とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

3-1

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だれでも歓迎! 編集
次の日・・・


ピンポーン


上条「はーーい。今出まーーーす」


美琴「へぇー・・・ここがアンタの部屋かー・・・」


上条はずっこけた


上条「はやっ!昨日分かれたばかりだろ!連絡ぐらいよこせよ!」
美琴「ム、いいじゃない別に。もう付き合ってるんだから」
上条「それでも部屋が分かるのはおかしくないか?」
美琴「あんたが言ったんじゃない。舞花の隣だって」
上条(無理やり聞き出したんじゃないだろうな?)


内心心配しながら
上条「まぁ入れよ。少し散らかってるけどさ」
美琴「おじゃましまーす」


結局美琴は上条の家に入った。


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そのころ隣の部屋では・・・


元春「にゃー。ついに入っちまったぜー」
冥土帰しのおかげで1日で退院できた。土御門と
舞花「いいムードになればいいねー」
実はわざと美琴に自分の部屋を教えた舞花が隣の部屋から聞き耳を立てていた。


元春「まぁキスはもうしちゃってるからにゃー。案外変わらないかもしれないにゃー」
舞花「いいや。オンナノコが男の部屋に入るって事は自分のことを好きにしてもいいって事の表れだとおもうよ」
元春「いずれにしてもこうしてることがばれないことに尽きるにゃー」


2人は一応上条×美琴を応援していた


その頃、向かいの棟では






「くぅーっ!!お姉さまったらあんなに頬を染めてぇーっ!!!!ぐやじーっ!!!!!!!!!」「白井はん、落ち着きなはれ。」


「この状況で落ち着いていられますか!!」「……まあお茶でも…。」


「……では、いただきますわ。………(一杯飲んで)ふぅー。」「ところで御坂はんも白井はんも何で今日は私服なん?常盤台っていつでもかつでも制服着てるんやーおもてましてんけど。」


「校則で『外出時は制服を着用』となっていますのよ。」「ほな、なおさらなんで?」


「殿方の寮に行くのに制服だとまずいと思われたのでしょう。それで私もお姉さまを付けるために私服にいたしましたの。」「……で、何でうちの部屋に??」


「っ!!!いや、あの、その最初は常盤台に来ている土御門の御嬢さんの部屋に行こうとしたのですけれど……。」「土御門はんの部屋でんな。カミやんの隣でっせ。」


「そ、そうなのですか?…ところがあの舞夏という小娘の奴・・・・・」「兄貴がいるから言うたんやろ。」


「だったらまだ良かったのです!!あの小娘、『二人の仲を邪魔する輩はたとえご主人様であろうと舞夏はゆるさないのだー』とかほざきよったのです!!!!……って何にやけてますの?」「『ご主人様』かぁー。ええ響きやわぁ…」


「このドアホ!!!!!」「ぐはっ!やめて白井はん人をいたぶるのがお好きなお嬢様はうちのキャパシティーにも入らへんでぇー!!!」


「誰があなたのキャパシティーに入るものですか!!!」「ぎゃぁあああああああ!!!」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「あの二人なんだかんだ言ってデレデレじゃん。」「美琴に言われるのは心外だろうなぁー。って痛たたた!!」


「一言多いわよー。」「御免!!前言撤回するからそんなにつねらないでー!!」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「だぁー青ピの奴―」「隣の二人でも十分暑いのになぁー」


「にゃー。さて舞夏、隣と向かいどっちがおもしろそうかにゃー??」「デレデレならお隣、ツンデレなら向かいってとこだなー」


「さすが我が義妹だぜい。よーく分かってるにゃー。」「女心のわからぬ兄貴に言われたくないなー」


「ひゃい??」「おっとそろそろ研修に行かねば。……そういえば白雪さんが今日ここに来るかも知れないぞー」


「にゃ、にゃ、何でにゃー!?」「んー?うちが住所教えといたからなのだー。せいぜい年頃の女の子を味わうがいいー!!」


「にゃんて事を言ってんだにゃー!!!!」「じゃあなー!」



舞夏を追って出ようとした土御門だったが、開こうとしたドアが勝手に開かれた。
「や、やあ白雪。」「う、うん」
「二人ともみずくさいなあー………白雪、うちの兄貴に倒れかかっちゃいな!!」


「きゃっ!!」「うわっ、舞夏、何してんにゃー……あ」


玄関先で土御門が白雪の下敷きという状態が完成。作り上げた張本人は…


「おおー、暑い暑い。さーて研修に戻るとすっかなー。」 バタン
玄関が閉められた。折り重なって真っ赤の二人を残して。


その頃上琴は……。


「今度のデートなんだけどさあ…」「ん、何?」今日は土曜日、つまりデートは1週間後である。
「当麻ってまともな私服もってない様な気がするんだけど…」「ギクッ!!……まあ、確かに…。」


