グスターヴ
グスターヴとはカイバー及びセイルナシア星間帝国のラヴァール王家の臣下の民であることを主張する自称である。その彼らの星間帝国は、ヴァレフォール星団を構成する五つの恒星系のうちセイルナシアとカイバーの二つを支配し、その交易により莫大な富を得、大規模の星間帝国軍を維持している。と言うよりも、星間帝国軍が帝国の政治、行政の多くを動かしており、事実上帝国の基盤となっている。通称ないし略称は、グスターヴ星間帝國(GIE)、グスターヴ又は星間帝國(Intersteller Empire、略してIE)。本項では特記以外は「星間帝国」で記述する。
形式上は皇帝が帝国全体を統治しているが、その支配は緩やかなものであり、有人惑星の地上社会では現地人から成る領民政府が各惑星の統治を行い、帝国に対しては領民政府の代表である領民代表が、帝国貴族である領主と各種の交渉を行う(領民政府の統治権は大気圏外には及ばない。従って複数の有人惑星を持つ星系には同数の領民政府がある)。現在五つの領民政府が存在する。
このように、星間帝国は地上社会や領民に対して直接関与せず、地上社会で起きていることに通常はまったく関心を払わない。領民は、帝国臣民としての自覚や忠誠を期待されてはおらず、帝国の支配に反対することすら禁止されていない。
| 国名 |
グスターヴ星間帝国 |
| 国旗 |
 |
| 国歌 |
偉大なる星団眷族(A great valefor'families) |
| 標語 |
眷族の復権(Restoration of valefor'families) |
| 所属恒星系 |
セイルナシア及びカイバー恒星系 |
| 臣民総称 |
グスターヴ |
| 主要種族 |
メトロポリタン系天使族、ネープスル星人、ブルゴーニュ星人 |
| 公用語 |
グスターヴ語 |
| 国家元首 |
プリュス・ラヴァール皇帝陛下 |
| 帝都 |
アンヴェール(旧軌道都市メトロポリタ) |
| 最大都市 |
同上 |
| 総人口 |
臣民と領民を合計すると莫大なものとなる |
国家概要
政府機構
皇帝陛下(グスターヴァス・ヤーニュ)
プリュス・ラヴァール皇帝陛下(Prusse laval empress)
本名:ラヴァール・ルネ=グスターヴァス・ヤーニュ=アンヴェール・ルネー・プリュス
(ラヴァール公国公子・グスターヴ皇帝・帝都アンヴェール公爵プリュス)
実年齢は二十歳、メトロポリタン系天使族の特質によって、十五歳程度の少女の姿をしている。また黒翼の天使という異端育ちでありながらも、その芯のある生き方を慕う天使族も多く、ネープスル星人のクレナイ・オオイカリ大佐とも親密な関係にある。
家庭教育にて、帝王学を学ばれている他、ニモーディア星共同体のヴィヴァータ国立大学に三年間留学し、経済学を修得。帰国後はダニューブ国立大学にて、異星語学を僅か一年で修得し、星団共通語や、全星団中の言葉を解することができる。
好物はニモーディア産のいかそーめん。ニモーディアから産地直送で運ばれ、新鮮なうちに食べるのが彼女の信条。
その為、食し方にもこだわりが生じ、今ではいかそーめんに関する食事作法が50項目にわたり存在し、星間帝國中の人々がそれに倣っている。
帝國の歴史上で最も高貴とされるカーディナル色を好んで用い、帝國軍衣などに広く採用されている。
帝都アンヴェールの超軌道都市地域を所領とするアンヴェール公爵を兼ね、またラヴァール公国評議の1人である。
星間帝国政府
帝都アンヴェールに機能を集中させる帝國の最高行政機関である。
政府を構成する各省は12あり、各省の大臣の任命権は皇帝陛下が有す。
財務省
星務省
外務省
法務省
教務省
帝國軍省
厚生労働省
科学技術省
経済産業省
情報逓信省
星間交通省
公安警察省
ラヴァール公国(ラヴァール・ルネ)
公国領内に四つの有人惑星(プロシャ、コンジェント、ブルゴーニュ、ネープスル)と開発彗星ジネットを持ち、グスターヴ星間帝國の最高基盤。
