おやすみ前のひと時
2時間の長いお風呂から出た上条と美琴はくたくたに疲れていた。
「あぁ、上条さん脱水症状で死んじゃう・・・。なにも湯船の中でずっとくっついてなくてもいいだろう。」
「し、仕方ないじゃない。当麻の裸を見たら体が疼いちゃって・・・」
「疼くって・・・、まあ、上条さんも理性を崩壊させないようにするのに必死でしたけどね。」
「し、仕方ないじゃない。当麻の裸を見たら体が疼いちゃって・・・」
「疼くって・・・、まあ、上条さんも理性を崩壊させないようにするのに必死でしたけどね。」
表面上ではこんなこんなこと言っているが本当は・・・
(当麻の裸見たら意外と逞しくって・・・、あんなの見たら私もう・・・、ちょっと私から襲っちゃいそうだったわよ・・・。)
(美琴の体見たら・・・超白くって・・・理性が崩壊寸前だった。これから一緒に寝るんだろう。夜俺大丈夫か・・・)
なんて考えていた。
しかし絶対にこんなこと死んでも言えない2人は誤魔化すため、各自それぞれの行動をとることにした。
しかし絶対にこんなこと死んでも言えない2人は誤魔化すため、各自それぞれの行動をとることにした。
「お~い、美琴。ミネラルウォーター飲むか?」
「う、うん、今そっちへ行く。」
「う、うん、今そっちへ行く。」
2階にいた美琴はパタパタと階段を下りる。
そしてキッチンへ行くとペットボトルを持った上条がいた。
そしてキッチンへ行くとペットボトルを持った上条がいた。
「あ、なんか水一本しかないから俺と半分こな。」
「ふぇ、ラッパ飲みしたの?」
「そうだぞ、いちいちコップなんて面倒くさいからな。」
「そ、そう。」
「ふぇ、ラッパ飲みしたの?」
「そうだぞ、いちいちコップなんて面倒くさいからな。」
「そ、そう。」
一気に美琴の顔が赤くなる。
「お~い、美琴たん、大丈夫ですか。でも何でこのタイミングで赤くなるのか・・・、ああ。」
上条は思いついたように手をたたく。
「これは一種の間接キスですからな。それで美琴たんは真っ赤になったのか。」
「なっ・・・、そ、そうよ。それとたん言うな。」
「こんなんで赤くなってかわいいですな。上条さんをまた惚れさせる気ですか?。それに俺ら本物のキス何回もしてるだろう。」
「で、でもやっぱりう、うれしくなっちょうのよ。こうやって当麻と一緒に暮らしてる実感が湧いてくるのよ。」
「そうか?なんでまた急にそんなこと言い出すんだ?」
「当麻と夜になってもこうして一緒に居られて、一緒にお風呂も入っちゃって、こんなふうにお互いのパジャマ姿見たり、まして
「なっ・・・、そ、そうよ。それとたん言うな。」
「こんなんで赤くなってかわいいですな。上条さんをまた惚れさせる気ですか?。それに俺ら本物のキス何回もしてるだろう。」
「で、でもやっぱりう、うれしくなっちょうのよ。こうやって当麻と一緒に暮らしてる実感が湧いてくるのよ。」
「そうか?なんでまた急にそんなこと言い出すんだ?」
「当麻と夜になってもこうして一緒に居られて、一緒にお風呂も入っちゃって、こんなふうにお互いのパジャマ姿見たり、まして
は一緒に寝れるのよ。私には夢のようだわ。」
美琴は究極に真っ赤になりながら上条へ思いを伝える。
すると上条もだんだん赤くなってきた。
すると上条もだんだん赤くなってきた。
「どうしたのよ、当麻まで真っ赤になって。」
「いや、さすがにあんなことを言われたら上条さんだって恥ずかしくなりますよ。」
「っえ、こんな事言われてうれしくなかった・・・」
「いや、さすがにあんなことを言われたら上条さんだって恥ずかしくなりますよ。」
