九八式軽戦車(きゅうはちしきけいせんしゃ)は九五式軽戦車の後継車両である

九五式軽戦車の後継として昭和13年(1938)から設計が開発されたが、試作車の完成は昭和14年(1939)にずれ込んだ。

全高が低く抑えられ、重量も軽減されて速度も向上し、重量が減ったにもかかわらず最大装甲厚も12mmから16mmへと強化されている。 被弾経始にも考慮され、九七式中戦車?のように砲塔や車体上部が斜めの装甲板に囲まれている。 機銃は車体前面ではなく、砲塔に主砲同軸に配置され、敵の歩兵への即応性が大幅に向上した。 主砲の37mm砲が改良され、多少攻撃力も改善されている

九八式軽戦車は九五式軽戦車より多くの面で改良され、優れたものだったが、決定的な性能差にはつながらないことを理由に、大日本帝国陸軍は既に生産が軌道に乗っていた九五式軽戦車の生産を優先させたので、九八式軽戦車の生産数は113両にとどまってしまっている。

本車の改良型に二式軽戦車 ケトがある。


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最終更新:2006年08月21日 00:04