公国の政務は、公爵以上の爵位を持つ帝國貴族グスターヴ(ラヴァール公国評議と称す)によって運営される。公爵にはラヴァールの称号であるルネー或いはルクが与えられ、各一つづつの所領に封ぜられる。そして公国、及び帝国全体への忠誠を誓わねばならない。その誓いの印として、兵役の義務と納税の義務を果たすことが求められる。(果たさなかった場合、他の公国評議による一致の議決で爵位を剥奪される。これは皇帝であろうとも同じ扱いを受ける)
帝都アンヴェールを所領に出来るのは、由緒ある皇帝の血を継ぐものでなければならない。現在、ラヴァール・ルネ=グスターヴァス・ヤーニュ=アンヴェール・ルネー・プリュスがラヴァール公国第一公子の正統権利としてその所領としている。
※ラヴァールの称号であるルネーは女性に与えられる。今までに男性には称号を与えたことはない。
ラヴァール公国評議
帝都アンヴェール(ラヴァール・ルネ=アンヴェール)
公国の都であり、帝国の首都、すなわち帝都という二つの性格を持つ。
惑星プロシャの軌道上に建設された超軌道都市(ハイパー・レール・ポリス}メトロポリタを改造したもの。
二重惑星間の中継地点として着目され、惑星間交通システム(インタープラネタリー・ハイウェイ・バイパス)が都市中枢に接続している。プロシャ地上社会とは数十本の軌道塔で直結しており、領民の流入も激しい。
インペリアル・ガリスと呼ばれる超高層タワーは軌道都市を貫通し上下に突き出た構造をしている。最上部先端には皇居や政府高官らの官邸、各領主の邸宅が集中し、最下部先端には皇帝陛下専用の戦闘兼公用航宙船ロレーン号が着艦できるプラットフォームが存在する。
星団最大を誇るアンヴェール宇宙港と隣接し、各星系行きの私設パッシブジャンプゲートが集結する為、貿易商人や一般観光客、はたまた政府関係者らでごった返している。
帝都を貫き聳え立つタワー。星間帝國の富の象徴として臣民から親しまれている。
プロシャ地上とも軌道塔で繋がっており、都とプロシャと架け橋と呼ばれることもある。
全層1000階に及び、皇族、貴族、臣民合わせて数百万人ほどが居住している。
スカイステージ(SS)
帝國貴族が住まいを持てる最上階。別格の皇帝陛下は最上部先端。
グランドステージ(GS)
臣民の居住区である。
星間交易商人の商店が軒を連ねる巨大市場、インペリアル・マーケット・センターが存在する。
ヴィヴァータ・セントラル・マーケットに次ぐ規模を誇る。
尚、個人商店を除いてセイルナシア物産とカイバー物産の二社がこの市場をほぼ占有する形となっている。
アンダーグラウンドステージ(US)
都市基盤を貫くガリスの構造上、プロシャを真下に臨め、プロシャ地上に直結する軌道塔に接続している好立地であり、皇帝陛下の専用プラットフォームの他に多数企業が入居している。
星間帝国軍
星間帝国軍の軍旗である。Nはネープスル星人の頭文字であり、星間帝国軍が事実上のネープスル星人の軍組織からの後継に当る組織であることを物語っている。
基本戦略
ネープスル星人の軍事思想の影響を強く受けており、インペリアル・ドクトリン(ID)に則り、宙域戦線の早期制圧を目的に合理的である機動兵器を主軸とした戦術を主力とする。
ただし、戦艦プリンセス・オブ・エステルプラッテの存在もあり、巨艦巨砲主義も面影を残す。
星間帝国軍組織
星間帝国軍は合理的組織図を構成すべく、ごく稀だが大改正を行なうことがある。史上に於いて、星間帝國軍は全十五回ほど大改正を行なったとの記録がある。もっとも、この記録はネープスル星人の軍から引き継いでいる。
統帥権は皇帝が有するが、象徴的なもので軍令に指図することはない。 実質的に軍令を発するのは大佐である。
大佐
全軍の最高司令官であるクレナイ・オオイカリ大佐を例外としても、各方面部隊の最高司令官に任命される。通常は航宙機母艦が各方面部隊の旗艦として任命されるため、最高司令官はそこの艦長も兼ねている。(戦艦プリンセス・オブ・エステルプラッテは例外的に、セイルナシア方面部隊の旗艦)
中佐
大佐に次ぐ階級であり、最高司令官の補佐を行なう。また各方面部隊に所属する航宙機隊に対する軍令を行なう任務を持つ。
少佐
中佐に次ぐ階級であり戦艦、航宙機母艦、巡洋艦などの艦長、艇長を務める。
星間帝国軍の装備
≪艦艇≫
