小ネタ 防御結界
「青ピ、こっちだにゃー」
ここは、とある喫茶店。
土御門兄妹は青髪ピアスを待っていた。
「どうしたんや土御門はん、急に呼び出して」
「俺にもよく分からないにゃー、舞夏どういうことぜよ?」
「もう少し待つんだなー。お、来たぞー」
と、舞夏は喫茶店の入り口を見た。
何があるのかよく分かっていない土御門元春と青髪ピアスも入口を見る。
そこには…
「いらっしゃいませ」
上条当麻と常盤台のお嬢様がいた。
「カミやん、常盤台のお嬢様と手繋いでるぜよ」
「これは、殺ってもええんやね」
「まあまあ二人とも落ち着くんだなー」
「これで落ち着けるわけないにゃー」
「落ち着けばもう少しで面白いものが見れるぞー」
舞夏には大人しく従う義兄と青ピ。
因みにこの三人、上条達には気づかれていない。
「ところで舞夏、あのお嬢様は誰ぜよ?」
「夏休み最終日にカミやんに抱きついてた子やね」
「あれは御坂美琴だぞー」
「御坂美琴って…「レールガン!?」」
「そうだぞー」
「カミやん、どれだけフラグ立ててるんや」
「もう呆れるしかないぜよ」
「そろそろ面白いものが始まるぞー」
舞夏に言われ、二人も上琴を見ると…
「ってカミやん達は何を頼んでるねん!?」
「あれはラブラブドリンク!」
「見つめ合いながら飲むんだなー」
「あれを頼むやつはいないと思ってたぜよ…」
「カミやん、バカップルだったんやね…」
「私には無理だなー」
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「とりあえず、あれやね。何を言っているのか分からない分、マシやね」
「近くいる人達が砂を吐きそうだぞー」
「ホント、ここで良かったにゃ…」
「どうしたん?固まって…」
「おぉ、口移しかー。アツアツだなー」
「そのまま深いキスとは、カミやんやるぜよ」
「今度来る時はカメラ持ってくるか」
「舞夏はん、随分平気そうやね」
「毎日御坂に惚気話聞かされてるからなー、耐性は出来てるんだぞー」
「カミやんから、そんな話を聞かされたことはないぜよ?」
「惚気たら殺るんじゃないのかー?」
「それはそうやけど…」
「その分、私やインデックスが惚気話を聞く羽目になるんだぞー」
「舞夏、苦労してたんだにゃー」
「苦労なんかしてないぞー。聞いてて面白いからなー」
「僕なら嫉妬で狂うかもしれんわ」
「舞夏、青ピ、もう出るぜよ。見てるこっちが恥ずかしくなるにゃー」
上琴の桃色空間に耐え切れなくなった土御門元春は支払って出て行った。
それに青ピも続く。
舞夏はニヤニヤしながら二人に着いて行った。
その後上琴がどんなことをしていたのかは、その場に残っていたものしか知らない。