「でさ、あたしがコーディネートしてあげるから買い行かない?」「へっ?んーと……」
上条さんの心配はただ一つ。(そんなことしたら!デートのときとか金がない!!!)上条さんは男であるから、デートの時くらいおごらねばならないのである。 


するとそんな上条さんの心配を見透かしたように美琴が言う。
「大丈夫大丈夫。ちょーっと早めの誕生日プレゼントということでうちが買ってあげっから。」「お、おう。ありがとな。…ん?何でおれの誕生日知ってんだ?」


「舞夏が教えてくれたの。お兄さんから聞いたんじゃないかしら。」「あー、そうなのか。って事はあいつ去年俺の誕生日祝ってくれたってことなんだろうなあ………。」


「……そう言えばアンタ記憶喪失だったわよね…」「…あ、ああ」


「変なこと思い出させちゃったわね・・」「問題ねーよ。」「う、うん」


「記憶がないってどんな感じ?悲しくなったりとかしない?」「いや、しないな。」「ホントに??」悲しそうな顔の美琴。
「ところでいつ頃からの記憶があんの?」「んーと、……二千円事件。」


「…あっ!……クク、ククク」「思い出し笑いすんじゃねー」


「ゴメンゴメン、嫌あの時ホント面白かったから……御免、我慢できない。」思い出して大笑いする美琴。「お前なあ……」


「ようはあたしの事とかはほとんど覚えてるんだ。良かった良かった。」「そーなのか?てか俺らいつ頃からの知合いなんだ?」


「6月くらいだったわねー。チンピラに絡まれてる私をお節介にも助けようとしたのよ,アンタ。」「へぇー。」


「恋人同士でこんな話って普通しないよね。」「しないな、間違いなく。まあとりあえず記憶がなくても俺は全然幸せだし。」


「ホントにー??」笑いながら聞く美琴。「おう、美琴みたいな美人の彼女がいて不幸なわけねーだろ。」
「・・・・・・・・め、面と向かって言わないでよ。・・・・・・・・・んじゃ、行こっか。」「ん?ああ、買い物か、良し行こう。美琴のおごりだしな。」


「でもデートの時はあんたのおごりよー。」立ち上りながら言う。「それにその分あたしの誕生日プレゼントとか…クリスマスプレゼントはしっかり買ってもらうんだからねー。」


「うぎゃー!忘れてたー。」
二人して笑いながら玄関へ向かう。楽しそうに。




「むっ、あの二人がでてきました!」「どれ、うむ。そのようなのよな。プリエステスによればあのお嬢さんは御坂美琴というのよ。」


「五和を差し置いて上条当麻のハートを射止めたる美少女とはいかほどなのか」「見せてもらわねばならんのよな」


「・・・建宮さんうちらこんな事してていいのか?」「いーのよな。何か問題でもあったかな?」


「うぉい!!ロンドンで色々あってインデックスが召喚されたって言うのに『問題ない』みたいに言っていいんですか!!??」「んー?あっちは我らがプリエステス率いる新生天草式で十分なのよ。わしと浦上はあのレディの正体を探らねばならん。」


「そ、そういうもんなんですか!?」「おうよ、聞くところによれば来週土曜日にデートをするそうなのよ。それもしっかり見ねばの。」


「ってどんだけじっくり観察するつもりなんですか!!??」「必要な分だけよ!!」
ひえぇええええええっと言う浦上彼らが建っているところの数メートル下では…



「白井はん、冗談や言うてんのに……」「す、すみません。ですがあなたが変なことを仰るものですからつい…」


「まあええわ。おっ、カミやんたちどっか行くで。追いかけまひょ。」「はい!」
2組のカップルと1組の魔術師が去ったとある学生寮では……
「…さっきはごめんね。」「いや、良いけど……お茶でも飲むか?」


「う、うん」「んじゃ、ついでくるにゃー。」
残りの2カップルと違ってぎこちない白雪&土御門。


「……ところで何で今日はうちに来たの?」「舞夏さんに…その…」


「なに?」「おいしいかき氷の作り方教えてあげるって言われて…」


「はいぃぃぃぃいいいいいいい!!!!?????」「……やっぱりそういうリアクションかー。」


「いや、済まないにゃー。でも今秋だぜい。」「そーなんだけどねー。」
ようやっといつもの口調に戻ってきた二人。


「うちのあだ名が雪女っていうの知ってるでしょー」「にゃ、にゃー。」


「今ではいろんな理由が付いてんだけど、最初は年中かき氷を食べてるってのが理由なんだー。」「マジで??」


「マジで。」「冬でもか?」「元日とかに食べたこともあったなー……って!!」
大笑いする土御門。
「……そんなに大笑いする事かなー??」「ゴメン、いやでも驚いたにゃー。」


