スーパーマン(2025年の映画)

登録日:2025/07/23 Wed 06:50:20
更新日:2025/07/24 Thu 19:56:26NEW!
所要時間:約 ? 分で読めます






LOOK

UP




『スーパーマン(SUPERMAN)』とは、2025年7月11日に日米同時公開された米映画。
DCコミックのスーパーヒーロー「スーパーマン」の実写化作品である。
新たに設立された、DCコミック専門の映画スタジオ「DCスタジオ」の長編映画第1作であり、製作がワーナー・ブラザース映画ではない(配給のみ)作品としては初となる。

スーパーマンの実写化としては、1948年、1951年、1978年、2006年、2013年(DCエクステンデッド・ユニバース)と数多くの種類が存在しているが、本作は新たに開始されたシリーズ第1作であり、本作から見始めても問題はない。

監督・脚本はマーベル・シネマティック・ユニバースの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(以下GotG)』シリーズを監督し、DC映画では『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結(以下ザ・スースク)』『ピースメイカー』を製作したジェームズ・ガン。
ガンはピーター・サフランと共にDCスタジオの共同代表を務めている。
主演のクラーク・ケント/スーパーマン役は今作が初主演映画となったデヴィッド・コレンスウェット。
宿敵レックス・ルーサー役は『X-MEN・ユニバース』でハンク・マッコイ/ビーストを演じたニコラス・ホルト。
また本作には『GotG』シリーズに出演したキャスト陣も出演している。


概要

前述したように、本作は新たに開始されたシリーズ「DCユニバース」の第1作である。
とはいえ、既に近年のファンからするとDCEUでヘンリー・カヴィルが演じてきたスーパーマンが記憶に新しい段階でまたシリーズ……もといユニバースそのものがリブートされたことには賛否両論が巻き起こった。

2020年代に入ってからのDCEUは、エズラ・ミラーやアンバー・ハードといった主要キャストのトラブル及び彼らの出演作品の制作の混乱、撮影が完了していた『バットガール』のお蔵入りなど、ユニバースの存続が危ぶまれる程の事態が相次いで発生していた。
そんな中、『ブラックアダム』の主演兼プロデューサーのドウェイン・ジョンソンの尽力で同作にカヴィルのスーパーマンの再登場が実現し、今後の巻き返しが期待されていたのだが、実はワーナーはDCの映像化企画全体の見直しに着手しており、ガン監督やサフランとも水面下で接触していた。
そして、2022年10月にDCスタジオの設立と新たなユニバースの始動が発表され、それに伴いDCEUの事実上の打ち切りが決定。1人のキャラクターが複数のユニバースに並行して登場し、媒体によってキャストも異なっていたDCの映像作品の制作方針にはガン監督も思う事があったらしく、今後は基本的に映画・ドラマ・ゲームを問わずに一人の俳優が一貫して一人のキャラクターを担当していくとの事。

また、DC作品を監督して称賛されたものの、どちらかと言えばMARVEL作品の方が有名なジェームズ・ガンに監督を任せたことに関しても「安直すぎないか?」と不安の声が上がった。
もとより、ジェームズ・ガンは『GotG』のようなコメディ路線や『スーパー!』、『ザ・スースク』『ピースメイカー』のような悪趣味路線、果てには(製作のみだが)スーパーマンの露悪的パロディ映画『ブライトバーン 恐怖の拡散者』などで有名な人物である。
「ガン監督に『ヒーローの元祖にして王道』のスーパーマンが描けるのか?」という声も少なくなかった。

しかし、本作の筋書きは極めて王道なスーパーヒーロー映画である。
本作におけるクラーク・ケント/スーパーマンはヒーロー活動をしてから3年と、「少しヒーロー慣れしている時期」となっている。
よって、歴代の映画で描かれてきた「滅亡するクリプトン星からの脱出」「ケント夫妻に育てられる過程」は冒頭のテロップでさらっと流され、「基礎知識」として触れられる程度。
そんな中でクラークは自分のヒーローとしての在り方に悩み始め、「スーパーマン」の真価が試される事件が起こる。
この現代ならではの「ヒーロー・スーパーマン」を再定義し、真っ向から「ヒーローとは何か」を描いた作風により、多くのファンが絶賛。
DCコミック映画としても極めて高い水準で高評価を得ている。



