ~、えへへ」
「お~い、当麻大丈夫?」
「はっ、一緒に入るってお前はいいのか?」
「わ、私が誘ったんだからいいに決まってるじゃない。」
(で、でも上条さんの理性が持つかどうか・・・。でも美琴から誘ってくることなんて滅多にないし・・・入るか。)
「ねえ、いいでしょ当麻。一緒に入ってよ。」
「じゃあ、一緒に入るか。」
「やったぁ~、えへへ」
そうしてお風呂に入った2人。
しかしお風呂から出てきたにはその2時間後だったのはまた別のお話。
しかしお風呂から出てきたにはその2時間後だったのはまた別のお話。