「で?」「で、とは?」


「この後どうすんのにゃー…」「んーと……とりあえずこの部屋にいよっかなー」


「うちは構わんけど……」「じゃ、まずはこの部屋片付けよっか♪」


「ひゃい??」「散らかりすぎー、どおりで舞夏さん言ってたわけだ『私が3日いかないとあの部屋にはキノコが生える』って」


「舞夏の野郎……」「まあいいじゃん、これでも整理は得意な方だから手伝ったげるー。」


「あ、ありがと」「どういたしまして」
白雪流接近術なのかなぜか土御門の部屋片付けを始める二人、これが白土流桃色空間なのかもしれない。がその桃色空間はものの10秒で崩壊した。


白雪が雑誌を拾い上げた時、一緒になっていたとある本が下に落ちた。
「……」「……。」
「…これってさー」「い、いや白雪、読んでるからってその人がいかがわしい性癖を持ってるとは限らんのだぞ!!だから吹雪を起こすな!!や、やめてえぇぇえええ!!!!」


「このエロ親父がぁあああああ!!!凍えちまえぇええええ!!!!!」「ぎゃぁああああ!!!!」


さすがに凍らすのはまずいと思ったか、白雪は吹雪を少し起こすだけでやめ、そして……。
「土御門君、どーゆー事か説明してもらおーかー?」「いやー、あのー、そのー……………。」
当然答えられない土御門。


「ハァ。土御門君ってふざけてるけど根は善人だと思ってたんだけどなー」「失望しないで白雪!!と、とりあえず片づけ再開するにゃー」





そのころ第七学区にある『Seventh mist』 では……
「ねえ、これなんかどう?」「ちょっと派手すぎじゃねーか??」


「当麻ちょっと地味すぎー。これ絶対にあうって。とりあえず試着してみてー。」「はーい。」
1分後。
「やっぱりちょっと派手すぎじゃね?」「んー、派手すぎたかー、ハハハ。んじゃこっちはどう?」「おっ、それならいいんじゃね?」


上条の服をコーディネートしたりして楽しんでいる美琴と振り回されながらもかなり楽しんでいる当麻。どうみても完全なるバカップルである。


「お、お姉さまったら!私が何度お誘いしてもしてくださらなかったショッピングをあの類人猿とはあんなに楽しそうになさるなんてっ!!」「ええやん白井はん、もうあの二人ラブラブやし。邪魔するのは野暮ってもんでっせー。」


「くっ!では私はどうなりますの?」「はい?」


「この一年間、お姉さまに捧げてまいりました私の純情はどうなりますの?」「いや、それって百合とちゃうん?」


「百合だろうがなんだろうが関係ありませんの!!あぁ、私はこれからどうすれば?」「新しい恋でも見つけたらええんちゃう??ハハハハ。」 
他人事のように笑う青ピ。
白井がビクッとして(な、なぜこの殿方にこう言われてドキドキしてるんですの?私。)と真っ赤になっている事には全く気が付いてなかった。


「まあとりあえず作戦finalだけは止めとこな」「は、はい…ですの。」


「あんちゃんがカミやんとくっついたら悲しむ男がおるんやでー」「は、はい???」
青ピの言う男とは「世間一般の男ども」だが白井は真っ赤っ赤。もう沸点到達、絶賛大混乱、頭真っ白状態。


「あれ、白井はん?どないしたん?」「ハッ、い、いえ何でもありませんの。」(私ったら何でこんな殿方の発言で振り回されてるんですの???)
自分の感情に気が付けていない?白井であった。



「フーム、どうも上条&御坂のみならずもう一つカップルができてるみたいですねー。」「そうなのよな。ただそのもう一つはカップルかどうか微妙なのよ。上条らを付けてるだけみたいなのよな。」


「でもしっかりくっついてますよ。おしゃべりに夢中で何度か上条たちを見失ってますし。」「それにしても上条はなぜあの女子を?なのよな。」


「間違いなく五和より小さいですよね。」「よな。」「対馬にも負けてます。」「それなのよな。」


「もしかしてプリエステスと同じで上条も年下をリードするのがお好みとか!?」「ヌッ!!その可能性を考えてなかったのよな!!通りでプリエステスのエロメイドを見ても陥落しなかったのかもしれんのよ!!」


勝手に想像し、ストーリーを作っている2人
「「「ハックション!!」」」
ロンドンでは戦闘中にもかかわらず3人の女性がくしゃみをしていた事も追記しておく。
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