ストーリー

3世紀前、世界に「メタヒューマン」と呼ばれる超人達が出現し「ゴッド&モンスター」と呼ばれる時代が始まった。
そんな中、30年前に宇宙から飛来した赤ん坊が地球のとある夫婦に育てられ、青年へと成長した彼は3年前に一人のヒーローとして名乗りを上げた。
その名は「スーパーマン」。
空を飛び、怪力を有するそのヒーローは瞬く間に「超人の中の超人」として、人々の間で畏敬の対象となった。
だが3週間前、スーパーマンは、外国であるボラビアのジャルハンプルへの侵攻を阻止する為、独断で武力介入し、アメリカ政府から危険視されるようになってしまう。

そして今から3分前。
3時間前にメトロポリスに現れた「ボラビアのハンマー」なるヴィランにスーパーマンは初めての敗北を喫する。
その敗北はスーパーマンの人間としての顔であるクラーク・ケントの私生活にも影響を与えていた。
自分の二つの顔を知る恋人、ロイス・レインとの関係も拗れつつあったのである。

それでもクラークは戦い続けた。
「人々の希望となれ」というメッセージとともに自分を地球に送り出した両親の「使命」を果たす為に。
そんなある日、世界中に「スーパーマンは侵略者だ」という特ダネが、大富豪のレックス・ルーサーの手によって喧伝される事態が起こる。
当初は捏造だと一笑するクラークだったが、その情報源は間違いなく「真実」であった。

あっという間に「世界の敵」と見做されたスーパーマン。
クラークは連れ去られた犬のクリプトを救う為に自首するが、ルーサーの作り出した異次元の収容所に監禁されてしまう。
クラークを助けようとするロイスは、調査するうちにルーサーのとんでもない野望に気づく。
果たして、スーパーマン=クラークは何を選ぶのか?
そして、再び「人々の希望」となれるのか……?



登場人物

主要人物

  • クラーク・ケント/カル=エル/スーパーマン
演:デヴィッド・コレンスウェット/吹き替え:武内駿輔
本作の主人公であり、本編開始3年前からヒーロー活動を始めた超人。
普段は正体を隠しデイリー・プラネットの記者として働き、スーパーマンのインタビュー記事を(自分で)書いている。
青いスーツに赤いマントが特徴的なコスチュームをしており、胸には「S」のマークが刻まれているのはこれまで通りだが、本作ではDCEU版で廃止されていたマントの「S」マークと赤いパンツが復活しているのが特徴。
主な能力は「飛行」、「怪力」、「透視」、「高風圧の吐息」、「目から放つヒート・ビジョン」と様々。
宇宙の果てにある惑星「クリプトン星」の最後の生き残りとして赤ん坊の頃に地球に送り出され、カンザスのケント夫妻に拾われ、愛情たっぷりに育てられる。
クリプトン星の「生物学上の両親」のエル夫妻のメッセージを信じ、地球人の希望となるべく、「より善き人」として人助けをし続けてきた。
そうするうちに、根っからの正義感が芽生え、人や動物が危機に晒されるのを見ると黙って見過ごせず、助けずにはいられない性格になる。
そうした人助けを繰り返し、メトロポリス市民からは親しみを持たれていた。
だがボラビアへの介入はそれが裏目に出て、外交問題として針の筵になる。
さらにエル夫妻の真意をルーサーによって暴かれた事で自分のアイデンティティまで揺らいでしまう。
しかし「育ての親」であるジョンから真摯な想いを伝えられ、再び「善き人間」として再起する事を決意する。
本作のスーパーマンは冒頭から某Z戦士そっくりの負け姿を晒す上にルーサーのネガキャンに苛立ちを露わにするなど、これまでの絶対的な強者とは違う等身大のヒーロー像が強調されている。