「っえ、こんな事言われてうれしくなかった・・・」
美琴はいつからか涙目になっていた。
するといきなり唇に暖かい感触があった。
するといきなり唇に暖かい感触があった。
「うれしくないわけないだろう美琴。俺だってこんな夢のような生活が送れてうれしいよ。」
上条は美琴の耳元で囁く。
「よくそんな恥ずかしいセリフをぽろっと言えるわね。」
「ありゃ、うれしくなかったか?」
「うれしくないわけ・・・ないじゃない。」
「ありゃ、うれしくなかったか?」
「うれしくないわけ・・・ないじゃない。」
と美琴は涙目になりながら上目遣いで上条を見る。
「うぅ~、反則だぞ美琴。」
と上条は笑顔でいいながら頭を撫でる。
「えへへ、当麻私世界で一番幸せよ。」
「俺も同じだぜ。怖いぐらい幸せだ。」
「俺も同じだぜ。怖いぐらい幸せだ。」
そうしてまた2人はキスをした。
「そろそろ遅いし寝ようぜ。」
「遅いって今何時・・・って0時前!?」
「遅いって今何時・・・って0時前!?」
やけに長く風呂へ入っていたり、出たら出たでいちゃいちゃしているうちにかなり時間がたっていたようだ。
「明日は補習も学校も無いけど、あんま遅くなると体調崩すかも知れないしな。」
「えっ、明日当麻補習ないの?」
「うん。流石の上条さんもたまには休みが必要ですことよ。」
「やった~、明日は1日中いるの?」
「ああ、その予定だが。」
「えへへ、当麻を1日中独り占めできる。」
「えっ、明日当麻補習ないの?」
「うん。流石の上条さんもたまには休みが必要ですことよ。」
「やった~、明日は1日中いるの?」
「ああ、その予定だが。」
「えへへ、当麻を1日中独り占めできる。」
美琴は満面の笑みで上条へ抱きついてくる。
上条は美琴をさらに強く抱き返す。
上条は美琴をさらに強く抱き返す。
「もぉ~、さっきから美琴かわいすぎ。」
「か、かわいい?」
「か、かわいい?」
美琴はやけに「かわいい」と言う言葉に反応する。
「ああ、上条さんがキュン死しちゃうぐらい。」
「そ、そうかしら。えへへ」
「とにかく歯を磨いて寝ようぜ。」
「そうね。」
「そ、そうかしら。えへへ」
「とにかく歯を磨いて寝ようぜ。」
「そうね。」
――――――
歯磨きが終わった2人はさらに眠くなり欠伸などをしていた。
「さ、寝るぞ~」
「う、うん。」
「う、うん。」
また美琴は顔を赤くする。まったく忙しい人だ。
2人はベッドに入る。
「美琴寒くないか?」
「ええ、大丈夫よ。それに・・・」
「それに・・・なんだ?」
「寒くなったら当麻にくっつくから。」
「お、おう。いつでもくっついてくれ。」
「本当!?・・・じゃあ今くっつく。」
「ええ、美琴!?寒くないって言ったじゃん。」
「でも私はこうしていていの。」
「ええ、大丈夫よ。それに・・・」
「それに・・・なんだ?」
「寒くなったら当麻にくっつくから。」
「お、おう。いつでもくっついてくれ。」
「本当!?・・・じゃあ今くっつく。」
「ええ、美琴!?寒くないって言ったじゃん。」
「でも私はこうしていていの。」
美琴がしがみつくとさながら『抱き枕』状態になる。
(お、おい、こんな風にされたら上条さんの理性が・・・。とにかく早く寝るんだ。)
「お、おい、今日は遅いんだから早く寝ろよ。」
「わかってるわよ。でも寝る前に、お休みのキスして・・・。」
「ああ、わかった。」
「わかってるわよ。でも寝る前に、お休みのキスして・・・。」
「ああ、わかった。」
そういって、美琴の右頬に手を添えながらキスをする。
「おやすみ、美琴。」
「おやすみ、当麻。」
「おやすみ、当麻。」
こうして同棲開始初日の夜が更けていった。