小ネタ とあるアニメのコメンタリー 超電磁砲第4話分
「今回も始まったわけですが、御坂さん?」
「なによ…?」
「元気ないのかなと思いまして、上条さんは心配をしているのです」
「毎回毎回何かを失うのよ…ここに来ると」
「……、でも今回は俺も結構出演するって話だから色々と弾むんじゃねーか?」
「そうね、とりあえず見ましょ」
オープニング
「俺、思うんだけどさ、この自販機のシーンといい2話の冒頭といい
オマエには俺を感知するセンサーかなんかが付いてるのか…?」
「いや、近くに居ると分かるのよ。その分かる理由は分からないんだけどね」
「俺専用のストーカーシステムって奴か…」
「人聞き悪いわね、ストーカーなんかした覚えないわよ!」
「はいはい、そうですかい。曲も終わったしAパートとつ…ってなんじゃこりゃ!」
Aパート
「都市伝説ねぇ…俺なんかはもう何を聞かされても驚けねぇや
ってどんな能力も効かない能力を持つ男…俺だよな?」
「アンタ以外誰が居るってのよ、それに一人で十分よ」
「俺は白井にめちゃくちゃ言われてるし、オマエは何か強がってるし…」
「うっさいわね!」
「へいへい」
「って何で立ち読みしてるとこまで映ってるのよ!?」
「『常盤台お嬢様の裏の顔!』という名のドキュメント番組作ってくれねぇかな~」
「……、随分と今回は元気じゃない」
「そりゃ~オマエと今こうしてあるのも、どうせこういう所から始まってるんだろうし
それを見てみたいんだよ…俺は」
「そ、そういう事なら…」
「あ~またカワイそうな不良…バカだなぁ、本当に…」
「ここ…ね、アンタと出会った場所…」
「えっ、そうなの!?って本当に俺登場じゃねぇか」
「今見るとアンタとの出会いって何かイベントがあったワケでもなかったのよねぇ」
「『知り合いのフリして自然とこの場から連れ出す作戦』我ながら完璧な作戦を立てたもんだな」
「肝心のアンタはいきなり不良相手に説教始めて、人の事をガキ、ガキ、ガキ…
ってあ~なんかイライラしてきたわ…」
「お、落ち着いてください。御坂さん!」
「本気出したら倒せる…か、無理よアンタを倒すのは…絶対に」
「ホレホレいい子いい子~」
「(な、撫でられてる!?)ひ、ひ、ひ、人の頭勝手に撫でてんじゃないわよ!」
「許可取ればいいってことか?」
「……、そ、そういうワケじゃ…でもアンタがどうしても撫でたいっていうなら仕方ないから撫でさせて―――」
「道案内する上条さん…さすが紳士!」
「―――あげるもんかぁあああああ!!」
「!? どうしたんだよ御坂、いきなり大声出して…」
「何でもないのよ、何でもない。アンタはアニメに集中してれば良いのよ!」
「……、オマエ随分としつこい人だったんだな」
「(ガマン、ガマン…)」
「ぬおっ!? 街中でこんな素敵イベントに!」
「アンタ…指の隙間から明らかに見てるわよね、何が紳士よ。ただの変態じゃない」
「……、何か悪いウワサを立てられてる…不幸だーーー!!!」
「いきなり大声で叫ぶなっつーの!」
「『中』の俺は『誤解だーー!』だったか…惜しい」
「アンタは一体何に正解しようとしてたのよ…」
Bパート
「白井のヘッドドラムについてのコメントは省略の方向で大丈夫だよな?」
「うん、オッケー」
美琴と木山せんせい、お手洗い。
「めちゃくちゃ言ってくれてるじゃねぇか…」
「あ~これはその…何でもないのよ」
「何でもない事あるかぁ!」
「……、そういえばこんな事あったわね」
「で、何だ?御坂は俺の事が好きなのか…?」
「なっ!?」
「お~『中』と同じ反応」パチパチ
「(……、言い返せないじゃない…このバカ)」
「御坂…顔赤いぞ、ってこれまた『中』と一緒か、お見事」パチパチ
「電撃を撃っても良いって事よね…?」
「そ、それだけはご勘弁下さい! 最後まで見たいんです!」
「……ちょっと手貸しなさいよ、持ってれば…多分最後まで大丈夫だと思う…」
「ん?そんな簡単な事で電撃って収まるのか? なら好きにして良いぞ」
「……(コイツって本当に良い意味でも悪い意味でも無神経、無意識なのね)」
「…俺のせい!?」
「……(全部、アンタのせいなんだからっ!)」
「あ~貴重なタンパク源が…見てるこっちにも痛みが伝わってくるぜ
って御坂さ~ん。何で黙ってるんでせうか? ほら『中』で俺達がやり取りしてんだから喋んねぇと」
「う、うん…」
「今度は大人しくなっちまって…てか俺の顔こんなにカッコよくねぇよ、この場面だけ見たら勘違いされるって!」
「い、良いんじゃない?下手にかk」
「シーッ!それ以上はダメ、ダメですから!」
「す、素直な感想を言っただけなんだから、だ、だから勘違いしないで!」
「(そうか~御坂ってデレない癖にツンデレっぽく喋る人だったのかぁ…)」
美琴、上条バトルシーン?
「オマエ容赦ないな…」
「……、仕方ないじゃない!」
「ほら、何か剣作っちゃってるしさ…」
「何やってんだろ私…」
「これ当たったら死ぬだろ…絶対に」
「電撃は調整利くけど、これは無理ね…当たったら当たった分だけダメージがアンタに行くわ」
「何冷静に解説しちゃってるんです!? 死の危機ですよ死の危機!」
「アンタ今こうして生きてるんだから良いじゃない?…ダメ?」
「いや、まぁ確かに生きてるんだけどさ…『入った!交わせるタイミングじゃ…』って
本当に殺す気だったでしょ?御坂さん、ねぇどうなんです?」
「あ~ホントに私何やってんだろ…運悪く当たってたらどうする気よ」
「……、ま、俺が今こうして生きてるんだから良いよ。気にすんなって!」
「…これ見終わったら、忘れる事にするわ…」
「これって右手じゃなかったらどうなってたんだろ…考えるのやめよっと…」
「電流が流れていかないか…今も変わってないみたいね」
「ん?今流そうとしたのか?」
「うん、そんなとこ!」
「明るく言われると何と言うか、反論出来ないんですが」
「良いのよ反論しなくて、なんていうかありがと…」
「……、なんか感謝される事したっけか?」
「ううん、何でもない。今考えてみたらこれだって優しさというか何と言うか――」
「我ながら下手な演技だ…見てて恥ずかしい」
「――た、確かに下手ね(スルーされる事に対する耐性を身につければ上手くやっていける気がする…)」
「しっかし理不尽な怒り方だな…これで一晩中追いかけっこでしたっけ?タフですねぇ、上条さん」
「ま、積もる話は私たちでまた後日しましょ。責任を取ってもらわないっとね~♪」
「せ、責任!?」
「今回はここで締めましょう、ホラ!さっさと!」
「わ、分かった! てな訳で第4話お送りしました。ではまた次回お会いしましょう」
「上条当麻と―――」「―――御坂美琴でした!」
「で、何処で何を話して、俺が何の責任を取るんだよ!!」
「さぁ~ね、その時が来るまで待ってなさいよ」