- 航宙戦艦
- エンプレス級
- ネープスル級
- 戦艦レパンス
- 戦艦バーテルス
- 戦艦バヴィエールス
- 戦艦エクスシアイ
- 航宙機母艦
- ラヴァール級
- 航宙機母艦プラッシャ
- 航宙機母艦コーカサス
- 航宙機母艦サイプラス
- 航宙機母艦サクソニア
- 航宙機母艦プリシア
- 航宙戦列艦
- サヴォイ級
- 戦列艦コーケージア
- 戦列艦コンジェント
- 戦列艦コルヴェス
- 戦列艦サース
- 戦列艦ポズナン
- 潜宙艦
- グレート・セイル級
- グレート・カイバー級
- 潜宙艦プラーク
- 潜宙艦ネザランズ
- 潜宙艦ルートヴィヒ
- 航宙護衛艦
- ワーフ級
- リューフ級
- 護衛艦プラティニー
- 護衛艦ラックス
- 護衛艦ディクシス
≪高機動戦闘ユニット(詳細は後述)≫
- 非量産型人型機動兵器
- 量産型人型機動兵器
- 量産型機動兵器
- パワードスーツ
≪軌条砲≫
- 敷設式
- 対艦キャセノン・プラズマ砲
- 対機動兵器高加速砲
- 対電子ジャミング弾射出砲
- 自走式
高機動戦闘ユニット(詳細)
汎用人型兵器NM-6
汎用性を重視するネープスルに最も適合した機動兵器。
長距離戦闘には向かないが、艦隊戦などには有効性が高い。
超硬スチルによる装甲は、戦艦のレーザーカノンを弾くほど。
地上用人型兵器NM-7
地上戦に特化した機動兵器
この型はドリル兵装、ビームサーベルを換装している(ドリル兵器はレーザーカノンに交換可)
ビームサーベルは敵の地上兵器装甲を切り裂く高出力熱光エネルギー。
ドリルは超硬スチルを用い、装甲を貫通する。
超硬スチルによる装甲により、地上戦における圧倒的優位を保持。
地上戦での機動力は最高と謳われる。
宙域戦闘の場合にはブースターの換装が必要。
量産型兵器NM-15
量産性を重視した機動兵器、
宙域戦闘能力では、汎N6型兵器より劣る。
しかしレーザーカノンを装備し、大量生産が可能である。
小型ドロイドNM-9
量産化と小型化を進めた偵察用兵器。
自立行動が可能。またスコープのように見えるものは、小型レーザーカノンで殺傷能力、命中精度ともに高い。
四肢を引込めると、ナマコに擬態できる。
ニューパワードスーツPNα
超硬スチルは軽量性に優れることで、パワードスーツの装甲にも採用。
主に、天使族、ブルゴーニュなどネープスルとの力の劣る面を補完する。
衝撃耐用で最高水準の防御力を誇り、またブースターによって宙域での機動性は最高水準に高められている。
装甲戦車NM-4
地上戦にのみ投入される機動戦車。
走行速度、安定性、防御性で他の地上兵器を圧倒する。
超硬スチル製。
戦いの歴史
人類
接触戦争緒戦期に於ける巨艦巨砲主義の台頭の荒波に飲まれつつあった各国の戦術思想であったが、ネープスル星人のみ高機動力を誇る汎用人型機動兵器を主力とすることにこだわり、巨艦巨砲主義の神話を固く信じなかった。その最初の宙域会戦でありネープスル会戦では、リルバーン帝國軍の圧倒的な物量を前にしても勝利を収めた。この結果によって、リルバーン帝國軍は惑星ネープスルへの侵攻を諦めざるを得なくなり、撤収した。翌々年にリルバーン帝国軍は、更なる超弩級戦艦、プリンセス・オブ・エステルプラッテを建造し、惑星ネープスルへの侵攻戦線に投入を画策したが、セイル・ベルトで航行中にネープスル星人の機動部隊に急襲を受けると、致命的な死角を露呈。だが、幸いにもネープスル星人は追撃の意思を見せなかった為、被害はそれ程でもなかった。
領民政府
領民政府とは、星間帝国が支配する有人惑星の現地人から成る自治政府のことである。
自治権は大気圏内に限られるが、その代わり帝國は介入せず、直接関与はしない。
以下領民政府はラヴァール公国の領内との設定であるが、公国の直接権限は、大気圏外に限られる為、同上である。
領民から領民代表を選出し、帝國が派遣する領主との各種交渉を行い内政を執る。
領民政府名、主都、領民代表名及び領主名一覧
- プロシャ領民政府・主都コーケージア
- コンジェント領民政府・主都ダニューブ
- ジネット彗星領民政府ネザランズ