  • ロイス・レイン
演:レイチェル・ブロズナハン/吹き替え:種﨑敦美
デイリー・プラネットの女性記者。
編集部では敏腕の若手記者であり、表向きは胡散臭い記事を書くクラークと論争しているが、実は彼がスーパーマンだと知っており、本編開始3ヶ月前から交際を始めた。
しかし、根っからの記者気質が故にクラークのお人好しぶりを追求したがり、そのせいで最近は会う度に口論になってしまっていた。
だが、スーパーマンの地位が危機に陥り、出頭後に行方不明となった彼を助ける為、ルーサーの陰謀を調査し始める。
やがてジャスティス・ギャングにも協力を仰ぎ、何とかテリフィックの協力を取り付ける事に成功し、スーパーマンが囚われたポケット・ユニバースへ救助に向かう。

  • レックス・ルーサー
演:ニコラス・ホルト/吹き替え:浅沼晋太郎
スキンヘッドが特徴的な、大企業「ルーサー・コープ」の社長にして、稀代の天才エンジニア。
しかし、人一倍肥大化したエゴの持ち主であり、世界の全てが自分中心で回らなければ気が済まない男。
もちろん、自分以外の他人の尊重などするはずもなく、平気で邪魔者や機嫌を損ねた恋人の投獄や無辜の民の殺害を行える外道でもある。
出現して以来世界の話題を攫って行った「異星人」スーパーマンの存在に激しく嫉妬し、彼の抹殺に執念を燃やしている。
そしてスーパーマンのボラビアへの武力介入を利用し、彼に超人・ウルトラマンを「ボラビアのハンマー」として差し向けて劣勢に追い込み、さらにスーパーマンの基地に侵入してエル夫妻のメッセージの破損した箇所を復元して彼らの真意を暴き、全世界に公表する等して彼を精神的に追い込んでいく。
ポケット・ユニバースの私設刑務所にスーパーマンを放り込み、合法的に彼を殺そうとするが……


  • クリプト
クラークが知人から預かっている白い犬。
クリプトン人と同格の能力を持ち、空を飛び、怪力を持つ。
しかし、知能としては完全に「普通の犬」であり、特に賢くもない為、落ち着きがなくじゃれついては周囲に混乱を巻き起こす困った犬である。
無論、クラークの言う事を聞くのはごくわずかではあるが、力が必要な局面では非常に役立つ。


ジャスティス・ギャング

  • マイケル・ホルト/ミスター・テリフィック
演:エディ・ガテギ/吹き替え:諏訪部順一
「T」字のマスクを装着したジャスティス・ギャングの事実上のリーダー。
工学の天才であり、三次元デバイス「Tスフィア」を操り、事象の分析や攻撃を行う。
冷静沈着な性格で、客観的な判断を常に心がけている*1が、結構怒りやすく感情的な面がある。
危機に陥ったスーパーマンに唯一味方し、ロイスと協力してポケット・ユニバースに侵入。
また、メトロポリスの戦いにも参加する。
なお、原作では妻子を失った事件がヒーローになった切っ掛けだが、本作では不明。

  • ガイ・ガードナー/グリーン・ランタン
演:ネイサン・フィリオン/吹き替え:東地宏樹
銀河を警護する「グリーン・ランタン・コァ」の一員で、マッシュルームカットの自称ジャスティス・ギャングのリーダー。
緑色のエネルギー体を自在に形成する能力を持つ。
自信過剰で目立ちたがり屋な性格で、仲間内でも煙たがられており、スーパーマンともよく衝突を起こしていた。
とはいえスーパーマン自身の善性を信じており、あくまで立場の関係上彼への協力を拒んでいる他、場合によっては協定を破って民間人たちを守る為に戦うなど、根はしっかりヒーロー気質である。
ちなみに日本語吹替を担当した東地氏は、2006年の『スーパーマン リターンズ』でスーパーマン(クラーク)の日本語吹替を担当した他、本作ではTVスポットのナレーションとしても起用された。

  • ケンドラ・サンダース/ホークガール
演:イザベラ・メルセド/吹き替え:松岡美里
ジャスティス・ギャングの最年少かつ紅一点。
背中に翼を生やして空を飛び、けたたましい鳴き声を上げながらハンマーで攻撃する。
今時の若者らしく、斜に構えたドライな性格の持ち主。


デイリー・プラネット編集部

  • ジミー・オルセン
演:スカイラー・ギソンド/吹き替え:下野紘
若手の男性記者。
ちょっと頼りないところが母性本能をくすぐるようで、結構女性にモテる。
クラークやロイス同様、スーパーマン絡みの事件を追っており、特ダネを狙っている。
実はルーサーの恋人のイブと関係を持っており、彼女から情報を貰っていたが、若干依存されて困っている。

  • ペリー・ホワイト
演:ウェンデル・ピアース/吹き替え:楠見尚己
デイリー・プラネットの編集長。
現場の叩き上げで育った熱血気質であり、記者としてのプライドは人一倍。
口癖は「チーフと呼ぶな!」。

  • キャット・グラント
演:ミカエラ・フーバー/吹き替え:櫻庭有紗
金髪ロングと黒縁眼鏡が特徴的な女性記者。
ロイスと仲が良く、彼氏についての愚痴を付き合ってもらっている。

  • スティーブ・ロンバード
演:ベック・ベネット/吹き替え:志村知幸
スポーツ記事担当。
クラークに絡んでは先輩面して威張っているが、周囲からはあまりまともに相手にされない。

  • ロン・トゥループ
演:クリストファー・マックドナルド/吹き替え:山下タイキ
記者の一人。
あまり目立っていないが、終盤でペリーに指名される。
ちなみに演者は、1978~87年の映画『スーパーマン』シリーズでスーパーマン(クラーク)を演じたクリストファー・リーヴ氏の実子である。


ケント家

  • ジョナサン“ジョン”・ケント
演:プルイット・テイラー・ヴィンス/吹き替え:ささきいさお
クラークの育ての父。
普段はぶっきらぼうな態度だが、実は誰よりも息子の心配をしており、涙もろい。
自分の進むべき道に迷うクラークに「親としてやる事」を説き、彼を励まし、心の支えとなった。
ちなみに日本語吹替を担当したささき氏は、クリストファー・リーヴ氏の『スーパーマン』シリーズの日曜洋画劇場版吹き替えでスーパーマン(クラーク)の日本語吹替を担当した。

  • マーサ・ケント
演:ネヴァ・ハウエル/吹き替え:宮沢きよこ
クラークの育ての母。
夫とは対照的に息子によく世話を焼く気配り屋で、時として夫の本心もさりげなく伝える。


クリプトン星関係者

  • ジョー=エル
演:ブラッドリー・クーパー
  • ララ・ロー=ヴァン
演:アンジェラ・サラフヤン
クラーク/カル=エルの「生物学上」の両親。
滅びゆくクリプトン星から息子を地球へと逃がし、最後の希望になるよう使命を託した。
カル=エルへの愛情は紛れもない「本物」である。

  • スーパーマンロボ
(4号)アラン・テュディック/吹き替え:河本邦弘
(1号)マイケル・ルーカー/吹き替え:大下昌之
(5号)ポム・クレメンティエフ/吹き替え:森谷彩子
(12号)グレース・チャン/吹き替え:小白川愛菜
クリプトン星の科学で造られた、スーパーマンのサポートをするロボット達。
主に、技術・医療面でのケアを担当する。
中心となっているのは4号で、常にクラークの身を案じている。
ルーサーに侵入された際、ウルトラマンやエンジニアに残らず破壊されてしまうが……


ルーサー・コープ

  • ウルトラマン
演:???/吹き替え:乃村健二(ハンマーの声)
プラネット・ウォッチの主戦力である超人。
常に覆面を被っており、素顔は不明。
スーツの胸には、ULTRAMANを意味する黒い「U」のマークが刻まれている。
当初は鋼鉄のスーツを纏ったヴィラン「ボラビアのハンマー」を名乗り、ボラビアを代表してスーパーマンに報復戦を挑み、彼を圧倒した。
その実、ルーサー・コープの社員達のコントロールを受け、その戦術通りに戦っているに過ぎないが、膨大な戦闘パターンから導き出された効果的な戦術には終始スーパーマンも太刀打ちできなかった程。。
飛行能力、怪力、目からのレーザーといった、スーパーマンと同様の能力を有しているが、その正体とは……?
もちろん光の国から正義のためにやってきたわけではない*2 。KAIJUも出てくるけど。