- ブルゴーニュ領民政府・主都ブルグント
- ネープスル領民政府・主都クーカンバー
- イリンズ男爵領
※イリン男爵領は事実上の無人天体であり、領民政府は存在せず、またダニューブコート社の所有物に近い。
支配領域
星間帝国は、ヴォレフォール星団を構成する五つの恒星系のうちセイルナシアとカイバーの二つを支配している。その二つの恒星系に現在確認されている4つの惑星と彗星1つを支配している。
※ここでいう支配とは宙域支配も含めており、事実上、主権国家が星間帝国以外に存在しないカイバーとセイルナシア恒星系に於ける星間帝国の影響度は大きい。
セイルナシア恒星系第三惑星ネープスル(Napsle)
ネープスル星人の本星。
ハビタブルゾーン上に存在し、惑星表面の約九割強が海で覆われている水惑星である。
唯一の大陸であるネアーペル大陸は湿度が高く湖沼地帯が広がっている平坦な大地。進化系に於いて海洋生物が常に生態系の頂点に立つという歴史を持っているのも、こうした陸地の小ささや平凡な地形の変化しか持たぬ環境によって陸上生物の発展の余地の少なさに繋がったともいえよう。
ネアーぺルを取り巻く大洋、ポズナン海は大陸周辺の遠浅の大陸棚から一気に海面下数千メートルの海底へと誘う変化に富んだ海底地形を持つ。またこの大陸棚に海流が衝突することで齎す豊かな栄養が、微生物を育て、楽園を生んだ。その中で海洋生物は進化発展を繰り返したのである。ネープスル星人は両生類ヒューマノイドとして初めて陸地に上陸をした知的生物である。
だがネープスル星人はやはり海にこそ生活の営みを求めており、海底都市を数々建設しており、中でも主都クーカンバーは最大の海底都市である。
惑星ネープスルは衛星ラース(larce)、メイア(maya)と呼ばれる二つの衛星を有している。
どちらもネープスルの20分の1程度の質量を有しており、現在では重要施設が集中して建設されている。
セイルナシア恒星系矮惑星イリン(Ilins)
セイルナシア恒星系外縁の小惑星帯セイルベルトに於ける矮惑星。
事実上の無人天体であり、領主は存在するが、領民政府は存在しないという特異体質となっている。但し、正確にはイリンズ男爵領である。
領主はダニューブコート社の最高経営責任者たるアント=ウェルペ氏(本名はアント・ルク=イリンズ男爵・ウェルペ)であり、宙域活動に必須であるニモーディア製ワークドロイドを導入して近傍小惑星帯の資源開発を行なっている。
またマスドライバーがイリン地表に建設されており、ネープスルなどへ資源搬船を射出する役目を担っている。
その為に、ダニューブコート社などの製造業を支える基盤であり、星間帝國は手厚く保護している。
近傍小惑星
スカルノ
ニーヴ
ティーン
スローンズ
※矮惑星とは、惑星に次ぐ質量規模を持つ天体のことを指す。
カイバー恒星系第十惑星プロシャ(Prosya)
メトロポリタン二重惑星系を成す惑星の片方である。
恒星カイバーから遠く離れている為、非常に寒冷な気候であり、かつての海は完全に凍りついている。
メトロポリタン系天使族はこの苛酷な環境を持つ地上での生活を営むスペースとして、ドーム型の都市を建設し、居住している。
現在プロシャ最大のドーム都市コーケージアはプロシャ領民政府の主都と定められた。
大気はごく薄く、天使族でも長時間の野外活動は出来ない。人類母惑星の2倍ほどの質量を持つ。
惑星上空軌道上には、帝都アンヴェールが存在し、数十本もの軌道塔が天空を貫くように聳えている。プロシャは環を有する惑星(有環惑星)であり、優美な環を眺められるとして、観光者が多く訪れる。
カイバー恒星系第十一惑星コンジェント(Congent)
メトロポリタン二重惑星系を成す惑星のもう片方である。
同じく恒星カイバーから遠く離れている為、非常に寒冷な気候である。太古には森林で覆われていたようで、炭化した大地が広がっている。水の存在は微量ながら地下に存在が確認された。人類母惑星の半分程度の質量を持つ。
メトロポリタン系天使族はプロシャから移住。
巨大クレーター内部に都市を築き、ダニューブと命名した。