  • アンジェラ・スピカ/エンジニア
演:マリア・ガブリエラ・デ・ファリア/吹き替え:行成とあ
元特殊部隊の改造人間の女性。
打倒スーパーマンの為に自ら改造を志願した。
なお、スーパーマンに恨みを抱いた経緯は本作では不明である。
全身がナノ金属「ナナイト」で構成されており、自在に肉体を変形させ、武器のみならず、コンピューターへのハッキングや肉体への干渉が可能。

  • KAIJU
遺伝子改造で生み出された生物であり、口から火を吐ける。
当初は体格は小さかったが、一晩で高層ビルサイズに成長し、メトロポリスで大暴れする。
外皮は硬いが、目や内臓は脆く、そこを突かれてジャスティス・ギャングに駆除された。

  • ラプターズ
ルーサー・コープの私設部隊。
飛行可能なアーマーで武装している。

  • イブ・テシュマッカー
演:サラ・サンパイオ/吹き替え:ファイルーズあい
ルーサーの恋人であるインフルエンサー。
自撮り大好きなナルシストで、見るからに頭の軽そうな女。
実は内心ルーサーの悪趣味に辟易しており、デイリー・プラネットのジミーとも関係を持ち、本心では彼の事が好き。
依存気味な為にジミーからは煙たがられているが、彼の為に情報を渡す。

  • レックス・メイソン/メタモルフォ/エレメントマン
演:アンソニー・キャリガン/吹き替え:津田健次郎
ルーサーに対スーパーマン用として協力させられているメタヒューマン。
肉体をあらゆる物質に変化させる能力を持ち、首さえ残っていれば肉体が消費しても再生可能。
息子のジョセフ(ジョーイ)を人質に取られており、スーパーマンを弱らせる為のクリプトナイトを生成して無力化させた。
しかし、ルーサーのあまりの悪逆非道ぶりを目の当たりにした事で悲しみ、ルーサーに反旗を翻してスーパーマンに味方する事を決意する。


その他

  • ヴァジル・グルコス
演:ズラッコ・ブリッチ/吹き替え:千葉繁
ボラビアの大統領。
ジャルハンプルを独裁政治から救済するとの名目で侵略し、虐殺を屁にも思わない最悪な暴君。
スーパーマンに武力介入された際は砂漠のサボテンに括りつけられるお仕置きをされ、以来彼を目の敵にしている。

  • マリク“マリ”・アリ
演:ディエニシュ・ティアガラヤン/吹き替え:長田昌平(チョコレートプラネット)
メトロポリスの市民で、サンドイッチの屋台を経営している。
スーパーマンに何度か助けてもらっており、彼の事を人として信頼している。
ちなみに、吹き替えを担当した長田氏の相方である松尾駿氏も、一般市民役で一言だけ吹き替えに参加している。

  • リック・フラッグ・シニア
演:フランク・グリロ/吹き替え:さかき孝輔
米国陸軍将軍。
メタヒューマンを信じておらず、人間の力だけで世界を守るという信念を持つ。
以前、息子をピースメイカーに殺されている。

  • モリ長官
演:ジェームズ・ヒロユキ・リャオ/吹き替え:姫野恵次
米国国防長官。
スーパーマンといったメタヒューマンの力を防衛力のあてにしている節があるが、一方で彼らの人格については懐疑的なスタンスを取っている。

  • マックスウェル“マックス”・ロード
演:ショーン・ガン/吹き替え:佐藤せつじ
ジャスティス・ギャングを支援する企業であるロード・テックの社長。
ライバル企業の社長であるルーサーの事は個人的に気に食わないらしい。

  • クリストファー・スミス/ピースメイカー
演:ジョン・シナ/吹き替え:大塚明夫
巷で話題の過激派自警ヒーロー。
スーパーマン批判の番組に出演し、自分を引き合いに出してスーパーマンをこき下ろした。


キーワード

  • メトロポリス
今作の主な舞台。
大きな川に囲まれた大都市であり、頻繁に様々なヴィランに襲われる。
しかし今作の事件が起きるまではスーパーマンを支持する声が大きかった為、市民の民度としては良いらしい。

  • デイリー・プラネット
メトロポリスの新聞社で、クラークやロイスが働いている。
主にスーパーマン関連の記事が最近のトレンド。
紙だけでなく、ネット記事も執筆している。

  • クリプトン星
クラークの故郷の星。
30年前に崩壊し、住民はカル=エルを残して全滅した。
住民は地球人の何十倍もの力を有し、特殊な能力を持っている。

  • クリプトナイト
クリプトン人にとっての弱点となる鉱石。
スーパーマンはこれを近づけられるだけで体力が低下し、まともに動けなくなる。

  • スーパーマンの基地
南極にあるスーパーマンの秘密基地。
スーパーマンのDNAを鍵として、地中から出現する仕組みとなっている。
中ではスーパーマンロボが昼夜問わず働いている。

  • エル夫妻のメッセージ
クリプトン星脱出直前に、ジョー=エルとララ・ロー=ヴァンがカル=エルに宛てたメッセージビデオ。
内容は、「天よりも地よりもお前を愛する。新たな故郷、地球で暮らせ。人々の希望となるのだ」というもの。
後半部分は破損し、再生不可能だったが、エンジニアがハッキングし、破損部分が修復される。

  • 黄色い太陽
スーパーマンの力の源。
一般的に言う、太陽系の太陽である。
この光を浴びると、如何なる傷を負っても、スーパーマンの体力は回復する。

  • ジャスティス・ギャング
ロード・テックが支援するヒーロー組織。
個性的ながらも抜群のチームワークでヴィランを退治し、市民からの人気も高い。
なお、名前はグリーン・ランタンが勝手につけた名前であり、テリフィックやホークガールは反対している。

  • Tスフィア
ミスター・テリフィックの開発した特殊な三次元デバイス。クルクルではない。
球体の飛行可能な小型メカであり、周囲の分析能力やビーム、弾丸といった武器を装備している。
カメラをテリフィックの視覚と共有する事も可能。

  • Tクラフト
ミスター・テリフィックの開発した、球体型の飛行円盤。
高い技術力を持ったコクピットを持ち、素人でも感覚だけで操縦可能な親切設計となっている。

  • プラネット・ウォッチ
ルーサー・コープが保有している特殊部隊。
メタヒューマンに代わる新たな国力として、ルーサーが国防省に売り込んでいる。
実のところ、対スーパーマン用に編成された部隊である。

  • ボラビア
東ヨーロッパに位置する大国で、アメリカ合衆国とは同盟国。
その実態は非道な独裁政権であり、他の小国を侵攻し、新たな領土にしようと悪行を重ねている。
スーパーマンに武力介入されて以来、彼を煙たがっており、その排除を目論んでいる。

  • ジャルハンプル
ボラビアの隣の小国。
かつては過激派により支配されていたが、徐々に政権が変わりつつある。
しかし、ボラビアから独裁政権の打破を口実に侵攻の危機に晒されている。

  • ポータル
異次元への通り道を開くための装置。
少しでも位置がずれたら次元の裂け目が出現し、ブラックホールに惑星ごと飲み込まれてしまう為、正確なコントロールが必要となる。

  • ポケット・ユニバース
ルーサーが開発した、2つの次元の狭間を繋げる為の異空間。
中はもっぱら、ルーサーの私的刑務所や研究機関として利用している。
底部には反陽子の川が流れ、奥底にはブラックホールがあり、まともな装備もないと活動すら出来ない魔窟と化している。

  • モンキーボット
ルーサーがネット上でアンチスーパーマン論を展開させる為に働かされている猿の軍団。
洗脳されてSNSに延々とアンチポストを垂れ流し続ける。












お前の編集履歴、お前の追記・修正が、項目が何者かを決めるんだ。


NEXT:SUPERGIRL

Connected Story:PEACEMAKER(SEASON2)

































  • カーラ・ゾー=エル/スーパーガール
演:ミリー・アルコック/吹き替え:永瀬アンナ
クラークの従姉妹で、クリプトの本当の飼い主。
明るく陽気だが大雑把な性格で、クリプトのやんちゃぶりを特に気にせず楽しんでいる。
「ペットは飼い主に似る」の代表例と言える。


「ここの追記・修正ズレてない?」

「……(怒)」

「……またやっちゃったかな、僕」


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年07月24日 19:56

*1 曰く、「私には感情がない」。

*2 初出はDCの方がちょっとだけ先(DC:1964年、光の国からやってきた人:1966年)。