膨大な炭鉱が確認されており、工業地として発展。上空軌道にダニューブコートなる星団最大規模の軌道工場が建設され、現在ほぼ完成に至っている。軌道工場から軌道塔が地上に突き刺さって、炭坑に直結し、石炭を供給し精製している。
星間帝国一の総合大学である国立ダニューブ大学はダニューブ中心部に存在し、数百万人もの学生らが通う。
※メトロポリタン二重惑星系の起源はソクラテス彗星起源を参照のこと。
二重惑星系をメトロポリタン系天使族の本星ということが一般的。
カイバー恒星系第十二惑星ブルゴーニュ(Bourgogne)
ブルゴーニュ星人の本星。人類母惑星の3倍もの質量を有し、巨大地球型惑星に該当する。
内部の核(コア)からは膨大な熱量が発せられており、通常惑星の3倍以上の熱量によって地上は温暖に保たれている。5:5の割合で陸海が占めており、ネープスルとは逆に陸上生物が進化を遂げた。ブルゴーニュ星人は人類種に酷似しているが、視力、聴力、嗅覚で優れ、味覚、触覚は非常に繊細である。それゆえガサツであることを悉く嫌い、礼節を重んじる。
ブルゴーニュ最高峰ブルグントの麓に広がる盆地には主都ブルグントがある。
ブルグントは古代に栄えたブルゴーニュ統一王朝の都ある為、文化遺産が多く存在する。
都市全体を城郭で囲い、中央部には壮麗な天守閣を持つ白銀の城が聳える。
ブルグント郊外の丘陵地帯には、ニモーディア富裕層の持つ別荘が立ち並んでおり、このブルゴーニュの壮美な風景を満喫することが、彼らのステータスともなっている。
カイバー恒星系短周期彗星ジネット(Comet of Ginette)
恒星カイバーと恒星系外縁のオスカー宙域の間に楕円形周回軌道をする短周期彗星である。
コンジェントの半分、すなわち人類母惑星の4分の1の質量を持つ巨大彗星であり、恒星の強力な熱線にも融解分解されることはない。
メトロポリタン系天使族はこの彗星の地下資源に着目。有用なコアストーン採掘の為に開拓使を派遣。開発都市の建設を開始した。現在では数十のドーム型開発都市が存在し、数千万人が居住している。
開発都市ネザランズを中心に、チューブ型の高速道路ネットワークによって全開発都市は連結しており、宇宙港ネザランズには資源運搬船や移民船などが多数寄港する。
数億年前に起源を持ち、オスカー宙域の小惑星帯で発生したが、当時はもっと巨大な小惑星の様相を呈していた。だが、およそ1億年前ほどに惑星プロシャに衝突し分裂。片割れはプロシャの引力圏に囚われ、環を形成(プロシャ、有環惑星となる)し、もう一つの片割れは引力圏を離脱し、原始ジネット彗星となったという研究が発表されている。
この際、衝撃により惑星プロシャは公転軌道を逸れ、惑星コンジェントを巻き込んで二重惑星系を成したとも言われている。
星間帝国の中で現在最も新しい領民政府が設置された。
帝國貴族
グスターヴと総称し、貴族は己をグスターヴの民として星間帝国に於ける高貴なる格付けを得ている。原則として、有人惑星(またはそれに准ずる天体)を領地として持ち、世襲でそれを統治する者で、領主とほぼ同義である。爵位は上位より大公爵・公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵がある。爵位は領地の状態に由来しており(詳細は後述)それゆえ地球上に存在した爵位のように貴族の階級別栄誉称号ではない。地球上の爵位は元は職名に由来しており、その職が有名無実化する事によって栄誉称号化したものが多いが、星間帝国の貴族社会はそのような変遷をまだ経験していないためである(後述する通り軍隊は兵器体系の変遷があり、職名が階級化している)。ただし領地と爵位が密接に関わっている点に関してはヨーロッパの爵位と類似はしている(それゆえヨーロッパでは複数の領地を持つ貴族が複数の爵位を持つ場合もあるが、星間帝国においては複数の領地を持つがゆえに複数の爵位を持つのは皇帝のみである)。
世襲の貴族の場合、各爵位の叙爵基準は以下の通り。
大公爵
公爵
ラヴァール・ルネー=グスターヴ・イグネーシアス=アンヴェール公爵・プリュス
ラヴァール・ルネー=プロシア公爵・バヴィエール
ラヴァール・ルネー=コンジェント公爵・プラッシャ
ラヴァール・ルネー=ジネット公爵・テリーザ
ラヴァール・ルネー=ブルゴーニュ公爵・ヴィレミア
ラヴァール・ルネー=ネープスル公爵・シャルルロア
侯爵
伯爵
子爵
男爵
アント・ルク=イリンズ男爵・ウェルペ
ダニューブコート社(Danube Cort:DC)
就業労働者数3700万人を越える星団最大の製造業を担う巨大企業。
星団帝國各業界企業からの共同出資による設立がなされ、ウェルペ男爵の敏腕な主砲による経営により瞬く間に急成長し、中小軍需企業など数百社以上を敵対的買収を行なった。惑星コンジェント軌道上に建設した星団最大の工場群(軌道工場)「ダニューブコート」は、ダニューブコート社の大繁栄を象徴するである。尚、本社は帝都アンヴェールの星間帝國繁栄の象徴であるインペリアル・ガリスに入居し、最高経営責任者たるウェルペ男爵も大邸宅をインペリアル・ガリスに持つ。
軍需部門
高機動戦闘ユニット(機動兵器など)の開発を推進しており、空母のような艦艇は扱っていない。ただし、艦艇修理は行なっている。
商品部門
星団最大の製造業ともあり、かつてインセクト・ネストから輸入したクリスタルを自給し、加工し商品として輸出して収益が成り立っている。
重工業、軽工業両端に特化しているわけであるが、突出するのは航宙船の大量生産である。交易に不可欠であるこの航宙船の生産数は圧倒的であり盛大のシェアを獲得している。このわけは、軍用で早期に採用された高機動戦闘ユニットの技術が活用されているのが大きな理由である。高性能かつお手ごろな価格で購入できるとあって、人気は高い。
鉱業部門
ダニューブコートと連動する鉱業部門は重要な役割を担っており、コンジェント炭坑やブルゴーニュ地熱エネルギー開発、イリン希少資源開発、ジネット地下資源資源開発など多岐にわたる。
その他企業
あらゆる企業がダニューブコートに対する共同出資を行なっている関係で、同社との関係は蜜月そのもの。
コスミック・ジェネレーター
星間帝國の発電機開発の最大手。
ブルゴーニュ地熱エネルギー開発やコンジェント炭坑に於いてダニューブコート社と共同提携している。
シティー・エンタープライズ
星間帝國の建設業最大手。
軌道工場ダニューブコートの建設の権利を独占的に取得しており、星間帝國内の同業他社は殆ど淘汰されるか同社に買収された。
コルト・ジェネラル
民間シャトル開発最大手。
マスドライバー設計建設も手がけている。
アンヴェール重工
石油精製、化学工業の最大手。
ネープスルに於いてダニューブコートとの共同の海底油田開発を行なっている。
ヴァータ・ディルコート社
マジェスティから最高水準の医療ノウハウを持つクッテレ種の医療関係者を雇い、高度な医療技術を開発する。
製薬、バイオ技術など多岐にわたる分野で活躍。
種族
星間帝國内には多数の種族が混在しているが、中でも主要種族に入っている三つの種族を詳細に紹介する。
メトロポリタン系天使族
別名、鳥類ヒューマノイドとも呼ばれており、文字通り、人類と姿は酷似している。
実態は、人類史に於ける大災厄ラグナレク以前に、人類統一政府の研究機関関係者らが、遺伝子工学の生体実験として発案された作り物。恒星間航行が技術的に困難であったのを克服する当時の人知の結晶たる最先端技術を搭載した遺伝子搬船と共に射出されたメッセンジャーである。
ネープスル星人
別名、両生類ヒューマノイドとも呼ばれている。
進化の過程はあまり知られておらず、生物学の観点で研究解明が急務となっている。
ブルゴーニュ星人
最も人に類する種族であり、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)全てに於いて人類に優越する。また第六感の存在も明らかにされ、亜空間透視能力を持つ。このことから、武官として最適な人材を育む要因となっている。
ブルゴーニュの娘は、天使に匹敵する美しさと評され、また慣習を重視する仕来りを持ち、王朝時代から黒い長髪を「貴し」と考え、好む。
この典型的なブルゴーニュの娘を娶ることはブルゴーニュの男として純然たる願いである。
最終更新:2008年01月20日 12:16